二千四十話 師弟の阿吽とティターニアにセンシバル兄弟
2025年12月13日 修正
鼻をつく腐臭と鉄錆のような血の匂い。
地下水路の奥に広がっていたのは、地獄の釜の底をさらったような光景だった。
生暖かい淀んだ空氣が肌にまとわりつく。
広大な空間には、天井まで届くほどの巨大な檻が幾重にも積み上げられている。
中には、薄汚れた布を纏っただけの人々が、すし詰め状態で押し込められていた。虚ろな瞳、絶望に枯れた涙。
広場の中央、一段高くなった祭壇には、赤黒い臓器が山のように積まれ、禍々しい獣の像――狂神獣センシバルを模した邪像へと捧げられていた。
「……吐き氣がするな」
「あぁ。これほどの悪徳、久しく見ておらん」
アキレス師匠と怒りを押し殺した低い声で言葉を交わす。
その殺氣に氣付いたのか、祭壇の前に立つ豪奢なドレスの女が、ゆっくりと振り返った。
彼女がティターニアだろう。
衣装からして妖艶な美女だ。
そんな彼女の左右にそびえ立つのは毛むくじゃらの種族、センシバルか。
全身を茶褐色の剛毛で覆われた毛むくじゃらの獣人はデカい。身長は三メートルを優に超えている。
ただ立っているだけで空間を歪ませるほどの圧力を放っていた。
ティターニアは優雅にレースの傘を開き、口元を隠した。
「あら、ごきげんよう、アキレス。ふふ、でも、わざわざ、贄に来てくれて嬉しいわ」
優雅な笑みを浮かべていたが、不意にキッとした鋭い目で俺を見ては、
「……随分と活きのいい男を連れているのね」
舐めるように這う視線に変化していく様は、少し恐怖を感じた。
魔眼系の能力もあるんだろう。
その傍らには大柄な男が立つ。
あれが最高幹部のザラガか?
巨大な戦斧を担いで立っていた。
アキレス師匠は、
「ティターニア、まだ懲りずにこんな真似をしているのか」
「人聞きが悪いわね。これは『愛』よ。あの方への、そして私自身への」
ティターニアはアキレス師匠を見据え、傘の先端を突きつけた。
「さて、返してもらうわよ。貴方が私から奪った『鍵』を」
「鍵だと? まだ言っているのか。そんな物はない」
「ふふっ、誤魔化しても無駄よ」
ティターニアは冷ややかな笑みを深め、扇子で自身の胸元を叩く。
「誤魔化すも何も、あの時から時間が止まっているようだが、わしは何も覚えておらん。お前の胸を貫き、崖から落ちていくのを見届けたのみ」
「まだ分からないのね……」
「分からん」
「私を倒した時、魔力が強まったとは、感じなかったの?」
「多少は感じたが、それだけだ」
「……そう……では、その体が得ている『狂神獣の魔顎』を返してもらいましょうか。ザラガ! ヴァグたちも用意はいいわね!」
「ハッ!」
幹部ザラガが咆哮し、地面を砕くように突っ込んできた。
だが、横から師匠たちが、
「シュウヤたち、あいつは俺たちがもらう――」
と、ソー師匠が一足先に<魔略・妙縮飛>で前に出ては、無覇を<投擲>。
無覇は、ザラガの斧に弾かれるが、無覇に隠れていたように突如出現した夢槍がザラガの右足に突き刺さっていた。
その無覇と夢槍からは魔線がソー師匠の片手に伸びており、それを収斂させると、「げぇぇ」とザラガごと、無覇と夢槍を手元に引き寄せながら、地下空洞の右に移動していく。鮮やか。そして強い。
他の魔軍夜行ノ槍業の師匠たちも展開し、周囲の雑魚を一掃していく。
「助かる!」
「応!」
師匠たちの援護を受け、俺たちはティターニアへと走る。
だが、その前に立ちはだかるのは、先ほどの毛むくじゃらの巨獣のようなセンシバルたち。
手には、魔力を有した処刑斧を持つ。
「グルァァッ!!」
二体の巨獣のようなセンシバルが圧殺しようと丸太のような腕を振り上げた。
質量と魔力が乗った、単純にして凶悪な暴力。
全身から<血魔力>を発生させ、足下に撒く。
