ハナちゃんと守護者たち その3
『これは、ハナちゃん、まさかの最上級モンスターを連続で引き当てた! 守護聖鎧 コーカサスゴッドビートルは、あらゆるステータス変化を受け付けない、当然疫病効果も無効! そしてこのモンスターがいる限り、相手はほかのモンスターを攻撃対象にできない!』
まじか。なんかかわいらしいデッキだなと思ってたら超重量級モンスターが出てきたぞ。
ところでデッキに入れた覚えがないって、もしかしてこいつもか? いや、私の四大デッキも気が付いたら懐に入ってたのが出自だしさ……。
しかしこのステータスと能力……。厄介だな、こいつに暴れられたら計画が狂う。『疫病』デッキの新しいエースは、いささか気難しいんだ。
「すげー、かっこいいのが出てきた」
「一発逆転だな、店員Xはどうする?」
「ち……っ!」
そびえたつ巨大昆虫が無機質な視線をこちらに向ける。その視線は明らかにこちらを挑発していたが、かといってしかける訳にもいかない。あのステータス、対抗するにはこちらも最上級モンスターが必要だ。
「私はバトルを行わず、ターン終了……」
「させないよ! 私はトリックカード、“聖域の激突”を発動! 相手がバトルを行わずにターン終了を宣言した時に発動でき、強制的にバトルシーンに突入できる。そしてこの効果で始まったバトルシーンでは、相手モンスターは全て攻撃宣言を行わなければならない!」
「なっ!?」
強制的にバトルが始まり、どしん、ズシン、と足音を立ててコーカサスゴッドビートルが動き出す。それは静かな羽音を立てて浮かび上がると、そのまま一直線にこちらへめがけて突撃してくる。
超質量の漆黒の砲弾により、プレーグ・トークンとキャタピラーが吹き飛ばされ、すでに戦闘破壊耐性を使い切っていたゴブリンが跡形もなく粉砕される。一陣の風を残して舞い上がったコーカサスが、ふわり、とハナちゃんの場に戻った。
その漆黒の外骨格にはわずかな汚れすらない。超音速の飛行によってあらゆる穢れは振り払われてしまったのだ。
ぴかぴかの鎧に頬を寄せて、ハナちゃんが嬉しそうに笑った。
「ありがとう、カブトムシさん! ごめんね、デッキに入れてない、とか言っちゃって! 助かっちゃったよ!」
《…………》
愛らしいハナちゃんの御礼にも、身じろぎしないコーカサス。だが、私にはわかる。
その一見すると無機物じみた瞳の裏に、照れがあるのが。ははーん、こいつ、ハナちゃんに褒められて照れてるな? だが硬派を気取っているがゆえに素直に態度に出せない……ふふ、わかるぞ。人付き合い下手だなお前。
シンパシーを感じる視線を送っていると、ぎろり、とコーカサスに睨み返された。お前と一緒にすんな? そうか……。
……さて。どうしたものか。
疫病が効かないなら、あのコーカサスを今の布陣で正面から粉砕するのは無理難題だ。
となると、少し手間がかかるかもしれないな。
「……私はカードを一枚伏せて、ターン終了だ」
「私のターン、ドロー! えっと、うーんと……よし! 私は手札から“あつまれ森の仲間たち”を発動! ドライアドの効果で、デッキの“わくわくウサギ”をトラッシュに送り、デッキからランダムにモンスターを特殊召喚するよ! 何が出るかなー」
るんるん、と小首をかしげるハナちゃん、そのドレスがさらに何かに呼応するように光り輝く。緑色のドレスの生地に、太陽光のような金色のラインが走り、場に神々しいまでの光の柱が聳え立つ。
そこに現れたのは……。
白い衣をまとった、ハイエルフの女性。黄金の杖を手にし、月桂樹の冠をかぶったその姿は、一目で女王であると理解できる。
エルフが放つ光が場を包み込むと、疫病の瘴気が消えていく。これは……瘴気が浄化されている?
