トイレの前の花子さん
私の名前は、花子。七不思議株式会社に務める会社員。今はお昼休みで、営業部の人体模型ちゃんとランチをしている所。
花子(最近仕事の調子どお?上手くやってる?)
人体模型(んー、いまいちかなぁ最近誰も触れてくれ無くなったし、今はこっくりさんに営業成績取られちゃってる。)
そんな話をしていると、お昼休みが終わった。花子さんは職場に戻る準備をしていると……
花子(イタタタタっお腹が痛い。お昼食べた目玉ゼリーでお腹に障ったのかしら。は、早くトイレに戻らないと……)
花子さんは、急いで自分の職場の「3個目のトイレ」に戻りました。
トイレのドアを開けると、3番目のトイレに鍵がかかってました。
花子(あれ?この時間に誰か入ってる?もうすぐ丑三つ時回るのに、誰ですかー!早く出てきなさーい!)
「ドンッドンッドンッ」
花子さんは、自分のデスク「トイレ」に早く戻りたくてドアをノックしながら喋りかけていました。だけど返事は無く、微かなうめき声が聞こえるだけ。
でも、お腹の限界な花子さんは、待っていられません。更にドアをノックし怒鳴るようにトイレの中に喋りかけていました。
15分経った位で、ドアがバンッと開き、中にいた人はトイレを飛び出て行きました。トイレの前にいた花子さんは、ドアを急にあけられ、顔を強打。
花子(いだぁ!何すんのよ!あ、イタタタタタタっお腹が、早く戻らないと……)
やっと、返ってきた自分のデスク(トイレ)に戻ると花子さんは……
(くっさぁ!!!!!アイツトイレ流して無いじゃない!げっ!!!トイレットペーパーも全部使われてる!アイツ絶対呪ってやるわ!戻って来なさぁーい!あ、だ、、、め、臭すぎる……)
花子さんのデスクは、想像を絶する悪臭が充満しており、トイレを職場とする花子さんでも体験したことの無い匂いでした。
花子さんは、激臭に囲まれた個室のトビラを締め切って入ってしまい、そのまま中で気絶してしまいました。
花子(うぅぅぅ助けて……臭い……くさいよぉ……)
それから、丑三つ時になるとそのトイレから女性の助けてと言う声が聞こえるようになったそうだ。
[完]