君の声
君の声が聞こえた気がした
振り返っても誰もいなかった
いつも君の後ろ姿を見ていたけど
今はそれさえ見れない
何気ない会話も
ふざけ合う事も
全て無くしてしまった
君の笑顔が好きで
ただ傍にいたくて
それ以上なんて望んでなかった
でも、それさえダメだったのかな…?
空が紅く染まった夕方
私の時はあの頃から止まったまま
お願い、帰ってきて
ねえ、また笑ってよ
私の名前を呼んで
私の時を進めて
世界は色を失ったまま
友達の慰めも
家族の労りも
何もかもが無意味なんだ
君じゃなきゃ無理なんだ
他なんて無い
泣いてどうにかなる事じゃない
笑って誤魔化したく無い
大切だから
この傷が癒える事も
君の代わりが現れる事も
―――――――一生無い―――――――
「――――――優那」
名前を呼ばれた気がした
けど、振り向いても誰もいなかった
空が紅く染まった夕方
君と歩いた坂道で
君の声が聞こえた気がした
「……青真君」
どこにいるの?
初めて詩を投稿しました。
この詩は具体的な内容を書かず読者様の想像に任せようと思ったのですが、皆様はどのような結末を思い浮かべましたか?
もしよければ教えてください♪正解者は発表…何て事はおそらくありませんが、お願いします。