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もう少しだけ待って。

作者: さい




いやー。やっぱり私達は本当に似た者同士だよね。君と私。似ている所はたくさんあるけど一番大きな共通点は『変態』かな?別に羞恥プレイに興味があるわけじゃないけど。君を焦らすのは何よりも好きだけどね。マニアックかつマイペースでどこかうっかりしてる君をグイグイ引っ張るのはいつも私で。なんだかんだで変わり者の似た者同士で上手くいってた気がする。



実はかなり寂しがり屋だし。見た目に似合わず縛るのとか縛られるの好きだし。ま。それに付き合っちゃう彼女も彼女か。



そんな君に今日もやけにノリノリで手錠なんか付けられちゃったよ。こういう縛りには慣れてるけどさ。いっそ他の人に気付かれちゃったら良いのにな。そんな事を考えちゃう彼女も彼女。ですよね。わかります。



でも誰も気付かない。気付かれない。君が。自分がもうこの世にいない事に気付いていないように。見えない手錠に気が付く人間なんていない。見せびらかしてやりたいのにさ。ま。二人だけの秘密でも私は全然構わないけど。羞恥プレイに興味があるわけじゃないからね。



マニアックかつマイペースでどこかうっかりしてる君。縛るのも縛られるのも大好きな地縛霊とか本当に君らしいよ。やっぱり君の事は私がグイグイ引っ張ってあげないとダメだね。



かなり寂しがり屋の君。そして似た者同士の私もやっぱり寂しがり屋なんだよね。そんな私は君を焦らすのが何よりも好きだからさ。



私があの世(そっち)に行くまで。もう少しだけ待っててね。





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― 新着の感想 ―
[一言] あれ? 私さいさんの作品はもう全部読んだつもりだったのですが、全年齢はまだだったのでしょうか、未読品を見つけて喜んで読んで、切なさに悶えております。 彼女の焦らしプレイはいつまでもつのでし…
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