第2話
えー………夜になりました。
はしょったな作者。まあ昼間に語ることなんて一つもないけどな。
一応言っとくといつも通り。
授業受けて弁当食べて、駄弁ってまた授業受けて、部活には行かないで、家に帰りましたとさ。
な?特に変わんないだろ。まあただ一つ、変わったことがあるとすれば。
「眠れねぇ……………。」
ってことだろうか。
あいつが、アリアが迎えに来ると思うとなんか眠れない。呑気に寝てたら
「何寝てるんだこのポンコツが。仕事はどうしたアァン?やる気ねーのか。」
的なことを英語で言われそうだ。いや、こんなに口調悪くはないと思うけども。
「うう~…………。」
とりあえずベッドの中でごろごろしてみる。
やっぱ気持ちいいな、布団って。なんもしてなくてもごろごろしてればフツーに寝れるもんな。ほら見ろ。俺もそろそろ
「ふぁぁ……」
眠く……なって…………き……………………。
「Wake up!!!」
静かな夜
いろいろわけあって精神年齢20歳の少女に
布団を剥がされた高校2年生。
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またまたテレポート的なのを使って、ターゲットの部屋にご到着。
今回襲われるらしいのは、とある所に在住の中学生。見た目から判断すると、おそらく中2ぐらいだろう。
ターゲットは宮本さんがナントカっていうマシーンを使って探し出してくれたらしい。
カリカリカリ……
アリアが鉛筆を走らせる。今日は鉛筆とメモ帳持参だ。
『今から人るわよ』
“入”るって言いたかったんだな、きっと。
カリカリカリカリ………
『私の手をつかんでいて。ぜったいにはなしちゃだめ。』
は……はぁ。
カリカリカリカリカリカリ………
『ゆめの中には生きたまま人ることになるわ。そこでころされたら本当にしぬ。』
マジか。
カリカリカリカリ………
『もしあんたがしんだとしても私は助けないから。』
ひでーなオイ。
「………………。」
アリアが俺を見てきた。おそらく「行くよ」の合図だ。
「Open!」
その少年の真上に不思議な模様が浮かぶ。そんなのも知らずに、少年はスヤスヤと寝息をたてて寝ている。
俺の時もこんな感じだったのかー……。
「のぁっ!?」
いきなり腕を引っ張られた。思わず声が出てしまった。でも大丈夫だった。少年は起きていない。
「ふぃー……………。」
キッと睨んできたアリアが、ちょっと怖かった。
かなりの身長差がある中、アリアに腕を掴まれて、俺達は少年の真上に浮かんだ模様へと飛び込んでいった。
次はようやっと戦闘シーンです→