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選択  作者: 弥amane
28/29

【LEVEL:3】制裁

【説明は必要ございませんね??】




【では…】



微かにあの忌々しい声が聞こえる…




「いやあぁああああああ!!!」




どこかで聞いたことのあるような悲痛な女性の叫び声が聞こえる…



―体が重い―



―加藤や望月たちはどうなったのだろう―



―俺は一体??―



自分が置かれている状況が把握できないまま、一時の間静寂が続いた。



そして……



【市村様にはルール説明は必要ございませんね?】



突如、あの忌々しい声が私に話し掛ける。




【では…】






















【選択さ・れ・て・下さい。】





その言葉に愕然とする私の目の前には…





あの大きな2つの画面。




【大丈夫です。ちゃんと貴方が選ばれないように人選してありますから…】




そう告げられ私は…



「あぁ。これが制裁なのか…」




と呟いて画面に映る愛しい娘の姿を見つめる。



娘の姿を目に焼き付けた私は、もう1つの画面に映る困惑した表情の自分の母親の姿を見つめた…



「母さん…困らなくいいんだ。舞のこと、頼むよ。」



涙を流す母親にそう告げて私は目を閉じてあの歌を口ずさんだ――



シャボン玉飛んだ―


屋根まで飛んだ―


屋根まで飛んで壊れて消えた―


シャボン玉消えた―


飛ばずに消えた―


生まれてすぐに壊れて消えた―


風々吹くなシャボン玉飛ばそ―


飛んでいくのは…


消えたのは…


シャボン玉??


それとも…??


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