プロローグ
気が付いたら別世界にいたとき、皆さんはどんな反応を示すのだろうか…
転生小説のように驚くのだろうか?どれとも喜ぶのだろうか?それとも冷静に現状把握をするのだろうか?
俺の場合、前者である。やはり自分に起こるとは思ってもいなかったし、何より起きたら別世界だ。神の世界に行くことなく転生である。これで冷静に現状把握しろっと言われても困難であろう。
しかし、不幸中の幸いか俺の手元に謎の袋とタブレットそしてノートパソコン(どちらもバッテリーは∞)があった。もちろんインターネットは使えないが、今まで何かのために保存していた資料が残っていた。
さて、タブレットの方にも資料や見覚えのないアプリがあったが、何より気になったのはステータスである。俺のステータスは以下の通り。
最中 勇 15歳 男 レベル:計測不能
職種:召喚士(スケルトン限定)・魔術師・元社長
攻撃力:∞
生命力:∞
筋力:∞
体力:∞
耐性:∞
魔力:∞
防御力:∞
魔法防御力:∞
運:計測不能
技能:錬成・言語理解・薬剤調合・生みの親・サバゲ―の王
召喚士(スケルトン限定)…スケルトンのみ召喚できる。うまく使えば軍隊ができるかも…
生みの親…世界にはない新しいものを開発できる。
これを見て思ったことはただ一つ…
俺!チートすぎるだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
はっ!少し取り乱してしまった。すまない。そう言えば自己紹介をしていなかったな。俺の名前はステータスにもある通り、俺は最中 勇だ。年齢はこの世界では15歳と若返っているが、前の世界では30歳で、とあるスーパーの若手社長だった。
趣味は料理・サバゲ―・工作などその他もろもろある。
さて…どう考えても異世界に来てしまったからには、前の世界に戻ることは不可能だろう。つまり、この世界で生きていくしかないが、このままでは生活できないだろう。生活していくには水・食・衣・住そしてお金だろう。現在、俺の手元にあるのは、今着ている服とノートパソコン・タブレット、そして謎の袋だ。ちなみにこの謎の袋なのだが、調べてみると『魔法袋』と言うもので、いわゆる某アニメの四次元ポケットのようなものだ。収納性に優れ、たくさんの荷物を入れても袋の重さしかないことから移動性にも優れている。また、この魔法袋の利点は生ものなどの鮮度を保つことが出来ることだ。この魔法袋の中は、時間が止まっているため、生ものも腐らず保管でき、出来たても冷えることなく保存できる。この袋が12個あるが、その1つに日本刀10本と弓それと弓矢2000本があった。この袋には、他にも軍手や鎌、鍬、万能・備中くわ、シャベル、スコップなどもたくさんあった。
なるほど、これほどあれば狩りができるな!初めてだが、何とかなるだろう。お金がない以上買って食べることはできない。今後については後にしてまずは食糧と水の確保だ!
