勇者の権利乱用
「と言う訳で帰ってきたのだが…」
「アキト帰ってきてたんだー!」
「アキトさんお帰りなさいです」
「お帰りアキト」
「この者々が…」
「そう…」
アキナは驚いた表情をしていた。まあ俺の仲間たちがこんな感じ
だとさすがに驚くか。
「さふ云えば拙者はこの国の料理が食おりきいのでござるが」
「じゃあ食べに行くか!」
「でもアキト。お金ないよ?」
「ふぁ!?」
「私たちがアキトがいない間に使っちゃったから」
「ふぁ!?」
二度変な声を出してしまった。俺がいない間使ってどういう
事だよ!訳わかめだよ!なんでだよ!。
「私ならすぐ稼げますよ」
「ユーシャ、何かいい手があるのか?」
「勇者の権利を使えば」
なんかすごく犯罪の臭いがするがこれしかない。ユーシャの言う
通りに動いた方がよさそうだ。
「じゃあ俺たちは何をすればいいんだ?」
「じゃあ小一時間ぐらい待っててください」
「お…おう」
-一時間後ー
「お待たせしましたー!」
「で…何をしたんだ?」
「それはですねー
ーーー
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「勇者の権利その1
勝手に家に入って良い権利!
勇者の権利その2
タンスや引き出しを勝手にあさっていい権利!
勇者の権利その3
住民からお金を勝手に巻き上げても良い権利!
勇者の権利その4
人殺しなど以外はなんでもしていい権利!」
というのでお金たくさん分けてもらいました!」
「分けてもらったんじゃなくて巻き上げたんだろ」
「勇者って便利ですよねー」
「それの為に勇者になったのか」
「勇者になった人って大体そう言う人ですよ」
「この世界はどうなるんだよ」
「こうなるんです」
「あっさり返したな」
「えーっと。食べに参ろうか」
「そうだな!皆食べに行くぞ!」
「おー!」
「行きましょうか」
「飯だ」
「ようやく食べらるるで候」
俺たちは飯を食べに行くべく家を飛び出した。ネルウィは
「おいしいレストランならこっちにあるよ。あとアキトが
いない間もそこで食べたし。」と言ったのでそのお店に行く
事にした。てか俺がいない間にそんなところ行くなよって話だが。
俺たちはレストランに入り、メニューを選び、料理を食べた。
ものすごく美味しかった。うん。美味しかった。