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ナイトメア・シェルフ  作者: 茜ひいろ
遭遇……しちまった…………。
4/22

第4話

少々グサっといきますが、そこまでグロくはしていないつもりです。

本当に少しでも、そのようなシーンがニガテな方は、次の話へ移動することをオススメします。

「おとなしく氏になさい!」

「え?」

思わず声が漏れてしまった。

すると。


ズドォォォン……


さっきまで俺を襲おうとしていた怪物が、俺の目の前で倒れた。


「?!」


その怪物の代わりでもあるかのように俺の前に現れたのは、一人の少女だった。

身長から想定すると、歳は恐らく小4ぐらいだろう。

少女の身なりはまるで、どこかの貴族のお嬢様であるかのようだった。

「…………………。」

無言で俺を見るなり、少女はどこからともなく一冊の本を取り出した。

少女は本のページを開くと、なにやらボソボソと呟いた。よくは聞こえない。


すると。


奴の、怪物の上に、いきなり五芒星が現れた。

「!!」

ゴクリと唾を飲んだ。


「シェルフ・イン」


彼女がそう言うと、五芒星がゆっくりと落ちていき、怪物に触れた。

触れた部分がどんどん消えていく。

漫画とかアニメでよく見る、“封印”ってやつか。いわゆる。

でもよかった。なんか殺されなくて済んだ。……………夢だけどな。

とりあえず、目の前の少女に礼を言っておくか。

「あの…………なんか………。ありがとな。まあ夢の中で礼を言ってもアレだけども、ありがとう。助けてくれ………」


その時だ。


俺が言葉を言いきらないうちに。

俺の身体を、何かが貫いた。

「え………?」


まさかと思った。


でもそれは、さっきまで見ていた怪物の…奴の腕にそっくりでー……………。




息が詰まる。


そして、何回も自分に言い聞かせた。



夢。

これは、あくまで夢ー………………。

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