二千六十二話 虚を突く案山子突き、炸裂する飛車鸞刃
チャンスかと思ったが、空間の裂け目を埋めた漆黒の肉腫が不気味に脈動し、絶魔殿の奥底から無数の紫黒の閃光が飛来する。
紫黒の魔弾を放つ大柄魔族見えた――。
だが、出本は宙空に集結していた闇の霧――。
否、虚無の飛礫を出すローブを着た者もいる。
――黒曜の光条もある――。
<武行氣>の飛翔を続け、それらの飛び道具を見るように避ける。
そこで、指先の爪と指輪とフィナプルスの夜会を意識し、魔力を送りつつ、
『ミラシャン、ナイア、ヘルメ、フィナプルス、外に出て仲間たちをフォロー』
『『ハッ』』
『はいっ』
ミラシャンたちが俺から離れた。
まだ左目にいるヘルメが、
『閣下、いいのですね?』
『おう――』
『分かりました!』
と、左目から飛び出ていく常闇の水精霊ヘルメ。
左手の魔印にいるシュレゴス・ロード以外は外に出てもらう
そして、周囲の戦場を見続け見ながら――。
<血道第四・開門>――。
<霊血の泉>を発動。
大量の血の<血魔力>が周囲に広がる。
足元が血の泉と化した。
その泉からルシヴァルの紋章樹の幻影が現れると、小形のルシヴァルの紋章樹の幻影が周囲に生まれて輝きを発しながら垂れていく。
※霊血の泉※
※<霊槍血鎖師>及び光魔ルシヴァル血魔力時空属性系<血道第四・開門>により覚えた特殊独自スキル※
※ルシヴァル神殿以外でも、本人の周囲に聖域と化す霊気を帯びた血湖の作成が可能。霊気漂う聖域内は、眷属たちの能力がより活性化。初期段階において既にルシヴァルの紋章樹精霊と連携が可能となる※注※さらなる発展の兆しあり※
※聖域では、あらゆる事象がルシヴァルの眷属たちに有利に運ぶ※
※闇神リヴォグラフのルキヴェロススを屠ったことにより、光魔ルシヴァル宗主と眷属たちが成長し、<霊血の泉>は効果が倍増した※
※近くに眷属たちが多いと独自の<血脈魔闘術>効果となるだろう※
皆の動きが加速したと見ずとも理解できる。
即座に、大きい駒の<夜行ノ槍業・召喚・八咫角>を前方に繰り出し、迫りくる黒曜の光条を防ぐ。
<夜行ノ槍業・召喚・八咫角>の裏側が光、そこから魔力が俺に直進、かなりの魔力を得たが、闇の閃光と不吉な礫の一部は、旋回、大氣をねじ曲げたように不規則な軌道を描き<夜行ノ槍業・召喚・八咫角>を避けてくる。
迫ってきた。
追尾してきた闇の閃光と不吉な飛礫目掛け魔槍杖バルドークを振るい、石突で、闇の閃光を潰した。
次の礫には、突き出した柄で対処――。
上昇しながら、味方射線の邪魔をしないように氷縛柩と、闇属性の闇壁を無数に宙空に生み出していく。
――<握吸>を発動。
<勁力槍>も発動。
皆のフォローに左手首の<鎖の因子>から<鎖>を射出――。
ユイ、カルード、クレインたちを守るように、右の宙空を<鎖>が直進している最中――。
「ンン――」
左前に出た相棒が氷縛柩を盾に隠れてから、ゼロコンマ数秒後、その氷縛柩を足場にして、高く飛翔し、全身から出した無数の触手を、前方に展開。
盾にし、飛来した闇の閃光を防ぐ。
一部の闇の閃光を吸収、そのまま身を捻り、口を大きく拡げ「ガルルゥ」と唸り声と共に上顎と下顎の間の宙空に紅蓮の塊を生み出し、それが一氣に膨れあがると、紅蓮の炎が吐き出されていく。
複数の闇の閃光と盛大に衝突。
宙空で大爆発が起きた。
一氣に闇の閃光を消し飛ばしてくれた。
一氣に視界が開ける。
しかし、氷縛柩などを避けて、俺を追尾してくる闇の閃光があった――。
その追尾してきた闇の閃光目掛け魔槍杖バルドークを振るう。
石突で、闇の閃光を潰した。
次に飛来した閃光を、突き出した柄で防ぐ。
水神ノ血封書をアイテムボックスから出す。
