《極秘》キャラクターファイル《最強》
逆巻トウマ
・最終的にインベーダーのママになったTS少女。この後も無自覚に男女問わず性癖を焼き尽くして被害を拡大させていく、自分が邪悪である事に自覚の無い真の邪悪。なんだかんだで邪神どもとはその後もずっと付き合いが続いた模様。
あまりにも多くの人間の人生を狂わせた悪女でもある。そろそろ刺された方がいいと思うよ。
なお裏事情に通じてる連中から頻繁にラスボスに誤認されるし、なんならシーズンのラスボスにラスボス呼ばわりされる。仕方ないね。
自らインベーダーデュエリストとして売り込んでいく事で、これまでのように悪口や罵倒には晒されなくなったらしい。やったね(代わりに観客は困惑する)。
天摩ダン
・これからも主人公ポジでいろんな事件に巻き込まれては解決していく模様。なお、ようやくトウマの性別バレイベントが発生した際には、脳が爆発四散して数日寝込む事になる。哀れ。
それを見て精霊たちは自分達の決断をちょっと誇りに持てなくなった。
百合家ハナ
・なんだかんだでダンとトウマと三人組で仲良くする。当初、無自覚な恋心の障害としてトウマを見ていたが、一緒に居るうちになんだかダン少年に対するものと似たような感情をトウマに抱き始める自分に困惑する。
そのうち精霊と意思疎通が出来るようになったが、ダンに精霊が憑いていた事、最初からトウマが精霊を見えていて意思疎通もある程度可能だった事、それが長らく二人だけの秘密だった事を知り、脳に深刻なダメージを受けた。
マスター
・ハイスペックなのに抜けてる所が酷すぎてなかなか恋人が出来ないまま、大きくなっていくトウマになんだか親みたいな気持ちになり始める。トウマが積極的に店員をやるようになった事で喫茶店の売り上げは鰻登り、この世の春を謳歌している。が、そのせいで頻繁にダン少年絡みのトラブルに巻き込まれ、最終的に喫茶店は爆破された。
岩田さん
・ギルティ岩田としてのスタイルは変わらず。が、喫茶店に出入りするようになった事でマスターが始めた「本日のギルティ岩田」コーナーがSNSで超バズ。その結果、頻繁にTVに出るようになりついにはワールドツアーまで実施、成功させる。本人は大分困惑しているが、まあ商売は商売なので割り切っている模様。
ちなみに精霊に憑かれてるとかそういう事はなく、最後まで純人間として腕前のみで戦いきった様子。まあ、南米の暗黒神は祝福とか与えるタイプじゃないしね。
火嶺聖
・その正体はメタトロン分体。トウマがGIを生み出し邪神の浸食を自ら食い止めるのを見届け、「私の役目は終わりました」と天界の本体へと戻った彼だったが、そこで彼が見たのは神々に土下座行脚する本体の姿だった。
自らが生み出してしまった存在の詳細を知った彼はその足で人間界にとんぼ返り。天魔虚星が産み落とされた衝撃による火種を消して回る事になる。トウマに顔を見せなかったのも、合わせる顔が無かったとかではなく単に殺神的に忙しかっただけである。
四邪神
・トウマを取り戻すべく、虚無の侵略者と未来永劫戦い続ける。これまでは他にする事が無いからグレートゲームに興じていたようなものなので、何かを手に入れるための手段としての戦い、自らが滅ぼされぬための戦いは彼らにとっては全く未知の物だったらしい。
逆に言うと、トウマの有り余る力を彼らが相殺しているおかげで現実世界がヤバイ事にならなかった。
ちなみに、ときおりトウマが戦場から小さな小悪魔を拾い上げてベッドで抱き枕にしているので、声直々に小悪魔に変身してベッドに潜り込もうとした事があったらしい。何やってんだ。
インベーダー
・邪神に対抗しようとしたらもっとヤベー奴らが生まれてしまった。あくまでトウマの写し身であり、彼女の善性が反映されているが、その本質は虚無、虚空であり、全てを無ですらない虚へと還元する異次元の侵略者。その本質的な害悪度は邪神が可愛く見えるレベルである。熱力学第二法則を覆す者。あるいは新しい宇宙の基点。
誕生に関わってしまったメタトロンは真実を知った時、ムンクの叫びみたいな顔をしたらしい。
彼らの誕生により、精霊世界のパワーバランスが滅茶苦茶になってしまった事で、ダン少年が主人公のアニメの物語が始まりそうな感じですらある。
とはいえ、現状は単なる母親大好きな怪物の集団に過ぎないので、基本的に無害である。邪神達の事は、母親を邪な目で見ているので嫌い、殺す。
なお初登場でやりすぎたTheROARはその後自粛しまくり、大幅にパワーダウン。召喚条件も厳しくなり、サイズもせいぜい学校の校庭ぐらいに落ち着いたらしい。母親によく似た子供である。
あとがき。
どうも、作者です。
『カードゲームみたいなやつ』、これにて完結です。
嬉しい事に続きをもっと読みたい、という声をお聞きしましたし、話そのものも続けようと思えば続けられるのですが、「TS転生者逆巻トウマが悪逆デュエリストと罵られながらも孤独と逆境に抗う」という基本の筋書きはきっちりピリオドを打ちましたので、無理に続けてもエタるだけだと思い、ここできちんと終わらせて頂こうと思います。
また同時に初めてのTS作品でもありました。疑似TSなら既に書いてたんですけど、ちゃんとしたTSを書いたのは初めてです。まあちゃんとしたTSになってたか? と言われると不安なのですが。いかがでしたか? 楽しんでいただけたなら幸いです。
さて、積もる話はいくらでもあるのですが、あんまりあとがきが長くなっても、作者の自我を出しすぎてもよろしくありませんので。このあたりで筆をおかせていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




