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びにこん。と露出妹と浅深のコラボ

作者: 五円玉

自身の過去作と新作の作品のコラボ短編です。

とある世界線にある、とある世界。


ここは聖アレクサンドラ・タナハシ帝国。


絶対王政真っただ中、現在二代目女皇帝のナナ・タナハシが国のトップに立つ社会主義の国である。







「ナナ様! ナナ様!!」


とある日の朝。


聖アレクサンドラ・タナハシ帝国の中央にそびえたつ、大きなお城。


この国の本城である、タナハシ城である。


「ナナ様! 大変でございます!!!」


「むにゃむにゃ・・・こんな朝っぱらから何事・・・?」


城の中にある、皇帝の部屋。


そこへ顔色を変え、息を荒げながら突入してきた、1人の兵士。


「大変ですナナ様! 隣国のモモイロ帝国が宣戦布告を・・・って、うおっ!?」


「どうした? ん? 宣戦布告?」


「ちょ、陛下!? なんで服着てないの!?」


皇帝の部屋の中央にある天蓋付きベッド。


その上にちょこんと座る、全裸のナナ女皇帝。


報告に来た兵士、超びっくり。


「陛下!? ちょ、まっ!」


「ん、服? ナニソレオイシイノ?(すっとぼけ)」


「はしたないですよ陛下!!」


「いいじゃん裸。解放感のその上を味わいたい」


「何言ってんの!?」


目の前の事に顔を真っ赤にして慌てふためく兵士。


そんな兵士を気にもせず、全裸故にゆれゆれの胸を張ってドーンと構えるナナ女皇帝。


「で、何? 宣戦布きょくぅっ・・・噛んだ・・・」


「あ、はい! 隣国のモモイロ帝国から、宣戦布告の一報が!!」


兵士、ナナ女皇帝の裸を見ないよう手で顔を隠すも、指の隙間はオープン戦待ったなし。


「モモイロ帝国・・・って、確か先日王妃と王妃が結婚したって言う、あの?」


「はい! 王妃と王妃が結婚した、あの国です!!」


「はぁ・・・また何でそんな国がウチに宣戦布きょくぅっ・・・むっ・・・」


「陛下、布告って言えないんですね・・・」


兵士に指摘され、不機嫌そうにほっぺを膨らませるナナ女皇帝。


「陛下もまだまだ子供ですな」


兵士、ほっこり。


「う、うるさい!! こっちはもう大人だし!!」


そしてガっと立ち上がるナナ女皇帝。で、仁王立ち。


「ちょ、へ、陛下!!?」


「どうだこの体!! あれだろ、大人っぽいだろ? ムラムラするだろ?」


「何一国の主がそんなことっ!?」


「もうちょっとすればおっぱいももっと大きくなるし、下だって・・・」


「陛下だめ! これ本編と違ってR15タグ付けないヤツだから、他作品とのコラボのヤツだから! ダメ!!」








数時間後。


「この旅商人達がモモイロ帝国での商売中に、宣戦布告の情報を聞いたみたいでして・・・」


タナハシ城中央、謁見の間。


この部屋にナナ女皇帝(服は皇帝の正装だけど下はノーブラノーパン)と20人近くの近衛兵、ナナ女皇帝の親族に当たるソラヤ参謀、


そしてこのタナハシ帝国へ商売しにやって来た、2人の旅商人が集まっていた。


「ほう・・・そなたらは旅商人か。名は何と?」


謁見の間中央の玉座に足を組み座るナナ女皇帝。


その目前で膝を床につき、頭を下げる2人の旅商人。


「ははっ。私は旅商団『ピョンヤン商団』の団長、タイシ・ピョンヤンと申します」


「あ、私は東久留米さんです。あれです、副団長です」


「ちょ、お前皇帝の前だぞ! あ、コイツはアサヒ・ヒガシクルメ。ウチの商団の1員です」


旅商人2人は頭を上げる。


「・・・で、そなたらは何故その情報をウチに・・・んっ・・・」


何故か少し顔が紅潮してる女皇帝の問に、旅商人は恐る恐ると言った表情で答える。


「ははっ、私達ピョンヤン商団は日頃からこの聖アレクサンドラ・タナハシ帝国に大変商業面で工面して頂いており、また税の緩和、流通面、貿易面で大変お世話に・・・」


「先輩・・・なんでいつもそんな堅い話しかできないんですか?」


「・・・は? へ? ちょ、は?」


旅商人の片方が突然立ち上がる。


「もっとはっきり言いましょう先輩」


「待って! 今皇帝の前! 何言ってんのヒガシクルメさん!?」


突然のその行動に驚き、茫然となる近衛兵。


そして、旅商人の片方はナナ女皇帝の真正面へ。


「ぶ、無礼ぞ!」


近衛兵の1人がそう叫んだが、旅商人は知らん顔。


そして、


「どうも皇帝さん。どうしたんですか? お顔が赤いですよ?」


「むむっ、おぬし、この私を誰と心得てそのような無礼な・・・んっ・・・」


謁見の間の真ん中で、


