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7日目:Kill time

 暇つぶし。

 

 今回は番外編という理解でかまいません。

「貴様が余計な事を言うから・・・・・・」

 校長室に入ってから、神道が言う。

「じゃあ、あっちに居ればよかっただろ?」

「そうだぜ。如月の所為にしてんじゃねーよ!」

「貴様らを放っておけば何をしでかすかわからん。それに、俺達は待機部隊改め、はぐれ者だ。元は待機部隊なのだから、俺がここにいるのは当然だ」

 神道の理論はよくわからん。

「これからどうするよ。後、10分くらいで戦線終了だぜ」

 羽賀の発言に

「黄色」

 と、橋田が呟いた。

「・・・・・・は?」

「黄色」

 橋田はもう一度言う。


「・・・・・・バナナ」

 僕。

「猿」

 無花果が答えた。

「・・・・・・羽賀」

「神道!?」

 羽賀が神道に詰め寄る。

「何?神道は俺のことを猿だと思ってんの?」

「連想ゲームだろう!?猿を思い浮かべたら、羽賀が出てきただけだ!」

「よーし、じゃあ、神道からスタートだ。神道!」

 神道ねぇ・・・・・・。

「・・・・・・王」

 僕。

「チェス」

 無花果。

「心理戦」

 橋田。

「ポーカー」

 羽賀。

「ロイヤルストレートフラッシュ」

「神道ぃ!!」

 羽賀が叫んだ。

「な、何だ?今のはいいだろう?」

「それ、どうつなげるんだよ!」

「知るか、貴様らの脳で考えろ!!」

 連想ゲーム 失敗。


「赤いものと言えば。せーの!」


「血」

「血」

「火」

「火」

「ポスト」

 ・・・・・・。

「無花果!如月!平和な考え方が出来ないのか!?」

「貴方と橋田さんだって『火』って」

「というか、神道が『ポスト』で1番普通だったな」

「次!朝することといえば!せーの!」


「洗顔」

「朝食」

「修行」

「二度寝」

「メンテナンス」

 ・・・・・・。


「無花果、如月!いきなり普通になるな!」

「貴方が平和な考え方って言ったんじゃない」

「てか、羽賀と橋田。『修行』とか『メンテナンス』って何だよ」

「いや、やるだろ」

「しますよね!」

 古今東西一斉バージョン 失敗


【12時になりました。戦線終了です。これ以上の攻撃は、こちらへの敵対と看做します】

 

「あ、終わった」

 僕は呟いた。

「そういえばこの校長室で面白い情報を手に入れたから、明日、戦線時にココで会おう」

 神道がそう言った。

「神道君?何をいっているの?」

「は?」

「私達ははぐれ者。今日からここが私達のすごす部屋よ」

「あ」


 そうだった。


 これからはココで寝るのだ。


 不謹慎ながら、修学旅行気分になった。

 ちなみに、ソファーに女子2人、校長のリクライニングの椅子に神道君。

 僕は床に寝たのだが、羽賀は天井に吊り下がるように眠った。


 7日目:End

 です。

 8日目からが問題ですな。

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