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選択  作者: 弥amane
24/29

【LEVEL:3】現実∽過去

歌が聞こえる…


懐かしい声。


でも今にも消え入りそうな…


悲しい声。



(けい…こ??)



そう思って私は顔の見えない声の主に手を伸ばした。


その瞬間、指先に触れた冷たい感覚に違和感を感じ目を覚ます。


開いた瞳に飛び込んできた情景。



それは…



見た事のある壁と床。



耳に付くあの換気扇の音。


その情景と音に驚き私はその場に飛び起きた。


「ここは…」


そう呟いて私は目の前に広がる



【空間】



に立ち尽くす。




━出口の無い部屋━



━壁に掲げられた大きな2つの画面━



そして、まだ目を覚まさない3人の男女。。。



「これも…まだ…夢…なのか??」


そう呟いた時だった。


「ん…??」


すぐ隣で眠っている男性が目を覚ます。


その顔を見て私は更に驚いた。


「…か、加藤??」


すぐ隣に眠っていたのは同僚の加藤だった。


私の声に気づき立ち上がる加藤。


「…市村??まさか…ここ…。」


加藤のその問いかけに、


「多分…。」


としか答える事が出来ない私。


「多分って…冗談だろ!?なんで俺が!?」


「どういう事だよ!!説明しろよ!!!!!」


動揺をぶつける加藤。


「俺にも分からないんだよ!!」


2度と戻りたくなかった



【空間】



に再び立たされた私は、



【絶望】



という感情に支配され、加藤への配慮など出来るはずもなく…


気づけば加藤に向かって怒鳴っていた。


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