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菫ノ詩集

僕にとって特別な日のおわりに

作者: 堅香子 擬々

これ書いててめっちゃ恥ずかしかった

別に自分のことでもないのに、めっちゃ恥ずかしかった



しだいに当たり前になってくる

それが残念で残念で


昔は盛大だった

昔は家族で集まってた


今となってはぐだぐだがたがた

繋がってはいるけど嵐が来たら粉々に


繋がっている


嵐なんか来やしない、そんなこと思って毎年迎えた

みんなみんな大きいのがくる大きいのがくる、って言ってはいた

でもなんだかんだ嵐が来はしなかった


それを祝おう


僕がここにいることに慣れてきたのなら

今ここで祝えることがあることを祝おう

ここでなんだかんだ繋がっていることを祝おう


いつもいつも毎時

この日になると特別を探してしまう


今日の授業でギリギリ当たらなかったこと

通学路で人とぶつかったこと

他クラスの友人がわざわざやってきたこと

今日のHRでめずらしくちゃんとした議題があったこと


ことことこと


ついつい探してしまう些細なこと


でも

それが

この日を特別にしていく


黒板の隅に書かれた日付がドンドン大きくなって

ついついみんなに叫びたくなるのを抑えようと

ニヤニヤしてしまう


そう、特別な日なんだ

僕にとっては


でも

なんだかんだ時計は回って

結局、いつもと変わらず過ぎて行く

そう、なんだかんだ只の一日だった


でも

でも

おめでとうはもらった

プレゼントはなかなかもらえないが

そりゃそうだ

僕が優柔不断なんだから

何が欲しいかいつも迷ってる


この日に

この日に合う

特別な贈り物がなんなのか考えて考えて考えている

そしたら

とうとう過ぎてしまぅた

でもケーキだって後に食う

ケーキが出るまできっと大丈夫さ、

そう思って


くるくるイスでくるくるくる

自分の部屋に籠って考え中

早く思い付くことをとりあえず願おう


さあ幕引きだ

この日の終わりだ


さあ


ケーキはまだだ

プレゼントもまだだ

でも祝言はもらってる


だらけてきて

でもなんだかんだつづいているこのお祝いに


おめでとう


祝ってくれる人がいることに


おめでとう


ここに生きていることに


おめでとう


そう

happybirthday僕


おめでとう僕






つづかない( ̄ー ̄)

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