その魔槍杖バルドークを右に振るいながら、左から右へと飛翔し、一回転――。
<血龍仙閃>で闇の閃光を両断し、前に滑る動作のまま、閃光の出本に向け――。
<始祖ノ古血魔法>と<水血ノ混沌秘術>を意識し――。
<水血ノ断罪妖刀>を発動した。
水と血が渦から神々しい光を放った刃が一閃として直進した。
続けて、逆袈裟斬りの水血の刃の二閃――。
更に、垂直斬り上げの水血の刃の三閃――。
その次に、袈裟斬りの水血の刃の四閃――。
最後に、振り下ろしの水血の刃の五閃――。
直進した水血の刃は闇霧を切り裂き、地上にいた魑魅魍魎の兵士たち、闇の甲冑を着た大柄の魔族兵、闇柱を次々に切断し、ヴァルマスク大街の一部の結界を斬り裂き、ヴァルマスク大街の壁と衝突し、壁を削って消える。
水神アクレシス様とと吸血神ルグナド様の魔力の効果か、ヴァルマスク大街の壁の一部が融けていく。
だが、先程の吸血神ルグナド様の一撃と同じく、一瞬で、闇神リヴォグラフの幻影が結界となってヴァルマスク大街を包む。
それを最後まで見ていられず――。
<水血ノ断罪妖刀>で斬り裂いた陣形も、湯水の如く現れる闇神たちの眷族兵たちにより、回復、増強されている。
飛来してくる闇の閃光も多少減った程度――。魔槍杖バルドークで、その闇の閃光を弾き飛ばす。
感触は硬い、斬った闇の閃光の一部はそのまま俺の体に吸収されてくる――。
皆にも飛来しているが、すべて弾くか、潰すか、斬って対処していた。
視界の端、黒豹の背で翡翠の蛇弓が引く、光の弦を弾くたび、光線の矢が幾つも射出される。
と、ヴィーネは、相棒から離れる。
味方の吸血鬼の様々な兵士たちが多い宙空に移動した。
そして、翡翠の蛇弓に<血魔力>を込める。
と、網目状の電撃<ヘグポリネの紫電幕>がシャナたちを守るように展開された。
その紫電の防壁と、吸血鬼の兵士たちに飛来した魔矢、闇の弾丸、閃光、雷球、火球などが衝突し、雷鳴と共に霧散していく。
ユイやファーミリアたちの動きも視えた。
キュベラスは浮遊しながら、<魔血晶ノ礫>でピンポイントに爆撃を行う。
数体の魔界騎士風の赤い目を周囲に生み出していた闇神リヴォグラフ側の重騎士を吹き飛ばす。
ビュシエの<血道・石棺砦>という巨大な石棺が幾つも降り注ぎ、敵の眷族兵たちを押し潰し、橋頭堡を作ると、そこを利用したカルードが跳躍し、前方の魔獣兵の頭部から体を一直線に両断し倒していた。
レベッカの蒼い勾玉が魔獣の眷族兵を吹き飛ばし、ヴィーネの光線の矢が、漆黒の甲冑を着た魔獣に乗った騎兵の頭部を射抜く。
エヴァの白皇鋼の刃が、ルグナド側の重装歩兵を守る盾として展開、同時にサージロンの球で、メイスを持った二眼二腕の巨人のような兵士を潰すように倒す。
ベネットの〝ラヴァレの魔義眼〟の血のビームが、魔獣兵の胴を貫く。
サラとサザーの<バーヴァイの魔刃>が騎兵の漆黒の盾を弾く。
シキの<溯源刃竜のシグマドラ>が繰り出され、眷族兵は潰れるように吹き飛ぶ。
相棒とアイコンタクトをしてから<闘気玄装>を強め、魔槍杖バルドークを突きだしながら闇の閃光など飛び道具を貫きながら、爆炎を跳び越え、戦場の頭上を滑走していく。
闇の魔霧が渦巻く右翼の最前線に向かう。
そこにも吸血神ルグナド側の吸血鬼重装兵の盾列がいるが、異形の腕を振り回す魑魅魍魎に押し込まれていた。
「シュウヤ様、私も――左はもらいます」
傍らにいた筆頭従者長ファーミリアだ。
<血液魔防装具>を展開中。
銀と血が混じる甲冑が似合う。
そのファーミリアは俺の左前に躍り出て、サンスクリットの血霊剣を振るう。
「――元同胞を塵に換える無礼、その命で購え!」
ファーミリアの腕から<血魔力>が噴き上がり、サンスクリットの血霊剣からも無数の血が放出され、それが血刃と化していた。