力なく萎れていたドライアドがむくりと起き上がる。その花びらに、再び瑞々しさが戻っていく。これは……。
「私は、“月光の女神 アグラエン”を特殊召喚! その能力によって、場の全てのバッドステータスは消滅し、このモンスターが場にいる限り、私の場のモンスターはその影響を受けない!」
『またしても最上級モンスター! それも疫病デッキには致命的なバステ防御モンスターです! ハナちゃん、引きがいいなあ!』
「バトル! 私のモンスター達で、店員Xのモンスターを攻撃!」
力を取り戻したドライアドの花吹雪が吹き荒れ、コーカサスが黒い弾丸となり、女神が月光のごとき光を放つ。
その最上級モンスターの猛攻に、まとめて消し飛ぶ私の場。光が消え去った後には、塵一つ残らない。ダイレクトアタックこそなかったものの、状況は一方的に傾いたといえる。
尤も。私にとっては、都合がいい話だが。
『これは、圧倒的だーー!! ハナちゃんの総攻撃で、店員Xの場は壊滅! もはや万事休すか?!』
「えへへへへ! なんかわかんないけど勝てそう! やった! これで、ダンちゃんも私の事を……?」
喜びにぴょんぴょん跳ねるハナちゃん。だが、異常に気が付き、その動きが止まる。
きょとんとして見つめる視線の先。地面から立ち上る真っ黒な瘴気が、私の場を包みこみつつある。それに呼応するように、私のドレスも黒い靄をまとっている。張り巡らされた光ファイバー的な繊維に、黒い色が点滅しているのだが、その再現度ときたらなかなかのものだ。
「私のトリックカード発動。“病は癒える事はなく”。私の場のモンスターがすべて疫病ログ状態であり、かつ、1ターンで3体以上のモンスターが倒された場合に発動できる。倒されたモンスターの数だけ、トラッシュから“疫病”アイコンのモンスターを特殊召喚し、そのすべてを疫病状態にする」
場に広がった黒い靄中から、うめきながらプレーグゴブリン、プレーグキャタピラーが再び姿を現す。その体は、禍々しい瘴気のオーラをまとっていた。
「う……っ、で、でもアグラエンの効果で私のモンスターはもう疫病なんかにかからないよ! 怖くないもん、これでターンエンド!」
「私のターン、ドロー」
デッキからカードを引く。が、私はそれを見ない。
見る必要がない。全ての段取りは整った、多少のイレギュラーも計算のうちに過ぎない。
病の種はすでに撒かれた。それをなかったことになど出来ぬと、傲慢たる女神に教えてやろう。
「……私は手札から“腐敗の宣教者 ディアズール”を特殊召喚! このモンスターは、私の場に疫病状態のモンスターが2体以上いる時、特殊召喚できる!」
どろり、と私の場に緑色の膿が噴き出す。その中から、朽ちた鎧に身を包む、一人の騎士が姿を現す。腐れて錆びて朽ち果てて原型をとどめていない、マクシミリアン鎧。その腹部は、朽ちた内臓や肉が詰まっているせいか、でっぷりと中年の腹のように膨らみ、隙間から胆汁を垂らしている。手には剣や槍ではなく、死神のごとき大鎌。背中にはマントではなく、寄生蜂の巨大な巣を背負っており、そこから破壊病を媒介する無数の蜂が出入りして周囲を飛び回っていた。
これこそ、腐敗の病を広める者、腐敗の宣教者ディアズール。疫病の神々に仕える最も忠実なる信徒。
バケツ型ヘルメットで覆われた頭部が私を見る。彼は敵に背を向けて振り返ると、恭しく片膝をつき、私に首を下げた。
そのあまりにも律儀な態度に苦笑がでる。私は彼の信奉する神ではないし、それに仕えてもいないのだが。
「構わぬ。よきに計らえ」
その汚泥に塗れた鎧の肩に手を置き、小さく労う。
声帯の潰れた騎士は、無言のままにうなずくと、がしゃり、ずしゃり、と重々しいけがれた音を立てて、再び敵へと向き合った。
その異様な迫力に、ハナちゃんは息をのむ……かと思いきや、何故か彼女は目をきらきらさせていた。なんで?
