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槍使いと、黒猫。  作者: 健康


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2069/2128

二千六十八話 傷場の利用、南マハハイム地方の十二樹海の地下

 相棒は足を止めて傷場を見上げる。

 光魔魔沸骸骨騎王のゼメタスとアドモスと共に歩いて傷場に近づいた。

 

 傷場の見た目は個性があるように見える。

 傷場の様相は、空間そのものが硝子細工のように複雑に亀裂走り、断面からは極彩色の魔力が滲み出していた。幾何学形状の細かな模様はトーラスやトポロジーのように複雑に変化していく。


 浮上して、周囲を見渡していく――。

 これは〝レドミヤの魔法鏡〟の【魔界:ヴァルマスクの大街】のバナーのような表示されていた光景と同じか。結局、〝レドミヤの魔法鏡〟を使わなかったが、この転移ポイントは消さずに残して置こうか。


 着地して、傷場を見ていく。

 【デアンホザーの地】とセラのフロルセイル地方を結ぶ傷場の見た目と、かつての鬼魔人と玄智の森を結んでいた傷場の見た目とも、この傷場は異なっていた。


 すると、吸血神ルグナド様の大眷属が、俺の前に来る。


「シュウヤ様、少々お話が」

「はい」

「私の名は<筆頭従者長>ラミドスラです。この度、セラ側と魔界側の傷場防衛組を指揮することになります」


 続いて、隣にいる吸血鬼(ヴァンパイア)が、


「シュウヤ様、私の名は、<従者長>カトガです。ラミドスラの<筆頭従者>ケーシャルの<従者長>です」


 樹海地下の傷場の責任者たちということか。


「はい、ラミドスラとカトガ、よろしく。そして、セラ側の傷場周りにまだ闇神リヴォグラフ側の残存部隊がいるなら、共に戦いましょう」

「「はい」」


 ラミドスラとカトガは元氣よく返事をしてくれた。

 すると、ビュシエが、


「ラミドスラとカトガ、久しぶりです。傷場を頼みますよ」

「はい、久しぶりですね。勿論、ヴァルマスク大街とセラの地下の傷場にもある、かつてのヴァルマスク大街も守り抜きますよ」

「はい」


 ファーミリアも寄り、


「ラミドスラ様、どうも」

「ファーミリア、光魔ルシヴァルとして会うことになるとは、想像もできませんでしたが、今後ともよろしく頼みますよ」

「はい、今後は光魔ルシヴァルとしてヴァルマスク大街を守る側に立ちます」

「ふふ、はい」


 ラミドスラは、ファーミリア、ビュシエも握手しては、吸血鬼(ヴァンパイア)の高祖同士の会話を繰り広げていく。


 その皆で傷場の前に移動した。

 ラライセの眷族と目される女性が魔界楽器を取り出していた。

 