サンスクリットの血霊剣と衝突した魑魅魍魎の兵士は一瞬で両断され蒼い炎と化して消えた。
サンスクリットの血霊剣から迸った血刃の群れが、異形の腕を振り回していた五体の魑魅魍魎の体を通り抜け、十数体の魑魅魍魎の兵士たちの体を両断していった。
背後の闇の霧をも一閃。
一部を消し飛ばした。
それを見ながらフォローの<鎖>を消した。
闇神リヴォグラフ側の魑魅魍魎の兵士たちに向け、《連氷蛇矢》と<光条の鎖槍>を発動した。
前衛組と相棒との動きを合わせて――。
魔槍杖バルドークを右脇に抱えながら前に出た。
<風柳・片切り羽根>を用いて加速。
四眼四腕で、異形の巨躯の重騎士は二つの大きい盾を持つが、そいつに向かう。
盾持ちとの間合いを潰し、魔槍杖バルドークを突き出す<魔雷ノ風穿>を繰り出した。
穂先から魔雷の魔力が吹き荒れる中――。
盾を砕き突き抜けた紅矛、そのまま魔族の胸部を術式ごと穿った。
異形の巨躯は背後の兵士を巻き込み、どす黒い血の河へと沈んでいく。
魔槍杖バルドークを逆手に持ち替え、死角から迫る闇神母衣衆の曲刀を石突でいなす。直後、魔霧の奥から漆黒の騎馬に跨る強大な気配が具現化した。
「小賢しい槍使いめ……我が魔剣の錆としてくれよう」
闇神リヴォグラフの大眷属か。
赤い目が周囲に浮いて赤い札が頭上に生まれては、そこから<血魔力>と似た血が周囲に飛翔し、吸血神ルグナド様の眷族兵たちに降りかかると、吸血神ルグナド様の兵士たちの動きが鈍くなった。
ファーミリアが、
「あれは、魔界騎士メイアールかと!」
「ご主人様、そいつは前に――」
あぁ、光線の矢を魔界騎士メイアールは、闇色のランスを振るい弾き飛ばしていた。
眼帯の下や漆黒の甲冑の節々から<暗黒魔力>のオーラような魔力が溢れ出ては背後に<暗黒魔力>が広がる。その中に複数の赤い目が出現していく。
そして、禍々しい術式を帯びた魔剣を掲げる。
メイアールが掲げた魔剣から、地を這うような重低音と共に、漆黒の雷光が迸った。
宙空を舞う赤い札が俺の展開した<霊血の泉>の霊気と激突。
赤と紫、そして血の光が複雑に混ざり合い、大気がバチバチと震える。
「我が魔剣ヴァルグラードの前に、その偽りの聖域ごと消え去るがいい!」
メイアールの咆哮に応じ、背後に浮かぶ無数の赤い目が一斉に開眼した。そこから放たれたのは、熱線を伴う暗黒の魔弾。
まるで意志を持つかのように、<霊血の泉>の中枢である紋章樹の幻影へと収束していく。
――狙いはそこか。
<血道第三・開門>――。
<血液加速>――。
<滔天神働術>と<滔天仙正理大綱>と<ルシヴァル紋章樹ノ纏>と<水神の呼び声><月冴>と<無方南華>と<無方剛柔>を発動。
魔槍杖バルドークを旋回させ、<武行氣>と<霊血の泉>から供給される膨大な魔力を穂先に集束させつつ加速――。
紋章樹から垂れる精霊の光を纏いながら、闇の熱線を切り裂いて突進した。
「シュウヤ様、右から魔力が、重なります! ここは私が!」
ファーミリアが意図を汲み取り、左から右へと流れるような跳躍で割り込む。
<霊血の泉>の恩恵を受け、彼女の<血液魔防装具>は以前にも増して白銀の輝きを強めていた。サンスクリットの血霊剣が、メイアールの放った赤い札の連なりを鮮やかに両断する。
「……感謝する、ファーミリア!」
<雷飛>――。
メイアールの懐へと踏み込んだ。
複数の<魔闘術>系統と聖域の活性化により、別次元の速さとなる。
魔槍杖バルドークの石突を地面に叩きつけ、その反動を利用した跳躍。
空中での一回転から、渾身の力を込めた一突き――<光穿>を繰り出した。
「小癪なっ!? 」
メイアールは魔剣で突きを受けようとしたが、
ガキィィィィィィィン!