ナナ女皇帝とヒガシクルメ旅商人は睨みあった。


「皇帝さん、何か甘い吐息が漏れてますよ?」


「んっ・・・こ、これは・・・私の下がこの皇帝の正装服の金具に当たって感じているだけだ!」


一瞬の静寂・・・


さっきから黙って話を聞いていたソラヤ参謀は「あちゃー」と小声でつぶやき、


ピョンヤン商団長は「ヒガシクルメさぁーん・・・」と小声でツッコミ。


「・・・そうですか、では本題にはいりますね」


ヒガシクルメ旅商人はまさかのスルー。


「ツッコまないのか!!」


近衛兵の誰かがそこにツッコんだ。










「つまりは、この情報提供の見返りに関税撤廃を求めると?」


「いえす皇帝! ないす読解力!」


「おおぅ・・・おぬし、皇帝の前だというのに一切動じな・・・んっ・・・くぅっ・・・」


「もういっその事自分で触って昇天しちゃえばいいんじゃないですか皇帝さん?」


謁見の間で行われている、一国の皇帝と1旅商人との同等な位置でのえげつない会話。


「イきながらでいいので聞いて欲しいのですが、正直ウチみたいなちっぽけ旅商団は食ってくだけのお金を稼ぐだけで精いっぱいなんです」


「うむ・・・確かっに・・・くぅっ・・・最近は・・・税がっ・・・」


「まぁぶっちゃけモモイロ帝国と戦争がおっぱじまればモノの需要が高まって商人は儲かるんですけどね」


「う・・・ん・・・あっ」


場の空気はかつてないほどに凍り付いていた。


皇帝相手に堂々と意見を発する1旅商人と、


絶賛発情中の皇帝。


「まずい・・・ヒガシクルメさん・・・これ、もう俺打ち首確定だよ・・・」


「あのバカいもうt・・・じゃなくて陛下・・・こんなんじゃ国民に示しが・・・」


お互いのパートナーは頭を抱え悶絶中。


「でも戦争なんて一時の事、だったら逆にどっちかの国について恩を売って商売しやすい環境を作った方が、後々的にもよろしいかなぁーって」


「はぁ・・・はぁ・・・だめっ・・・も・・・うっ」


「だからですね、皇帝さん」


「い、イっ・・・っ・・・!!!!」


「関税撤廃! れっつナナノミクスです!!」


「っ!!!!!(声にならない叫び)」








そのころ、モモイロ帝国内のとあるお城。


「菖蒲ちゃん王妃! 結局どうするの? せんそう?」


モモイロ帝国王妃、フヨウ・フカガワはお城のバルコニーで優雅に紅茶をすすっていた。


「うーん・・・どうするふーちゃん王妃? やる?」


そしてもう1人、モモイロ帝国王妃のアヤメ・アサカはその手に携帯ゲーム機を持ち、フヨウに訪ね返した。


「・・・うん、暇だし、やろうかせんそう!」


「うん、わかった」


そして2人は携帯ゲーム機を持ち、


「軽戦車と戦闘ヘリの量産で、アヤメ国をやっつける!」


「歩兵とバズーカ兵で都市の占領、資金確保後新型戦車の生産を・・・」


戦争(疑似)を始めたのだった。


「菖蒲ちゃん王妃、強いね。もう負けちゃいそう・・・」


「ふーちゃん王妃、負けた時の罰ゲーム、忘れないでね!」


「うん・・・キス、だもんね・・・///」












「見事に引っかかりましたね、あの発情皇帝!!」


「お前・・・この嘘がバレたら俺ら、国外追放どころじゃねぇんだぞ?」


旅商人の2人は、お互い苦笑しながら城からの帰路を歩く。


「でもこれでこの国は戦争に備えるために軍事で忙しくなるんですよ先輩」


「だな。しかし、モモイロ帝国は戦争なんて全く考えてない」


「そして互いの国が困惑し、少しでも混乱、隙を見せたところで」


「俺たち、ビニコン帝国がこの2国に同時襲撃、そして乗っ取る!!」


すべてはこのために。


商人に扮したビニコン帝国のスパイ2人は、満足げな表情で母国へと帰って行った。













「・・・っていう夢を見たんです先輩。どうでした?」


「まさかの東久留米さんの夢オチかよっ!!?」






びにこん。


コンビニのアルバイト店員の平壌くんと後輩の東久留米さんが社会の荒波に対抗していそうで地味にしていないぶっ飛びコンビニギャグ。




妹露出シリーズ


露出癖のある高校性、棚橋奈菜とそんな妹の更生に努める大学生の兄、棚橋空也が繰り広げる、官能ギリギリの下ネタオンパレードコメディー!




浅いパレット、深いキャンパス


女子高に通う機械いじりの大好きな女子高生の菖蒲と、おっとりマイペースな女子高生の芙蓉の2人が送る、甘い青春ガールズコメディー!




すべて著・五円玉。なろうに掲載&連載中(現在連載中なのは浅深のみ)


暇でしたら是非!

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