 それを見ていた吸血神ルグナド様の<筆頭従者長(選ばれし眷属)>ラミドスラが、


「ラライセ、カトガも魔界楽器なら持つが」

「私たちが最初に乗り込む。ラミドスラたちは追撃と確保の優先を」

「ふむ」


 俺も持つから、


「俺たちも魔界楽器と楽譜は持つが、ラライセやカトガが、使ったほうが良いのかな」


 ラミドスラは、


「シュウヤ様、最初は私たちにお任せを」

「はい、【血の守護騎士団】に」

「はい、私たちは吸血神ルグナド様の尖兵、光魔ルシヴァルの尖兵としての役割でもあります」


 ラライセやカトガの言葉に【血の守護騎士団】たちが一斉に頷いた。


 取りあえず、ラライセに、


「お前たちの立場もあるかと思うが、俺たちが最初に乗り込む」

「え」

「なんと」


 すると、光魔魔沸骸骨騎王のゼメタスとアドモスが、


「閣下と私たちならば大丈夫ですぞ」

「ふむ、我らにお任せください。閣下の骨盾として、闇神リヴォグラフ側の奇襲があろうと、跳ね返して見せましょう」


 ゼメタスとアドモスの語りは迫力がある。

 ラライセたちは、少し畏怖を覚えたような表情を浮かべて、


「「……」」


 沈黙。


「ラライセ、そこに設置した魔神具らしきアイテムは?」


 と聞くとラライセは、


「はい、これは、魔神具の〝傷場魔力魂〟と〝吸血神ノ魔霊吸〟です。傷場から流入してくる魔力の大半は吸血神ルグナド様と私たち眷族たちが甘受できるようになりました」

「ならば、俺が楽譜と楽器を使っても大丈夫?」

「はい。大丈夫です。最初だけ使った個人と勢力に、傷場からの魔力の流入が多くなりますが、もう傷場と魔神具は固定化されました。魔王の楽譜と魔界楽器は、傷場の開閉に使うだけ、その仕様になります」


 ラライセの説明に頷いた。

 ラライセの配下、女性吸血鬼(ヴァンパイア)は楽器を胸元に抱えて、会釈をしている。


「了解した」

「はい、しかし、ゼメタスさんたちも宣言していますが、闇神リヴォグラフ側残存勢力が、待ち変えている可能性は高い。できれば、私たちが最初に乗り込みたいのですが……」

「気持ちは分かるが、俺たちが先だ。奇襲を受けても大概は平氣。それに、俺たちの戦いを見ていたのなら分かるだろう?」

「……」


 相棒も「にゃおぉ~」と大きな鳴き声で応える。


 キサラが、「シュウヤ様とわたしたち光魔ルシヴァルを信じてください」


 と告げる。

 

「おう、敵がいたら俺たちが対応し、倒す」


 ラライセは「……ルグナド様と同格の方を先陣には……」と呟きながら、俺と相棒と、背後にいるハンカイたちを見て少し考えては、「分かりました。お任せします」と納得してくれた。


「おう、良かった」


 と呟き、アイテムボックスから『魔王の楽譜第五楽章』と『魔霊のシンバル』を取り出し魔力を注ぐ。漆黒の楽譜が、ひとりでに宙へと浮き上がった。


「皆、行くぞ。道を開く」


 魔霊のシンバルに魔力を込める。カァァァン!!

 打ち鳴らされたシンバルの音が、宙に浮く楽譜と共鳴した。

 楽譜から飛び出した小人のピエロのような幻影が、奇っ怪な魔声を響かせながら傷場の結界へと吸い込まれていくと空間を震わせる重低音が連鎖し、甲高い音も響いた。

 すると、傷場を覆っていたリヴォグラフの残留魔力が蒼い炎を発し、完全に消える。


 次元の傷場が一氣に広がるように、円形のゲートとなった。

 その中心のゲートの先に向こう側が少し見えた。


「開いた。行こうか」

「にゃごぉ!」


 相棒が先陣を切って飛び込む。

 楽器と魔王の楽譜をアイテムボックスに消す。


「閣下、奇襲に備え、左目に戻ります」

「はい、御使い様の右目に戻ります」

「フィナプルスの夜会に戻ります」

「おう、戻って来い」

「「「はい」」」


 ヘルメとグィヴァは左右の目に戻り、フィナプルスが腰のフィナプルスの夜会の書物に戻る。

 傷場を相棒と共に入る。

 通り抜けると、空氣の質が一変した。

 幸い、闇神リヴォグラフ側の戦力からの奇襲はなかった。

 魔界特有の濃密で重苦しい魔素とは、異なるが……昔を思い出す。

 何万年もの間、陽の光を浴びていない岩石の匂い。

 喉に張り付くような乾いた埃っぽさが混じる、地下特有の淀んだ空氣――。


「ンン――」


 黒豹(ロロ)は駆けていく。

 足を止めて鼻先を宙空に向けて、クンクンと匂いを嗅いでいた。


『闇神リヴォグラフ側も撤収済みのようです』

『リヴォグラフの眷族も、傷場を死守したところで、意味がないと考えたのでしょう』


 ヘルメとグィヴァの念話に、


『あぁ、そうだな』


 と返事をしつつ、背後を振り返ると、傷場を通り抜けたヴィーネ、キサラ、ファーミリア、ユイ、レベッカ、ルリゼゼ、エヴァ、クレイン、ハンカイ、ママニ、メル、ベネット、ホフマンなど、眷族たちが次々に現れる。