魔剣から凄まじい火花が散り、融ける。
メイアールの漆黒の甲冑の一部が雷光に焼かれて弾け飛ぶ。
しかし、メイアールは動じない。
傷口から溢れ出た暗黒の魔力が即座に甲冑を修復し、そのまま魔剣を振り下ろしてきた。
<隻眼修羅>で視えている。
左手首の<鎖の因子>から<鎖>を射出――。
メイアールの魔剣の柄に絡みつけ、その軌道を強引に逸らす。
「な、この状況で精密な鎖の操作だと――」
驚愕しているが、複数の二腕から闇刃と光を帯びた剣を伸ばしてきた。
<雷炎縮地>――。
だが、避けきれず<風柳・上段受け>――で防ぐまま<風柳・異踏>で軸をズラし、闇刃と、光を帯びた剣の攻撃に、メイアール自身が振り上げた逆袈裟と振り下げた袈裟斬りをを避けきる。
魔槍杖バルドークを逆手に持ち替えた。
<霊血の泉>の血水が呼応し、刃のようにメイアールの足下を襲うと漆黒の足首から蒼白い炎が爆ぜるように噴出した。
「――グ、ガァッ!?」
光魔ルシヴァルの血が宿す闇への特効。
光に耐性があろうとも、光魔の浄化の炎が甲冑を焦がしたように見えた。
「――小賢しい!」
メイアールは呻き、漆黒の騎馬を強引に前進させた。多腕から伸びる闇刃と光を帯びた剣が、十字の閃光を描きながら俺の頭上と側面を同時に襲う。
逃げ場のない連撃――。
素直に<風柳・中段受け>で受け、<風柳・下段受け>に切り替え、連続的に伸びてくる闇刃と光を帯びた剣の攻撃を防ぐ。
次に、魔槍杖バルドークを回す。
穂先の紅矛で闇刃を弾き、螻蛄首で光剣を受け止めながら紅斧刃を引っ掛けて軌道を逸らし、返しの峰で横薙ぎの<龍豪閃>の一撃を叩き落とした。
その<龍豪閃>の一撃を、右前腕を少し上げメイアールは、その腕についた小型盾で防いで来ると、「お前の複数の<魔闘術>を削いでやろう――」と発言したメイアールは右足の甲から刃を伸ばしてきた。
それを視るように右に半身動かしながら前に出した魔槍杖バルドークの柄で防ぐ。
返す竜魔石の<刺突>の牽制は魔剣に弾かれた。左手に召喚した雷式ラ・ドオラの<風研ぎ>――。
これも防ぐ。魔槍杖バルドークでの<風研ぎ>を繰り出すフェイクから続けて雷式ラ・ドオラで<魔雷ノ風穿>を出すが、メイアールは反応――。
そのままメイアールと打ち合う――。
――ガガガガガッ!
十数合に及ぶ金属音と火花――。
石突の竜魔石で下段の闇刃を打ち返しながら、あえて単調なリズムを刻み、メイアールに機動を読ませた。
敵の思考が「捉えた」と確信した刹那――。
バルドークを両手で握ったまま右肩へと担ぎ上げ、敵に対して「体の側面を見せる」体勢へと移行した――。
<風柳・案山子通し>を発動。
標的が極限まで細くなった俺に対し、メイアールは魔剣ヴァルグラードを振り下ろす。 その刃が鼻先数ミリに迫った瞬間、意識を研ぎ澄ます。
――<紫月>――。
紫色の月光を纏うような<魔闘術>の一つが瞬き、反応速度が加速した。
風に揺れる案山子の如く、魔剣の斬撃を紙一重でやり過ごす。
刃が空を切る音と共に、メイアールが驚愕に目を見開く。
その隙へ、肩に担いだバルドークを、体勢そのままに前方へ滑らせるように突き出した。
カウンターの『案山子通し・突き』。
ピコーン。
※<風柳・案山子突き>※スキル獲得※
繰り出した突きが刹那に鋭さを増し、不可避の一撃へと昇華される。
紅矛が、メイアールの顎下をカチ上げるように貫く、メイアールは仰け反った。
隙を逃さず、雷式ラ・ドオラで<血刃翔刹穿>――。
仰け反ったメイアールだったが、体から飛び出た小型の魔法陣により、<血魔力>を有した杭刃と杭刃から迸る無数の血刃が相殺される。メイアールは崩した体勢を元に戻しながら後退した。