「は、はわわわわ……」
『お、おおーう。我がデザインながら、これはなかなか絵になる……』
「朽ちてもなお忠誠を尽くす騎士に、それにこたえて汚れる事も厭わない姫……いいね……」
なぜか観客も一緒になって鑑賞モードだ。なんだ、こんなチンチクリンな体のどこがいいんだ? よくわからん。
「まあいい、ディアズールの効果発動! 私の場のモンスターをトラッシュし、それが疫病状態であったなら自分自身のステータス以下のモンスターをトラッシュに送る。この効果は、1ターンに何度でも発動できる! 私はゴブリンとキャタピラーをトラッシュに送り、ドライアドとアグラエンを効果対象にする! “デストラクション・アウトブレイク”!!」
ディアズールの背から噴き出した毒バチが、ゴブリンとキャラピラーにまとわりついてその身を食らいつくす。流石にこれは見せられない、と前にでてハナちゃんからの視線を遮ると、傍らに立つディアズールもそれにならってくれた。ども、ありがと。
それはともかく、贄を食らって数を増大させた蟲どもが、雪崩を打ってハナちゃんの場に襲い掛かった。視界を埋め尽くすほどの蟲の群れは、もはや吹雪や濃霧と変わらない。
「きゃああ?!」
ハナちゃんが悲鳴を上げて顔を押える。実体なき毒虫の群れが過ぎ去った時、そこに二体の女性型モンスターの姿はなかった。ただ一匹、コーカサスが吼えるように角を振りかざし威嚇する。
「そ、そんな……」
「これで、モンスターが四体トラッシュに送られたな。ハナちゃんのターンではキャタピラーが一体、前の私のターンではゴブリンが一体。そして……ディアズール。汝の殉教を果たすがいい。その献身、我が見届けよう」
振り返った騎士が、こくり、とうなずく。そして彼は、自らの首に大鎌を押し当て、ずしゃり、とその首を刎ねた。
自らの効果を自らに適応したのだ。ただし、コーカサスはディアズールよりステータスが高いし、そもそも疫病状態ではなかったので何も起きないが。
「え……」
『なんで……!?』
無意味にモンスターを消費したように見える私の行動に、ハナちゃんと茉莉さんが絶句する。観客たちも凍り付く。
鮮血の代わりに膿を吹き出し、頽れる騎士。その末路を目に焼き付けて、私は手札の金縁カードを高く掲げた。騎士よ、すべての命に安らかな終わりを、という君の願いは、今ここに果たされるだろう。
呼応して、私の黒いドレスが、白く染まる。汚れを知らぬ白ではない。すべてを覆う、死の灰の明灰色。
葬送の色だ。
「このカードは、このターンと前の自分のターン、その間で合計7体のモンスターが場からトラッシュに送られて、そのうち過半数が疫病ログを持っている場合にのみ、私の手札から特殊召喚できる。破滅と豊穣、その輪廻を司る者! 汚名を纏いて、今ここに命の本質を示さん! 顕れろ……“祝福の翼 バール・ツェルブ”!!」
飛び交う無数の毒虫が集まって蚊柱を作る。その中から、巨大な翼が広がっていく。
それは、大きな大きな蠅の羽だった。蚊柱を割り割いて、巨大な蟲の足が振り下ろされる。
ハナちゃんの場に、黒い影が落ちる。見上げる彼女の前で、中庭いっぱいに翼を広げて、最上級悪魔が降臨する。
一言でいえば、それはガスマスクをつけた巨大な蠅だった。六つの手には、大鎌と、糸でぶら下げた操り人形を手にしている。
これが、新たなる疫病デッキに加わった切り札、自らの陣地に疫病をばら撒き、その死をコントロールする事で呼び出す事ができる病の悪魔。一見すると腐敗を媒介する蠅の化身にみえるが、実はそうではない。よく見れば、ガスマスクをかぶった頭部は、人の形のそれをしている。