8時間後
ふぅ~、なんとか食糧を確保することが出来た。やはり、初めてでなかなかうまくいかなかったが、召喚士の能力を使ってブラックスケルトンとスケルトンソルジャーをそれぞれ15体召喚したことによって徐々に慣れてきた。
ちなみにブラックスケルトンは、一般のスケルトンに比べて大きく(ブラックスケルトンは女性の平均身長あるが、通常のスケルトンは子供の平均身長ほど)日光に当たっても活動できる。
スケルトンソルジャーは、戦闘に特化されており、ブラックスケルトンと同じように日光に当たっても活動できる。
あと、ブラックスケルトンもスケルトンソルジャーも食事や休憩・睡眠をとる必要がない。
水はスケルトンソルジャーの1体が川を発見したおかげで水も確保できた。
狩った獲物であるが、タブレットにあった魔物アプリで以下のようなことがわかった。
ナワナビット 危険ランクF
穏やかで人を襲うことの少ない魔物の中で珍しい魔物。
逃げ足が速く一人で捕まるのは困難であるが、肉は上品で美味しく、乾燥させれば非常食としてもつかわれることから冒険者にとって必需品のアイテムである。また、ナワナビットn皮は毛布の材料に使用されているため、冒険者ギルトや商会ギルトで取引されている。
ゴルゴア 危険ランクA (高級肉ランクSS)
Aランクの冒険者や王国騎士でも殉職するほど凶暴かつ肉食の魔物。
ディープアンキロ 危険ランクS (高級肉ランクS)
通常魔法や剣では一切通用しない鋼のような鱗と鱗と同じ数の角を持ち、顔には4本の角やハンマーのようなしっぽは城壁をも破壊する力を有する。
トリケラケラ 危険ランクS (高級肉ランクS)
3本の角とまるで盾のように上部に大きく張り出した頭部をもつ魔物であり、角から放たれる電の魔法は、ディープアンキロを死に至らしめるほどの力である。普段は人を襲うことは少ないが、肉食で凶暴な魔物である。
魔物の危険ランクは下から順に
G→F→E→D→C→B→BB→BBB→A→AA→AAA→S→SS→SSS
である。
高級肉ランクは下から順に
C→B→BB→BBB→A→AA→AAA→S→SS→SSS
である。
ゴルゴア1体を残してナワナビット585匹、ゴルゴア178体、ディープアンキロ90体、トリケラケラ60体は魔物袋にいれた。また、ブラックスケルトンの何体化が取ってきたアッポ(林檎のような果物)800個とオレオレ(蜜柑のような果物)800個も魔法袋にいれた。
これで食糧問題は解決した。
さて、今回の晩御飯はゴルゴア1体の肉だが、焼いている間ブラックスケルトンと共に、木の上に拠点となる家を完成した。
肉だが…胡椒などの味付けをしなくてもおいしかった。
ちなみに胡椒や塩などの調味料も魔法袋にたくさん入っていた。
食事を終えた俺は今後のことについて考えた。召喚士や魔導士を使って国の軍隊に入ることも考えたが、当分の間冒険者になろうと思う。そして最終的にこの世界にスーパーを作ろうと思っている。異世界であるため、前住んでいた日本の常識や法律は通用しない。そのため商売は難しくなると思うが、困難な道に道を作ったり突破するのが、俺が今まで行ってきたやり方だ。とりあえず商売をするためには、資金と商品がいる。商品は現在、軍手や鎌、鍬、万能・備中くわ、シャベル、スコップがあるが、数は限られており、仕入れ先がない以上今後のことを考えると販売は難しい。魔物もあるが、これらは素のままより加工した方が良い。前の世界なら弁当などが良いかもしれない。まぁ~今は食糧と資金源になるから助かるが…
とりあえず明日は町を探してみるか!その時に色々調査してみよう。あと、魔物一部売って資金源にしようか。
他にわかったことだが、俺は一週間寝なくても大丈夫な身体のようだ。また、魔物は妊娠期間が短く、誕生から人を襲えるくらいまで成長するのも一か月かからないうえに、一度に少なくても40匹以上の子供を産むため、定期的に狩りしておく必要がある。また、多少乱獲を行っても魔物の多くはダンジョンや巣で育てるため、ダンジョンや巣の破壊を制限すればいつでも定期的に採れるようだ。それなら明日町のギルトで売る魔物をもっと狩っておこう。
俺はスケルトンソルジャーを新たに30体召喚し、初めに召喚した15体を含む45体に出撃命令をだした。
えっ?俺はいかないのかって?もちろんいくさ!でも、その前に売りやすくするためにブラックスケルトン15体と共に、今まで狩った魔物の解体をしておこうと思う。
こうして、俺の初日は終了した。
ディープアンキロ 危険ランクS (高級肉ランクS)
モデル…アンキロサウルス
トリケラケラ 危険ランクS (高級肉ランクS)
モデル…トリケラトプス