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ナイトメア・シェルフ  作者: 茜ひいろ
遭遇……しちまった…………。
6/22

第6話

「なっー……………?!」

少女と、目を合わせてしまった。

その瞬間。

今まで、というか俺の夢の中でも、ずっと無表情であった少女の表情が、驚きの顔になった。

「☆¥%〒=○♪△◇♡♤?」

「は?」

えー……。今のは、俺にはそう聞こえただけだ。うん。多分、あの言語は

「English!!」

「そうそう!………って、え?」

「I speak “English”!!Can you speak English?」

少女は、かなりゆっくり言ってくれた。そのおかげで、聞きとることができた。

えーと………。確かこの意味は、

I (私は)speak (英語を)“English”(話します)!!Can you (あなたは)speak(英語を) English(話せますか)?」

だ。まあ基本的な英語だな。中学レベルの。

でももちろん、俺の答えは……。


No,I can't(いいえ、できません)!」


そう答えると、少女は呆れ顔で俺を見つめた。

いや、でも、マジでできないんだって。英語以外の教科はまあまあできるけど、英語だけは、Englishだけは無理。

少女はまたも英語でブツブツ呟くと、俺に向き直った。

I (私は)can't (日本語を)speak(話せ) Japanese(ません。).」

なんか罪悪感が………。

But (でも)I can (日本語)write ()Japanese(書けます。).Please (鉛筆)me ()pencil()&()paper(下さい)!!」

ほう。じゃあ、俺から、なんでここにいるのかも聞けるわけだ。書けるなら、読めるはず。

俺はベッドから降りて、卓上にあったシャーペンとなんかそこらへんにあったメモ帳をぶっきらぼうに渡した。

すると、少女はスラスラと書いていった。

紙には、歪な日本語で


『あなたはユメの中でころされたはず』


と書いてあった。どうやら画数が多く、難しい漢字は書けないらしい。

まあ本当のことなので、俺は素直に頷いて見せた。

それを確認するなり、少女はまた書き始めた。


『今、生きているの?』


また頷いて答える。見ればわかると思うんだけどなぁ………。


『何かイヘンがあった?』


異変ー………………。頭痛…だろうか。

また、頷いた。

少女はシャーペンを置くと、突然、俺の手を握ってきた。

「?!」

「テレポート!」

「わっ?!」

眩しい光が俺と少女を包んだ。

最後のテレポートが英語じゃないところはおおめに見て下さいm(_ _)m

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