リズム-エッセイ-
普通の生活の中に、
人生があるようで、
なにも出来なくて、
僕は怒っていて、
でも朝になると
また自分自身を
取り戻していて。
そうやって
モラトリアムみたいで
なんか悪いとも
良いとも言えず、
泣いていたり
笑いたくなったり
さまざまな感情が織りなす世界で
現実は現実と知る。
夢も希望もなくて
でもやっぱり有難くて
だからどうなろうと
運命船に乗ろうと思う。
僕はヒステリーだと気づく。
だから冷静になろう。
誰も知らない自分自身を
良識ある世界観に乗せよう。
この青春小説のような
固定観念風情は
僕を凌駕するときが来ることを
信じている。
少し意地が悪くなりすぎている
自分自身へのリズム。
2021.8.27 櫻井良学