表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
選択  作者: 弥amane
13/29

【LEVEL:2】始まり

シャボン玉


消えた―


飛ばずに消えた―


生まれてすぐに


壊れて消えた―


幼き頃の自分の歌声が聞こえてくる。


横に立っているのは優しく微笑む父…




懐かしい光景と懐かしい歌の夢に見ながら私は目を覚ました。


目を覚まして気付く―


私はいつの間にか知らない部屋に寝かせられていたようだ。



【部屋】



というのは似つかわしくないかも知れない。


コンクリート剥き出しでドアも窓もない



【空間】



唯一の空調は古びたいくつかの換気扇。



カタカタカタカタカタカタ



と音を鳴らしながらも今にも壊れて止まってしまいそうな感じだ。


(私は何故ここに居るのだろう??)


(そして横に同じように立ち尽くすこの人達は誰なのだろう??)


その【空間】には自分の他に3人の人間が居た。


私が目を覚ました時にはこの3人はすでに目を覚ましている状況だった。


若い男性が1人。


服装からして遊びに行ってきたままの感じだ。


他には…


綿日和年上であろう女性が1人。


なんだか動きやすい部屋着みたいな服装。


そして…


私の隣でさっきからガタガタと震えながら泣いている…女の子が1人。


「だ…大丈夫??」


ずっと座り込んで泣いているその少女に私が声をかけた時だった。


目の前の壁に備え付けられていた2つの画面が突然明るく光りだした。


そして、その画面にはこう書かれていた…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