1日目:終了
廊下では○○さんと、□□の教科を担当している××先生がドンパチやっていた。
さて、○○と□□と××に当てはまるものを答えよ。ただし、同じ記号に同じ文字が入るとは限らない。
デケデケデケデケデケデーン!
正解発表ー。
僕が訊きたい。誰だ、アイツら。
だが、状況は本格的に整理するとこういうことだ。うちのクラスの生徒が先生と戦っている。生徒と先生は1人ずつ。両方とも銃を所持している。
「あっちゃー。ドンパチ始まっちゃってんねぇ、こりゃ」
緊張感のない声色で羽賀が言った。
「でも・・・本当にやれんのかねぇ、アイツらに」
羽賀が僕を見ながら言った。コイツにはお見通しか。
ともかく。
銃撃戦が始まった。
「おい、お前らも手伝えよ!」
僕達の事だろうか?いや~、僕は現在の状況を見続けたいね。
「俺達がやるより、貴様がとっとと殺したほうが早いだろう。さっさとしろ」
神道が蔑むように言った。
「はぁ?・・・くっそが!」
ソイツはダッシュで、近づいた。
「彼は、陸上部の短距離専門且つ動体視力を野球部に一目置かれていますね」
何故か敬語で橋田が言った。なるほど、ということは。と思ったときには、僕の考えたシチュエーションになった。スローモーションでお楽しみください。
彼は、先生に向かって跳び込んだ。しかし、先生も黙って攻撃を受けるはずがない。その状態から先生は彼に向かって銃を発砲した。だが、彼はその状態から身体を反らして弾丸を避けた。そして、その先生を押し倒した。ちなみに性別は男。
「やりぃ」
言いながら、銃を弾いた。ほぼ同時に他の皆も集まってくる。
「さ~て・・・」
彼は、先生の顎に銃口を突き付けた。
「やっちまえええ!」
「いけるぞ!」
「いっちゃえ!」
と、周りの皆は彼に向けて声援を送る。
「・・・・・・・」
しかし、彼は動こうとしない。
「何やってんだよ!焦らすなよ!」
「はやく!」
周りの皆は彼の状況など気にも留めず、囃したてる。
彼は銃の引き金に手をかけたまま止まっている。
Biiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
【12時になりました。戦線終了です。これ以上の攻撃は、こちらへの敵対と看做します】
何の合図もなく突然のブザー音で、戦争は終了した。