 そして、ラミドスラに、ラライセ率いる『血の守護騎士団』も現れた。

 皆、武器を構えているが、すぐ解き、笑顔を見せていく。


 そこで、振り向き直し、セラの大空洞を見ていった。

 

 惑星セラ、南マハハイム地方の十二樹海の地下深層か。

 踊り場のようなところを歩く。天井までの高さは、雲を見上げるほどにある。


 そんな頭上を覆うのは、分厚い漆黒の岩盤層

 そんな岩肌を割り、地上の樹海を支える太古の巨木の根が、まるで大地を巡る血管のように波打ち、犇めき合っている。

 その幾つの分厚い根は、宙にくねり曲がりながら無数の枝となっていた。

 宙をくねりながら垂れ下がる無数の根は一つ一つが城壁よりも太い。

 

 それらが幾重にも絡み合い、天蓋を支える巨大な天柱となって、遥か下の地面へと突き刺さっていた。

 その根っこの群れは、天柱のように見える。

 そして、崖下の底にある柱の根の間を縫うように無数の影が激突し、爆炎と悲鳴が木霊していた。

 絶え間なく明滅する爆炎が、薄暗い地下空洞を一瞬だけ照らし出し、遅れて轟音と悲鳴が反響して鼓膜を震わせた。


 地獄の釜の底を煮詰めたような混沌だ。

 地下勢力の戦争、セラの地下は魔界の地下よりも熾烈に思えるが、どうなんだろう。


 ま、やることは同じか。


「……地下はどこも同じです」

「はい、南マハハイム地方の十二樹海も広大」


 ヴィーネとキサラの言葉に頷いた。戦況は複雑怪奇だ。

 闇神リヴォグラフ側の勢力らしき者たちが、地底神の勢力に蹂躙されているのも見えた。

 地底神側は骸骨系が多い、地底神セレデルの勢力かもしれない。

 地下水脈から這い出してきた半魚人のような原生モンスターや、全身を苔で覆われた樹怪の群れもいた。それだけではない――。


「グオオオオオオッ!!」


 空間の一部が黒く渦巻き、そこから異質な魔力を纏った異形の軍団が現れていた。

 全身を黒い金属質の殻で覆った巨兵や、複数の目を持つ不気味な術師たち。

 あれも、


「……地底神側かな」

「はい、たぶん。地下も様々」


 世界各地に存在する黒き環(ザララープ)を通じて侵攻してくる魔神帝国の地底神たち、この南マハハイム地方の十二樹海の地下のどこかに黒き環(ザララープ)は幾つあるんだろうか。


「闇神リヴォグラフの残党、地下の原生種、そしてザララープからの侵略者……三つ巴どころか、四つ巴の乱戦か」


 ルグナド様から賜った新武器、魔神槍・血河を出現させた。

 握り直す。掌に吸い付くような感触と共に、脈動するような力が俺の<血魔力>と共鳴した。


 指揮系統を失ったリヴォグラフの捨て駒たちは、恐怖と飢餓に駆られ、ゴドローンの軍勢や原生生物と無秩序な殺し合いを演じている。


「ご主人様、戦いの激しさから、共倒れしそうな印象ですね」

「ん、オークたちはいない、樹怪王の軍勢と旧神ゴ・ラードもいない」

「あぁ、地下は地下でも上層ではなく結構深い場所ってことだろう」

「はい、しかしのあの混乱が拡大すれば巡り巡って、地上の樹海やサイデイルへ影響が及ぶかもですよ」

「うん、でも、樹怪王の軍勢と旧神ゴ・ラードが、ここにいないなら、それだけ、分厚い地下層や岩盤層によってサイデイルの地上は守られているとも言える?」


 レベッカの言葉に、皆が頷いていく。

 キサラは「はい、ですが、敵は敵ですからね」と言いながら、ダモアヌンの魔槍の石突きで地面を叩き、「放置すれば、地下から溢れ出した毒が地上を侵食しかねなませんよ」と発言。