即座に左手首を突き出し<鎖>――。
<鎖の因子>から射出された<鎖>がメイアールの魔剣を持つ主腕を貫く。
「ぬ、ぉぉっ!?」
バランスを保とうとする逆側の腕を瞬時に巻き取った。<鎖>を強く引くとメイアールの重心を完全に崩した。
即座に重心を下げ<隻眼修羅>と<滔天魔瞳術>を発動し、続けて<仙血真髄>を発動。
魔槍杖バルドークを持つ右腕を引く。
<脳脊魔速>を使用――。
世界の刻が泥のように遅延する。
防御ががら空きになったメイアールの胸部。
先程甲冑は融け、蒼白い炎を発して体の一部が露出していたが、既に闇の魔力で修復され、元通りとなっていた。
だが、その修復すら置き去りにする速度で踏み込む。
夜行ノ槍業流が誇る、槍舞の極致。
<夜行ノ槍業・飛車鸞刃>――。
始動は視認不可能なほどの神速の「突き」。
一突き目がメイアールの胸甲を穿つと同時、バルドークを掌の中で滑らせ、<夜行ノ槍業・壱式>の旋回軌道を描く。
遠心力を乗せた二撃目の「斬り上げ」――。
返す刀での三撃目の「袈裟斬り」。
風槍流の鋭さと豪槍流の重さを内包した連舞が、瞬きする間に十数閃となってメイアールの巨躯に刻み込まれた。
そして、舞の終局――。
バルドークの穂先から、蓄積された膨大な魔力が具現化する。
それは、巨大な飛車の如き重厚さと、鸞鳥の翼を持った異形の刃。
――ドドドッォン!
槍から飛び立った「飛車鸞刃」が、至近距離から、ズタズタとなって再生が追いつかないメイアールの胸部とコアのようなモノに突き刺さった。
刹那――。
圧縮されたエネルギーが解放され、メイアールの漆黒の甲冑、修復されかかった内臓類と脊髄、周囲の闇の霧までもが、内から爆発するように四散した。
※夜行ノ槍業・飛車鸞刃※
※夜行ノ槍業流:独自槍舞※
※血槍魔流技術系統:上位突き※
※闇槍流技術系統:上位突き※
※水槍流技術系統:上位亜種突き※
※光槍流技術系統上位突き※
※風槍流技術系統:最上位突き※
※豪槍流技術系統:上位突き※
※悪愚槍流技術系統:上位突き※
※塔魂魔槍流技術系統:上位突き※
※女帝槍流技術系統:上位突き※
※獄魔槍流技術系統:上位槍突貫※
※魔竜王槍流技術系統:上位突き※
※独自二槍流技術系統:上位突き※
※独自三槍流技術系統:上位亜種突き※
※独自四槍流技術系統:上位突き※
※龍豪流技術系統:上位薙ぎ払い系※
※豪槍流技術系統:極位薙ぎ払い系※
※血龍仙流系統:極位薙ぎ払い系※
※三叉魔神経網系統:上位亜種※
※<夜行ノ槍業・壱式>と<夜行ノ槍業・弐式>が必須※
※八大墳墓の破壊、八槍卿の秘伝書、装備類、体、戦旗などを入手し、雷炎槍流、塔魂魔槍流、悪愚槍流、妙神槍流、女帝槍流、獄魔槍流、断罪槍流、飛怪槍流を扱う八大、八強、八怪、魔界八槍卿の魔槍使いの技術を学べば学ぶほど夜行ノ槍業流の技術が向上し、<夜行ノ槍業・飛車鸞刃>の威力が上昇※
※瞬間的な突き技機動から始まる連続攻撃※
※飛車鸞刃が使い手の槍から飛び立つ※
※飛車鸞刃に触れた存在は爆発するように散るだろう。(飛車鸞刃は連舞の任意のタイミングで射出&キャンセルが可能)※
※剣で放った場合、使い手の腕が飛車鸞刃に喰われるが、使い手の魔力と体力が上昇し、小さい飛車鸞鳥が生まれる可能性が高まる※
※小さい飛車鸞鳥は使い手を守ると自然と消える※
※神槍魔槍問わず、槍専用槍舞、途中でキャンセルし、様々な槍スキルに繋げることも可能な槍舞スキル※
※熟練度が増加すればすべての威力が上昇するだろう※
続きは明日を予定、HJノベルス様から書籍「槍使いと、黒猫。1巻-20巻」発売中。
コミック版発売中。




