7日目:Five
今回は短め
は。
「どういうことだ?」
神道が言った。
「お前らがアイツを殺すなんていうから!こんな風に死んでいってしまうんだ!お前らが言わなかったら、先生殺してそれで終わったんだ!」
「で・・・・・・でも」
木戸がそう言って止めようとする。
「そうだよ!」
女子の1人が乗じる。
「私達がこれ以上危険になるのは嫌だ!私達は平和がいいんだよ!」
「そうだぜ!俺達は死にたくねーんだよ!」
「そうだそうだ!」
声が響く。
流れる。
消える。
うせる。
見えるけど、見えない。
幻覚。
そう、幻想。
見えても意味の無い。
世界。
そう、これが。
これが僕らの立ち位置なんだ。
「やるなら勝手にやれよ!」
「いただき」
僕は誰かのセリフにそう言った。
「よっしゃ。いいぜ。俺やるよ」
羽賀がそう言った。
「私もそうします」
橋田が言った。
「木戸、後は好きにしろ」
神道が続けて、木戸の肩を叩く。
「私も好きにさせてもらいましょうか」
無花果はそう言ってから立ち上がった。
僕も立って、黒板を叩く。
「ってわけだ。いいか?」
【どーぞ、お好きに。先生方への武器の改良をやめればいいんだよね?】
「気が利くねー」
と、会話を終了させた。
「ま、まさか・・・・・・」
木戸が言う。
「まさか、待機部隊全員が戦争放棄か!?」
「待機部隊?僕らはもうそれじゃないよ。君らとは違うんだから」
僕は振り向きながら、教室を出た。
「僕らははぐれ者だ」
多分、次回も短め