アキナＶＳシルバーケンセイ大決闘
「さあ剣士を出せ！侍を出せ！殺してくれる！」
今、王都ではシルバーケンセイとマシンケンセイ
の軍隊が王都守備隊を蹴散らしていた。この王都には
生き残りの剣士がいるという噂がある。シルバーケン
セイはそこを狙っていたのだ。
「さあ私が相手だ銀色の化け物！このシェイヴァー
が相手だ！覚悟しやがれ！」
「お前みたいな雑魚は相手にならん！」
シェイヴァーは情けない悲鳴と共に真っ二つになった。
「さあどこだ！アキナ！アキト！」
彼は自分を殺した侍、アキナとその弟子、アキトを
捜していた。勿論復讐の為に。
彼とマシンケンセイの部隊は守備隊をしばらく蹴散らして
いた。彼は飽き飽きしていた。中々アキナとアキトが現れない。
正義感の強いアキナはこういうことをしていれば来ると思って
いたからだ。だが現れない。
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一方その頃…
「おい起きろみんな！外がヤバい事になってるんだが！だが！」
アキト以外、全員寝ていた。
「アキト殿…あと五分寝かせていただきたい…」
「私も…」
「「Zzz」」
「とりあえず起きて！ネルウィでもアキナどっちでもいい
から起きてくれよ！」
「なんで私たちなのさ…魔王とかユーシャも起こせばいいじゃん…」
「あいつら爆睡してんだよ！お前らしか起きてねぇんだよ！」
「あぁ…働きたくないでござる」
「（こいつら駄目だ…俺だけで行くか…）」
「行ってら～…よし寝よっと」
「詮ないでござるな…拙者も参るでござる…」
「あ、うん。ふらふらだけど大丈夫か？」
「眠いなれど行とはやるとは申してんじゃ。文句申すな」
「（多分この人眠いとイライラする系の人な気がする…）」
アキトのその考えは当たっていた。アキナは眠いと
イライラして普段よりも強くなるという謎の特性を
持っていた。他の侍からは「アキナはすさまじ武士な
れど眠い時に無理やり働かされるでござると剣道も少
しも捨ててバーサーカーと化す」
とかとにかく眠いとやばいらしい。アキトはアキナに眠る
ヤバい奴を目覚めさせてしまったのだ。
そう、バーサーカーアキナを…
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「ハハハハハ！王都守備隊もこの程度か！こんなもんな
らば私とマシンケンセイの部隊でジェノサイドの野望を
達成させることができる！…ん？」
そこには疲れ果てて倒れ込んだ少年と、異様な殺気を
まとった侍がいた。
「アキナ！ようやく見つけたぞ！貴様をこの新しいボディで
滅ぼす！目的は達成されるのだ！」
「よくぞも拙者の眠りを邪魔してくれたでござるな…」
「なんだ貴様！寝てたのか！貴様が寝ていたから王都
守備隊の大勢がこんなんだぜ！ハハハハハ！」
「殺！殺！殺！」
「どうやら思考が狂ったみたいだな！さあシルバーケンセイ
となったプログラインの力を見よ！」
「…プログライン…か…」
「なんだ！怖いのか？」
「真剣…勝負！」
「その前に…マシンケンセイを倒すんだな！」
「容易な奉公じゃな」
アキナがそう言ったと共にマシンケンセイがアキナに飛び
かかる！だがアキナは刀に魔力を帯びせ、刀身を長くし、
周りを一閃する！マシンケンセイ達はほとんど斬られ動か
なくなった。さらにマシンケンセイが飛びかかってきたが
これもすべて一閃した。
しばらくの間、マシンケンセイ達が飛びかかってはアキナが
斬るという作業と化した。
「弱者が如何に揃った所業にて勝てるわけが無い」
「くそ！全員奴を斬れ！」
残るマシンケンセイすべてが飛びかかったが、これも
全員一掃された。
「つまらん」
「今度は私が相手だ！アキナ！」
「少しはましであるとよきが…」
「なんだと貴様ああああああああああああああああ！」
シルバーケンセイはアキナに飛びかかり炎を帯びた太刀
を斬りつけたが、アキナは魔力を帯びた刀で受け止める！
「強くなったか！」
「貴様が弱くなったんでないか？」
「何をおおおおおお！」
シルバーケンセイはアキナを吹っ飛ばしたがアキナはすぐに
立ち直った。炎の太刀を勢いよく何度も斬りつけるが全部弾か
れる！そしてアキナを吹っ飛ばし、また斬りつけた！
ほとんどアキナは防戦一方だった。シルバーケンセイには
アキナを追い詰めれてるのかも分からなかった。そして太刀
がアキナの頬を少し斬った！
「やとはくれたでござるな…」
「何！？」
「殺！居合斬ｒ」
「させんぞおおお！」
シルバーケンセイはアキナを空に吹っ飛ばした！そして
自らも上空に飛び、宙に舞っていたアキナを地面に向かって
吹っ飛ばした！
しかし、シルバーケンセイがアキナが落ちた時にできたで
あろうクレーターを見たが、そこにアキナはいなかった。
アキナは、シルバーケンセイの後ろにいた！
「弱いな」
「おらあああああああああ！」
シルバーケンセイはアキナを思いっきり斬りつけた！
アキナは受け止められず、腹を斬られた。
「はっ！どうだ斬ってやったぞ！」
「がはっ！うぅ…」
「貴様も所詮はただの侍少女だ。私を倒すことなど
できん！腹を斬ってやったぞ！次は面、顔を切り裂いて
くれるぞおおおお！」
「其れが如何した」
「なっ！？」
「腹や面を斬とはもなににもならんぞ！」
シルバーケンセイは身構えたが遅かった。アキナは、
シルバーケンセイをみじん切りにした。
「銀色の鎧…が…特殊な素材でできた鎧が…」
「死ね」
アキナはシルバーケンセイの頭部に刀を突きさし、
切り裂いた。
「あれ、アキト殿は…」
アキナが気づくころにはアキトは姿を消していた。
アキトは何してたの？大丈夫、他の誰かと戦っております。
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