3時間目 節約の始まり
今回はベルの性別発覚!
いままでよくわからん奴でしたが今回でナゾが解けます。
では。
この世界に来て数日がたった。
コセキとやらも作った。
その結果俺は゛鈴谷 勇人゛
ベルのヤツは゛鈴谷 スズ゛という名前になった。
あと年齢は容姿的に16歳になった。
明日からはガッコウとやらにも通うことになった。
その前に守に魔法でこの世界の文字などを俺たちの頭に叩き込んでもらわねばいかん。
じゃないとガッコウに行けない。
「本当によろしいのですか?3代目。」
「かまわん。やれ。」
ここは守の家。アパートとやらの101号室である。
そこに正座している俺たちの前にエプロンをつけ両手をかざす守がいた。
「では、ゴホン。
我、大悪魔ベルフェゴールの名の元に。
この者達に我の記憶を与えんとする。
メモリーライト!」
その時、俺たちの頭の中に色々な情報が入ってきた。
この世界の歴史、文化、文字。
そしてベルフェゴールの記憶が…
まあこれについては触れないでおこう。
「これで俺たちも明日から学校に行けるな!」
「はい。御二人ともしっかり勉学に励んでくださいね。
でも、まさか゛大食いのベルゼブブ゛とまで言われた悪魔が学校とは。
笑えますねぇ。」
「あぁ?うっさいわね。これでも私ちゃんと勉強もできるのよ?
人間の肉ばっか食ってた頃の私とはちがうわ。」
ちなみに言っておくがこの世界でのベルは女である。
「お前らそこまでにしとけ。
明日から学校なんだし早く家にもどるぞ。」
いまにもケンカが始まりそうだったので…
「そうですね。では。」
俺たちは今家にしている201号室に帰った。
「しかし3代目。いつまでも奴に甘えているわけにもいきませんよ。
なにか収入源を探さなくては。」
味噌汁を作りながらベルはそう言う。
「でもなぁベルよ。学生ができることなんざバイトくらいだぜ?
それでどうやって…」
「私に考えがあります。
ゴニョゴニョ。」
「まじか。」
「大まじです。」
こいつとんでもないこと言いやがった。
暗黒王の俺にそれができるとでも?
親父に甘やかされて育った男だぞ。
そんな俺に節約などできるはずがない。
でもまあ
「それしかないだろうな。」
「そうでしょう。さ、ご飯ができましたよ。3代目♪」
明日から学校だ。
しっかり食って力つけなくてちゃいかんな。
どうでした?
まさか女だとは…
ではまた次回~