「「たしかに」」

「そうですね」

「マイロード、先陣は私が」

「閣下、先陣なら我も」

「うむ」

「閣下、私たちに先陣を!」


「地上に向かう地下通路次第だな。もし向かっている勢力があれば、戦おうか」

「はい、闇神リヴォグラフの残党も、ゴドローンの侵略者も、纏めて掃除ですね」


 ヴィーネの言葉に頷いた。

 ラミドスラたちも

 続々と現れたラライセ率いる『血の守護騎士団』、そして光魔の眷族たちが呼応する。


「シュウヤ様たち、私たちは傷場の防衛を開始します」

「了解した」


 吸血神ルグナド様から派遣されたラミドスラとカトガも、それぞれの部隊を率いて左右へと展開していく。


「では、我ら騎士団は、傷場周辺の確保と敵戦力の分断を担います!」


 ラライセが剣を掲げ、部下たちに指示を飛ばす。

 

「よし、俺たちは、あの地下で戦っている戦争に乱入しようか 相棒!」

「にゃごぉぉぉッ!」


 相棒が咆哮を上げ、黒い疾風となって地下の闇へと飛び込んだ。

 それに続き、俺たちも混沌の只中へと突撃を開始する。


 まずは手近な敵――リヴォグラフ軍の重装兵と交戦している、ゴドローン側の骸骨部隊だ。


 <雷炎縮地>で距離を詰め、魔神槍・血河を一閃――。

 赤い軌跡が空間に残り、ゴドローンの骨術師が展開していた障壁ごと、その胴体を薙ぎ払う。

 斬った手応えと共に、槍が敵の血を啜り、魔力を俺に還元してくる感覚があった。


「なっ、何奴だ!?」

「名乗る者ではない、地底神の手先か知らんが、闇神リヴォグラフ側と同様に倒させてもらう」


 返答代わりに<雷飛>――。

 左手の神槍ガンジスを、間合いを詰めた骸骨兵の胸元に突き出す――。

 背後から迫っていたリヴォグラフ軍の鹿頭の魔獣兵と共に串刺しにする。


 ユイが影から飛び出し、神鬼・霊風で巨兵の関節を断つ。

 ルリゼゼが四本の腕で剣舞を踊り、群がる樹怪を細切れにする。

 レベッカの蒼炎が、不浄な闇を焼き払っていく。


 混戦地帯に、俺たちという新たな、そして最強の勢力が楔を打ち込んだ。


「グルァァァァァ!」


 その時、地下の奥深くから、空氣を震わせる重低音が響いてきた。

 地面が隆起し、巨大な根の間から、山のような巨体が姿を現す。


 それは、樹木と岩石が融合したような姿をした、地下原生の超大型モンスター。


『樹系の怪物、鹿頭ではないようですが、樹怪王の軍団の一部でしょうか』


 ヘルメの念話が響く。


「大鳳竜アビリセンたちではないはず」

「地下の未知勢力かもです」


 その巨体の表面には、リヴォグラフの残党兵やゴドローンの兵士たちが虫けらのように張り付き、あるいは押し潰されている。


「グオオオオオオッ!!」


 咆哮し、丸太のような腕を振り回す。

 その暴虐な一撃は周囲の地形を抉り取り、敵味方の区別なく木の葉のように吹き飛ばした。


「デカいな……だが、的が大きいだけだ!」


 ハンカイが吼える。

 金剛樹の斧を構え、真っ向から巨大樹岩モンスターの足下へ突撃した。


「ぬんッ!!」


 斧の一撃が、巨大樹岩モンスターような脚を深々と抉る。

 バランスを崩した巨体へ、間髪入れずにラライセ率いる『血の守護騎士団』が、一斉に魔法攻撃を浴びせた。


