ジェノサイドの計画
ジェノサイド視点でお送りしております。
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「プログライン君のデータは集まったか。Drボーグ」
「はい。プログライン...いや、プロトケンセイのデータ
は十分に集まりました。どうやらあの「アキナ」と言う者は
相当な実力者のようで...。おかげでいいデータが取れましたよ」
「おぉ、そうか。この「ドロイドケンセイ計画」がすごい
事になりそうなのは確かだが、具体的にどういう計画かは私
は聞いていないのだが、教えてくれるかなDrボーグ」
「はい、ガンスリンガー卿。この計画では大量のロボット
剣士...いや、日乃国の強靭な侍をベースとしたロボット侍
...つまり「マシンケンセイ」と言う強靭な戦士を作る計画
です。つまりいくらでもエージェントを作る事が出来ます。
そして私はある事を考えて今、マシンケンセイよりも強靭
な戦士を作りました。いや、新しいプログラインとでも言う
べきでしょうか」
「なんだ。グレートプログラインとかか」
「いや、違います。「シルバーケンセイ」です。この
マシンならアキナと言う強靭な侍...いえ、数年前に行った
「剣抹殺」で殺しそこなった剣士たちも殺すことができる
でしょう。いや剣豪と呼ばれる剣士よりも強い達人たちも
このシルバーケンセイなら抹殺する事が出来るでしょう!」
「そうか、それは良い事だ!」
「あとガンスリンガー卿、アキナと言う者と一緒にいた
者は異世界の者であることが分かりました。ガンスリンガー
卿なら分かるはずです」
「...そうか、会うのが楽しみだ」
「会えるかどうか分かりませんけどね」
「いや、この流れだったら絶対会う、そう言うものだ」
「では計画を実行します」
研究所の奥から赤い光が二つ光る。そしてそれはボーグとガン
スリンガーに近づいてくる。そして近づいてくる影のシルエットは
日乃国の「武士」と呼ばれる戦士の鎧のようだった。そして二人の
前に立った5mぐらいの武士の鎧は銀色に光っていた。この銀色の
鎧こそがシルバーケンセイ...プログラインだ。
「なんで俺がこんな銀色の鎧になってるんだ」
「いいか、お前はもうプログラインではない。銀色の無敵の戦士、
シルバーケンセイだ」
「そんなのどうでもいい。俺はあいつを殺す」
「そしたらこの世から剣士を全員抹殺するんだ」
「言われなくてもするさ。まずはあの二人の野郎...アキナとアキト
...というやつだったか、まずは奴らを殺す!」
「異世界の者...まあいい。存分に殺してこい」
「この新しいボディで存分に楽しませてもらおう!」
シルバーケンセイ現る!これでプログラインがボディを変えるのは二度目らしい