9日目:昨日の稀有
題名を読もうとしてください!!
『昨日の今日』に聞こえますよね!?
朝が終われば昼が来る。
そして昼が来れば夜が来る。
そういう世界なのだ。
戦線開始アナウンスが流れて戦争が始まった。
「今日からは厳しい戦争になる。絶対に死人が出るだろう」
木戸はそう言って、
「ま、気楽にいこうよ」
と続けた。
無花果と羽賀と橋田は未だ「アイツ」を調べている。
パソコン以外の方向性からも調べを進めているらしい。今日には色々情報が纏まりそうだ。
ともすれば、本日の戦いは俺と神道で何とかするしかないということなのだろう。
そこまで考えた瞬間だった。
教室の入り口が爆発した。
「な、何だ!?」
ていうか、教壇に立っていた木戸と神道が吹っ飛ばされた。
「くっそが!」
「何が起きた!?」
2人とも生きていたようだ。
それにしても――。
「あっちゃ・・・・・・。そうか。コイツ、弾丸入れてなかったら空砲になるのか。近未来的な武器だなぁ、おい」
爆発した入り口を見る。
1人の男が立っていた。
「コイツ・・・・・・は」
はっきり言ってよく分からないものを担いでいた。
バズーカ・・・・・・ではないけれど、それに近い何か。水鉄砲のタンクのようなものが接続されている。ああ、そうだ。それだ。
巨大な水鉄砲を担いでいるというイメージだ。
「じゃ、もう一発やってみるか」
男はタンクの中に彼の水筒に入っていた液体を入れ始める。
透明な液体だ。
水――いや、アレは違う!
「行くぜ!」
水鉄砲を担いだ。
そして引き金に指を掛ける。
「逃げろ!ガソリンだ!」
「遅い!」
その水鉄砲の銃口から――。
煙が出ていた。
俺の真横が全て炎に包まれる。
そして気が付けば消火されていた。
俺の真横には死体がいくつか転がっていた。
一瞬で。
一瞬で俺達の仲間が消え去った。
「てめぇ!!」
「気にするな。すぐ楽になる」
男は尚もそういい続ける。
「これが物語だったら、さっさと終わらせるために一瞬で殺していると思われるぜ・・・・・・」
冗談を交えて、神道が怒る。
「コイツは一筋縄ではいかないかもな・・・・・・」
俺もそう言ってナイフを構えた。
現在総戦力
生徒:22人 教師:9人
あの、別にさっさと終わらせるために一瞬で仲間を殺そうと思っているわけではありません。
当初からこの流れは考えられていました。
本当ですから。