モチーフは天然痘。媒介生物が存在せず、人と人の接触によって広まったあの病を象徴するモンスター。
「あ、ああ……」
「バール・ツェルブの効果発動!! 召喚条件としてカウントされたモンスターのうち、疫病ログを持っていたモンスターの数だけ、最大4体までマリオネット・トークンを特殊召喚する!」
疫病ログを持っていたのは、ゴブリンとキャタピラー、そして疫病に感染していたドライアドの三体。よって、三体のトークンが私の場に呼び出される。
バール・ツェルブの三対の昆虫の足。地面に立つ二本と、大鎌を持つ一本。それ以外の指から糸が伸び、くたりと腕を吊り下げたマリオネットが私の場でふらふらと奇怪なダンスを踊った。そのすべてが、疫病の禍々しいオーラを纏っている。
「バトル! バール・ツェルブでコーカサスゴッドビートルに攻撃!」
『え……まって、バール・ツェルブのステータスは、コーカサスには及ばないよ!? これもまた何かの伏線!?』
「バール・ツェルブのステータスは、場の疫病状態のモンスターの数だけパワーアップする。私の場に呼び出されたマリオネットは全て疫病状態、よってバール・ツェルブのステータスは、コーカサスゴッドビートルを上回る!」
ぶぶぶぶぶ、という羽ばたきと共にバール・ツェルブがコーカサスに襲い掛かる。振りかざされる大鎌を、コーカサスは五本の角を振り上げて迎撃。一瞬の膠着状態……しかし、そこからマリオネットを伝わって緑色の瘴気が悪魔へと注ぎ込まれる。それによってパワーアップした一撃が、ついに角を断ち、コーカサスの首を跳ねた。
宙を舞ったコーカサスの首が、ずしん、とハナちゃんの背後へと落ちる。崩れ落ちる体を踏みしめて、人面の悪魔がもそもそとうめき声をあげた。
「そして、マリオネット・トークンでハナちゃんにダイレクトアタック。……ごめんね」
「わ、わあああ」
カサカサ、とマリオネットたちがハナちゃんを取り囲み、かーごめかごめ、と言わんばかりに踊り狂う。ぺち、ぺち、ぺち、と三度その手が彼女の頭を優しく撫でて、ハナちゃんのライフはゼロになった。
『け、決着ぅーーー! 最上級モンスターがぶつかりあう大激戦を制したのは、店員X! ハナちゃんの最上級モンスターを連続で引き当てるというラッキーすらもコントロールし、戦場を支配しきった彼女の作戦勝ちです! いやあ、7体のモンスターをトラッシュに送るって狙ってできるものではないですよ、そう簡単には! 彼女の素晴らしいタクティクスに、そして、初心者ながらも奮戦したハナちゃんに、皆さん、温かい拍手をお願いします!!』
茉莉さんの口上に、やや遅れてぱちぱちと打擲音が響き、それはやがて万来の拍手となった。
我を忘れて見入っていた客達が、声を上げてハナちゃんを褒めたたえる。
「よくやったぞ、ハナちゃん! これでめげるなよ、次が楽しみだ!」
「店員Xさんも可愛くて強かったよ! これからもお店で給仕をお願いしたいわ!」
「やーやー、二人ともすごかったね! ほら、そこに並んで! 記念撮影しよう!」
あ、あれ。
こういう時、普通、ハナちゃんが褒めたたえられて私は嫌われるものでは……?
困惑しながらも肩を寄せ合うと、観客の一人がなんか高そうなカメラでパシャパシャと私を写真にとる。なぜかいつの間にか背後にコーカサスとバール・ツェルブが並んでいて、それぞれまるで「ピースピース」と言わんばかりにポーズを決めて入り込んでいた。え、なんで?
