女学生型抹殺道具的な何か
「いっけなーい!遅刻遅刻!!」
そこには、トーストをくわえた制服姿の少女がいた。
「私、ネルウィ!どこにでもいるごく普通の殺し屋!」
トーストをくわえた少女は曲がり角に向かって走った。
ドーン!!
少女は曲がり角で男の子、というより男の人とぶつかった。
「ごめんなさい!ってええええええええええええ!」
「どうしたのかな」
そこにはコートを着た男がいた。
少女、いやネルウィは懐にある写真を確認した。
「その黒いコート!コワモテな目!ジェノサイドのマーク!
ガンスリンガーと見た!」
「ん、確かに私だがどうしたのかね」
「抹殺対象ガンスリンガー!このネルウィの名に懸けて
貴様を抹殺する!」
「やるのか、よろしい。準備をするんだな」
「準備なんかいらなーい!」
ネルウィはトーストを取り、それを手裏剣のように投げた!
ガンスリンガーは手で受け止めた!。
「それはトースト型爆殺大手裏剣よ!」
「なんだと」
トーストがガンスリンガーの手の中で爆発する!だがガン
スリンガーの手は吹っ飛んではおらず、少し焦げ付いてる
だけだった。
「これは女学生型抹殺道具よ!」
「そんなものがあるとは」
「その手!まるでトーストのように焦げ付いているわね!」
「寒いな。じゃあこちらの番だ」
ガンスリンガーは懐にある銃を取り出した。そしてネルウィ
に銃口を向けた!。
「私の銃に入っているのは追尾弾だ。逃げる事は難しいぞ」
「じゃあこれを使うか!」
ネルウィはポケットからガムを取り出し、食べた。そして
銃に向かってぺっと吐き出した!ガムは銃口にぺたっとくっ
ついた!。
「今撃つと暴発するよ」
「そうか、まあいい。魔法を使うとしよう」
「魔法ねー」
ガンスリンガーは地面に手を置いた。そこに魔法陣が現れる。
「―――今、私に滞在する力を開放する。
―――血の誓い、ここに契約せん。
―――力よ、今、私の目の前にいる者を殺せ。
―――殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ!
―――時は来た。開放する。
血で出来た槍よ、この世界を満たせ。残酷世界!」
魔法陣が至るところに現れ、血の色をした槍の先がちらちらと
現れ始めた!
「残酷世界をそのまま英語にしただけじゃん中二病め!」
しかし、ネルウィの必殺技「ツッコミキック」によってガン
スリンガーの腹に見事に命中させられ、残酷世界は中断された。
「技の発動中に邪魔をしてくれたな」
「中二病め!こっちもいろいろ使うよ!」
「何を使うのだ」
「これ!半重力制御スカート!」
するとネルウィのスカートの中が見えそうで見えないような
状態になった!
「見えそうで見えない…か。それでどうしようと言うのだ」
ガンスリンガーは冷静を保っているが、スカートに目が釘付け
の状態であった。
「スキアリ!ヘアピン手裏剣!」
「なっ!」
ガンスリンガーは避けようとしたが避けれず、胸に手裏剣が突き
刺さった。
「はっはー!私の勝ち!」
「ぐっ!これで終わったと思うなよ」
「あ!逃げるの?その前にその首を貰う!」
「じゃあな」
ネルウィが首に手裏剣を投げようとした時にはガンスリンガーは
消えていた。
いっけなーい!殺意殺意!私、ネルウィ!いろんな抹殺道具を使って抹殺対象を殺すの大好き!でもある日「ガンスリンガー」が現れてもう大変!テンション低めで抵抗してくる変態をネルウィの女学生型抹殺道具を使ってこの世から消す!次回「銃使い、殺意溢れる人々に倒される」お楽しみに!