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宝玉の退治屋  作者: さくらゆき
第一部
1/5

春月

なろう初投稿です、お願い致します。

桜の木の根元に座り、満月を見上げる。


どれくらいそうして眺めていただろう。



「翡翠」



声が掛けられた方を見ると、暗闇の中、綺麗な金髪の優しげな笑顔を浮かべた男が月明かりに照らされて立っていた。



「なんだ、琥珀」


「何してるの」


「……別に」



黙って出てきたのに、長い間一緒にいるからか、琥珀には居場所がすぐばれる。


もう少し一人で静かな時間を過ごしたかったのだが、仕方がない。


ため息を吐き、琥珀を見る。



「それで、用事は」


「依頼だよ、翡翠」



琥珀は笑顔のままそう言った。


仕事なら仕方ない。


側に置いていた刀を取って立ち上がる。



「さあ、妖狩りだ」



風に吹かれて満開の桜が散った。

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