「お、いいね。空気読んでる」
「フォトモードの設定? いいねいいね」
いや、設定した覚えがないんだが。
とりあえずハナちゃんと並んでポーズをとると、パシャパシャとフラッシュの光が私達を包み込んだ。撮影が終わってポーズを解除すると、とたんに背後で大乱闘が始まる。や、やめろよ、バール・ツェルブ、お前バフがないとコーカサスに勝てな……あっ、角で抱えて空の彼方に吹っ飛ばされた。
「????」
「あははは! なんか面白いね! ……でも、やっぱり勝てなかったかぁ。ダンちゃん、認めてくれないだろうなあ」
くすくす笑いながらも、そもそものデュエルの目的を思い出して、しょぼんとハナちゃんが肩を落とす。
私は小さく息を吐いて、そんな彼女の肩をもふもふと袖で慰めてやる。
「気にするな。なんなら、私からもダン少年に言っておく」
「いいの?!」
「ああ。というかダン少年は一人にしておくとどこまでも突っ走っていくだろうからな。ストッパーが一人いるぐらいがちょうどいいだろう」
ハナちゃんがいざという時、身を守れるぐらいの実力があったのは証明された。ジェーンに敗れたとはいえ、それをきっかけに本気でデュエルを始めた結果この強さだったなら、その努力は認めるべきだろう。
それに守る対象が居れば彼だって無茶はしまい。そもそも、ダン少年をダークファイブとこれ以上かかわらせない、というのが岩田さん(と私の)現状の方針だ。その事を考えれば、むしろハナちゃんがくっついているのは都合がいい。
しかしながら普通にくそやばだったな、私。正直、ディアズールで十分押し勝てると思っていた。それがなんだあの最上級モンスターラッシュ。
どう考えても確率的におかしい。多分、彼女のデッキも精霊が集まっているんだろう。それも過保護な連中が。ジェーンの事があったから、あいつらもピリピリしてるのかね。
「ま、これからはライバルとしてよろしくな」
「ら、ライバル……う、うん!! ま、負けないんだから……!」
私の一言になぜか気合を入れる彼女に、苦笑して手を差し出す。仲直りの握手だ。
一瞬きょとんとしたハナちゃんだが、すぐに笑顔に戻って手を差し出してくる。つるつるすべすべぷにぷに三拍子そろった指を絡めて、二、三度腕を振る。
「これで仲直りだ」
「うんっ!!」
にこにこ笑うハナちゃん。ふふ、やっぱり彼女は笑っているのが一番いい。彼女が笑顔だと、周りもみんな幸せになる。
「てぇてぇ……」
「ユウジョウ……!」
なんか外野が変な反応をしてる。
と、そこでまだ残っていたコーカサスが角を私とハナちゃんの間に突っ込んできた。ぐいぐい押し入ってくるその視線は、じっと私を見つめている。
ははあん。こいつ、私に嫉妬してるんだな? ふははは、今ご主人さまと仲良くしているのは私だ、立体映像はおとなしくさがっていたま……。
バヅィンッ!!!!
「いっつぅう!!?」
「と、トウマちゃん!?」
『ちょ、ちょっと大丈夫!? 静電気?! 必要以上に繊維を張り巡らせたから?! それとも電飾のショートかしら……ちょ、大丈夫?!』
わあわあ慌てる二人になんでもない、と首を振り、私はぴりぴりする右手をぶらぶらさせてコーカサスをにらみつけた。
このロリコンめ……暴力に訴えるとは大人げない!
だが貴様は所詮立体映像! ハナちゃんのぷにぷにお肌を堪能できるのは私だけだ!
ふはははうらやましかろう! 貴様ではこのすべすべほっぺに頬ずりなんて出来はしまい?!
悔しかったら実体化してみるんだなふははははは!
バヅィンッ!!!!
「いっっっづぅ!?」
「と、トウマちゃーん!?」