 血炎、血氷、血雷。

 多彩な<血魔力>の遠距離攻撃が着弾し、巨大樹岩モンスターの体の表を削り取っていく。


「今だ、ロロ!」

「にゃごぉぉッ!」


 上空から相棒が急降下。

 巨大化した黒虎の姿で、巨大樹岩モンスターの頭部へと食らいつく。

 紅蓮の炎を吐き出しながら、鋭い牙と爪で岩のような皮膚を引き裂いていく。


「効いているぞ! 一氣に畳み掛ける!」


 駆け出したその時、横合いから鋭い殺氣が肌を刺した。

 キィンッ!


 咄嗟に掲げた神槍ガンジスが、闇色の長剣を受け止める――。

 火花が散り、視線の先には、冷ややかな瞳をした魔族の男が立っていた。

 頭蓋骨と甲冑。額に第三の炎の瞳を持つ。

 背中からはコウモリと骨に、皮膜と骨の翼を生やしている。

 纏っている魔力の闇属性が殆どだが、かなり練度が高い、<闇透纏視>でも見通せないほどの質。

 

 雑兵たちとは桁が違うか。


「……我が剣を受け止めるか。そして、その光を有した<血魔力>、量からして、貴様が噂の光魔ルシヴァルか?」


 と聞いてきた。


「そうだ」


 と肯定すると、男は剣を引き、優雅に宙空で静止する。


「我が名はフレザガーク。偉大なる地底神セレデル様の尖兵にして、魔神帝国の将である」

「魔神帝国を名乗るなら、大人しくザララープの向こうへ帰ってもらおうか」


 フレザガークが不敵に笑う。


「ハッ、リヴォグラフの敗残兵どもと共に屠ってくれる」


 フレザガークが骨翼を羽ばたかせ、残像を残すほどの神速で肉薄してくる。

 闇の長剣から放たれるのは、空間を削り取るような漆黒の斬撃。

 受けたら、吸収をすると思うが、<血魔力>を全開するように<血道第三・開門>――。

 <血液加速(ブラッディアクセル)>を発動し、横に移動して、漆黒の斬撃を避けた。


 俺がいた地面は斬り裂かれた。


 その際、ルリゼゼたちや妙神槍流ソー師匠と目が合うが、フレザガークには向かわず、他の骸骨兵に突撃していく。


 皆の動きに合わせ、<握吸>と<勁力槍>を発動。

 魔神槍・血河に<血魔力>を込め、それを<投擲>――。

 神槍ガンジスにも<血魔力>を込めつつ<水の神使><龍神・魔力纏>と<滔天神働術>と<滔天仙正理大綱>を発動――。


 直進した魔神槍・血河は、フレザガークが繰り出した何重とした漆黒の斬撃を貫き、フレザガークに向かう。フレザガークは、不敵に笑うと、足下と宙空に光を帯びた骨の群れを召喚し、魔神槍・血河と衝突させる。連続した爆発が<投擲>の運動エネルギーを相殺し、威力を霧散させた。

 

 そして、魔神槍・血河はぶれながら<握吸>を使わずとも自然と、切っ先を翻して自然と手元に戻ってきた。フレザガークは、俺を見据え、


「やはり光属性をも扱う吸血鬼(ヴァンパイア)、樹海を席巻している勢力の情報は正しかった」


 と言いながら浮上、後退しながら旋回軌道を取る。

 



続きは明日を予定、HJノベルス様から書籍「槍使いと、黒猫。1巻-20巻」発売中。

コミック版発売中。

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