技術革命➀
1.コロナウイルスが蔓延した事により、革命が起きたという事実を賢い読者諸君はよく理解している事だろう。テレワークの普及により、時間単位、場合によっては一日単位で行っていたスケジュールが分単位で行えるようになった。情報・技術分野における革命が起きたのである。
本来人間は自然の一部に過ぎず、狩猟採集の時代を多く過ごしてきた。それが氷河期が終わるのと同時に、人々は狩猟採集の生活より効率の良い農業生産を始め、富の分配を行うようになった。権力の中央集権化を図ることで、富の回収、分配をより正確なものにしたのである。
この歴史的な流れを知っていれば、インターネットの登場は、富の分配・生産性・情報伝達等のレベルが初期に比べれば、限りなく頂点に近づいたという事が見て分かる。
ここでよく考えて欲しい。ガラパゴス化という言葉があるように、日本人は新しい事に一歩踏む出す事を躊躇しがちな民であった。その様な国で、コロナウイルスの影響とは言え、アナログ的であった文化(既存概念)がものの一年足らずで、完全に崩壊し、デジタル化(新時代)が到来した。これを『革命』と呼ばずして何と呼ぶのだろうか。