表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お花畑の家出魔王  作者: 果勿充希
進出!人の街!
20/21

1-18 森での翌日②

午前中いっぱい買い物を続け、すっかり昼時になってしまったので僕たちは近くの食堂に入ることにした。


「ふぅー、どうだ?必要なものは大体買えた?」


「はい、大体買えましたー!」


ゲイルさんの問いにラナがそう答える。

うん、前回買えなかったものは大体買えたと思う。


「そうか、それはよかった」


「はいはい、それはそうと早く何か注文しちゃいましょ?」


「ああ、そうだな。お前たち何頼む?」


一回雑談はやめて注文するものを選ぶことにした。


注文を決めお店のウエイターさんに注文を済ませる。

少し雑談をしながら待って、しばらくしてきた料理を受け取る。


「そうそう、そういえばお前たちこれからどうするんだ?」


「これからって午後の予定はまだ決まってませんけど……」


「いや、今日の予定とかじゃなくて長期的なこれからの大まかな予定だよ。ほら、昨日あんなこともあっただろう?それに対して何かするかなって思ってさ」


「ああそういうことですか」


あー、そうだなぁ。

一応、剣術とか魔法の練習をする予定ではあるもののそれはあたりまえだよなぁ。

他のことだと今のところまだこれといったことは決めてないんだよなぁ。

ラナともそこまで話し合ったりしていないし。


「僕たちはまだ未定ですけど、ゲイルさんたちは何か決めていたりするんですか?」


「そうだなぁ、俺たちはもう少しこの街にとどまる予定なんだが、そのあとは………ここではあんまり名前はいえないけど奴らが潜んでたりしないかクエストを受ける傍ら探ってみたりする予定に決めた。なぁ、ルフェ!」


「そうね。あと、時期を見計らって山の方にも一回見に行こうって決めてるわ」


「そうなんですか」


山というとラダナプト大山脈のことか。

魔族が山を越えた形跡でも探しに行くのかな。

確かにそれは結構大事かもしれない。

場所的にもあのお花畑に住んでいる僕たちの方があの大山脈に近いだろうから僕たちは重点的にそっちを見に行こう。なんだか不穏な空気を感じるし。

まぁ、ラナと相談をしてから行こう。

そのかわり他の街とかは僕たちよりも知ってて動きやすいこの二人に任せておこう。


「まぁ、なんだ。もしなんかあったらお前たちにも連絡入れるから、その時に何か決まっていたらおまえたちのほうも教えてくれよ」


「わかりました」


事実はこの四人しかまだ知らないからこの四人での情報交換は念入りにしておかないとね。

きっとこの二人のことだからいい情報を見つけてくれそうだし。

こうして一度今後についての話し合いを終えた。





そのあと、みんなで雑談をしながら少し街を見回っていつの間にか日が傾き夕方に差し掛かって来ていた。


「ルルウもそろそろ帰らないとまた着くころには真っ暗になっちゃうよ」


「そうだね!そろそろ街を出ないとな」


沈みつつある夕日を見ながらラナがそういう。


「お、なんだ?お前たちもうそろそろ帰るのか?」


「はい、もう帰ろうかと……」


「そうね、時間も時間だものね」


「そうか、じゃあまたな。まぁ、なんかあったら一応ギルドの方に手紙かなんかを預けて報告するから覚えといてくれな」


「はい分かりました。じゃあ、さようなら」


「うん、さようなら!」


「おう、またな!」


僕たちは挨拶をして街の入り口の門へと向かった。








「家に帰ってこれたー!」


「そうだなー」


街を出てから一時間半ほど、少し急ぎ目で帰ってくることでまだ暗く成り切っていないうちに帰ってくることが出来た。

二日ほどしかたっていないはずなのになんだか久しぶりに見た気がするなぁ。

まぁ、あんなことがあったんだし少しは仕方がないだろう。

それはそうと早く家の中へと入ろう。


「一先ず買ったものをしまおうか」


「そうだねー」


僕たちは今日買った服や料理器具なんかを取り出す。

そして服などの衣類はラナに頼んでたたんで寝室の方のクローゼットにしまってもらい、僕はキッチンの方で買ってきたフライパンなどの料理器具や食器をキッチンの棚にしまう。

食材とかも常温で長く保存できるものだけを選んでそれをキッチンの近くに収納する。

あと他の小物なんかも全部リビングにある棚に入れておく。


「ふぅ、これで完璧かな?」


買ったものは全部しまい終えた。


「ラナー、終わったよー」


僕は収納し終えたことを伝えにラナがさっきまでいた寝室の方に行って覗いてみると、いつの間にかラナはすやすやと寝息を立てながらベッドの上でぐっすりと寝ていた。


――いつの間に!


まぁ、この二日間割といろんなことがあって疲れていたのかもね。

宿で泊まったとはいえ完全に気が緩められず休むことが出来なかったのかもしれないし、仕方がないかぁ。

僕的にはこのあと少し話がしたかったんだけど、今ラナを起こすのは少し申し訳ないな。

そんな寝ているラナを起こしてするほど急いでするような話でもないし、今日のところはこのまま寝かせてあげよう。

僕は寝ているラナにタオルケットをかけてあげてからリビングと寝室についていた明かりを消して僕もベッドに入る。


こうしてこのベッドで寝るのもなんか久しぶりな感じがする。

やっぱり昨日寝た宿のベッドなんかよりもよっぽど心地がいい。やっぱりいいもの買ってよかったな。


「……………」


何だかまだ寝られない。

僕はこの後少し話そうと思ってたし、まだからだが寝る準備をしていないのかもしれない。

まぁ、まだそこまで夜遅いわけではないからもうすこしだけ起きててもいいか。

僕は折角だし、ラナと話すつもりだったこれからのこと自分で少し考えてみることにしよう。


うーん、これから何をしようか。

ひとつ、大山脈に行くことは決まっているとして他にするべきことは……

そうだ、前も思っていたけど光属性魔法を覚えようか。

今までも、もし魔族がこちらに来たときのために覚えておきたいなと思っていたけど、実際に魔族が来ちゃったからなこれは本格的に覚える必要が出てきたからな。

というか、折角だし光属性に限らず魔法についていろいろとラナから教えてもらおう。

絶対魔法についてはラナの方が知識、技量ともに多いからな。

できれば次に何か起きる前にものにできるたらいいんだけど。それについては頑張るしかないか。


後はそうだなぁ、今回起きた事件とは全く関係ないけどもう少しこの家のあたりを詳しく調べてみようかな。

この土地ってかなり珍しいというかここだけしかないような性質を持っているから、調べたら面白いことが見つかる可能性がものすごいある。いや、絶対にある。

もしかしたら、何かすごい得になることがあるかもしれないし。

他にも珍しい花が存在するかもしれないから、それを探して記録に残すのとかも面白そうだ。

ま、これは暇な時にやることにしよう。しばらくは魔法の練習に精を出さないといけないからやるのは少し後になるかもしれないけど。


兎に角、ここら辺が僕的にこれからやりたいことだな。

明日ラナが起きたら二人でもう少し話す予定ではあるけど、大体は今考えたやつで決まりだろうからこれから頑張ろう。



つぎは五日後くらいになります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