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異世界の機械と新たな目標

 「ここが私の家!ボロボロだけどね」


 「確かにボロボロだね」


 「仕方ないんだよ!仕事の関係でここに住むしかなかったんだよ!

殺し屋がこんなところに住んでいるとは思えないでしょ?」


 「確かに…」


 「ささ、上がって上がって」


 それはすごいボロボロだったが部屋の中は…意外と綺麗だ。外側

はすごい事になってるのに。


 「部屋の中は意外と綺麗なんだね」


 「そうでしょ!私が綺麗にしたんだよ!じゃあ座って座って」


 俺はネルウィに言われるがままに座った。そしたらネルウィが飲み物を

持ってきてくれた。たぶん色的にお茶か何かだろう。飲んでみたがすごく

おいしい。なんだこれは、魔法かなんかかかっているのだろうか。


 「おいしいでしょ!そのお茶!魔法がかかってるんだよ」


 「おいしいよ。ありがとう」


 「それでね、これを見てみて」


 そういってネルウィが持ってきたのはなにやらパソコンみたいな機械だった。

この世界のパソコンなのかな?名前も同じなのかすごく気になる。


 「これは?」


 「え?知らないの?マジコンだよマジコン!マジックコンピューター。

皆は略してマジコンとかMCとか言ってるよ」


 「ほーマジコンかー」


 「そうそうマジコンマジコン!君はマジコンかな?」


 「マザコンみたいに言うな!」


 「えへへ」


 ずっとマジコンマジコン言われるとマザコンマザコンに聞こえてくる。


 その後いろいろな機械を教えてもらった。スマートテレパスコンピューター

ステコンとか。これは現代の携帯みたいなものらしい。電話のみだが結構

コンパクトだ。あとテレマジック。これはテレビだ。ガラスに映像が映される。


 「そういえばあいつらは何者?」


 「あーあいつらはジェノサイドって言うの。ディクティターっていう残虐な

人が率いるカルト集団ね。人々はディクティターを闇の化身とか龍が人に化けた

姿だと言ってるみたい。まあ多分人間ではないと思うの。魔王が善人になった今、

魔界ではだれが王になるか争っていたらしいわ。そこで現れたのがディクティター。

ディクティターは私が王になるって言ったみたい。でも人間の姿だった奴を王に

するのは勿論魔界の魔人たちは反対したみたい。でも何人かの強い魔人を殺して

ついでに残りの魔人にも相当の怪我を負わせたみたい。でディクティターは最強の

軍団を手に入れたの。ただのカルト集団じゃない事は事実だわ。」


 「じゃあ新しい魔王って事か?」


 「そういう事ね」


 目標がもう一つ増えた。ディクティターを倒すという事だ。最強の剣豪に

なっただけでは、意味もない。最強の剣豪になって奴を倒す。それが俺の目標だ。


 「俺は最強の剣豪になってディクティターを倒すよ!誓う!」


 「け…剣豪?」


 なぜかネルウィは不思議そうな顔をしていた。


 「剣術を極めて奴を倒す!」


 「け…剣なんか使うの?」


 「そうだけど」


 「無茶だよ!剣なんか今時使う人なんか全然いないし銃や魔法で殺されちゃうよ!」


 「え!?」


 俺は驚いた。剣を使う人なんか今時いないだって?そんなはずがない。

異世界といったら剣と魔法だろ!なんで銃や機械があって剣がないんだよ!おかしい

だろ!そうか…女神はそれで何度も聞き返してきたのか。まあいいさ!スターウォーズ

のジェダイみたいなもんだろ!銃があっても剣は使えるさ!


 「でも俺は剣豪を目指すよ!頑張って見せる!」


 「分かった。そんなに言うなら私も手伝うよ!まずは剣を探さないとね!」


 「そうだな!」


 俺とネルウィは剣を探すために家を飛び出して剣を売っている店を探しに行った。


 

マジックコンピューター!マジコン!MC!

剣探しが始まります

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