<血道第三・開門>、<血液加速>と<月冴>と<紫月>と<無方南華>と<闇透纏視>を発動。
そこに、
「――ん、シュウヤ」
エヴァだ。白皇鋼の刃が、センシバルが持つ処刑斧と連続的に衝突し、
「「ぬが!?」」
と、処刑斧から火花が散り、一瞬だが、仰け反った。
センシバルは頭部を振るい、「「ブルルルルゥ」」と、臭そうな魔息を吐き、口元の毛むくじゃらが揺らいでいた。
エヴァは、体を浮遊させ、骨の足を見せる。
座っていた魔導車椅子の溶けた金属が、生き物のように這い上がり骨の両足に付着し、一瞬で金属の靴と足に変化した。
バックファスナーの金属はいつもと異なるように見えた。
ワンピースの裾が少し捲れると、周囲に、紫の魔力に包まれた無数の白皇鋼の刃も浮かぶ。
周囲を見たエヴァは、
「……構成素材、十分」
と、<血魔力>も放ち、<霊血魔導装具>を装着しつつ、膨大な<血魔力>と紫の魔力を周囲へと展開していく。
俺たちごと守るつもりか? と思ったら違った。
地下水路に散らばっていた無数の金属片に、<霊血導超念力>の魔力が触れると、巨大な磁石に引かれるようにエヴァの足元へ殺到し、カシャン、ガシャンッ! 錆びた鉄、千切れた鎖、鋭利なスクラップ、それらが新しい障壁となってエトアとシャナとレファとセリアを守る壁となった。正直シャナとエトアの守りは要らないと思うが優しいエヴァだからな。
そこにクレインが、「エヴァ、ナイス――」と、エヴァと共に並び立った。
「凄まじい<念導力>の進化を感じるさね。そして、この巨獣のようなセンシバルたちは、私たちが仕留めよう」
「ん、はい、先生」
エヴァはサージロンの球をも展開させ、右手に『宝魔異槌ソム・ゴラ』を召喚。
左手に『ヌベファ金剛トンファー』を展開していた。 そして、
「任せました、ご主人様たち、左手にいるセンシバルとラハカーンに魔族たちはわたしたちが――」
「うん、総長、そこの女たちは任せたから――」
「器、妾たちは九槍卿たちに加勢しよう」
「「はい」」
「槍使い、そこのティターニアとか言ったか、あいつはまだ隠し球がありそうだよ、ま、任せよう――」
「はい、【くるみ割り人形】の人員は多い、この儀式会場のような地下施設も破壊しながら進みましょう――」
皆が左右に展開していく。
「あぁ、頼む」
クレインは、
「エヴァッ子、その鋼の球体はわたしの傍には展開してくれるなよ」
「ん、はい」
エヴァはクレインに返事をすると、<霊血導超念力>で操るサージロンの球と複数の金属の一部をクレインを守るように盾にしていく。
同時に、センシバルの片割れ、兄ヴァグには、一部の白皇鋼の刃を向かわせた。 一方、クレインは、神速の踏み込みで弟ヴォグへ肉薄した。
「ヌンッ!」「フンッ!」
体ごと銀火鳥覇刺と金火鳥天刺を突進させる<龍騎・突>を繰り出し、二つのトンファーの切っ先で、処刑斧を弾くと――そのまま銀火鳥覇刺と金火鳥天刺の切っ先は、毛むくじゃらのセンシバルの胸に突き刺さるかと思ったが、意外に素早い。横移動で、クレインの<風神・風牙>だと追われる<刺突>系統を避けていた。
エヴァは、その大柄の毛むくじゃら獣人の動き出しよりも速く体を沈め、左手に逆手持ちしたヌベファ金剛トンファーを突き出した。
<正刺突>だろう。
トンファーの八角面から展開された輝く刃が、巨獣の脇腹を深々と抉った。
クレインは相対したセンシバルを翻弄し始める。
「ハッ! 図体ばかりで隙だらけだよ!」
金と銀のトンファーが閃く。
<銀刺・金刺>と目される左右のトンファーによる目にも止まらぬ連続刺突が厚い胸板を穿った。
エヴァが操る鋼球が、クレインの死角をカバーする盾となり、センシバルの反撃を許さない。
質量差を技術と連携が凌駕する。
頼もしい二人に頷く。
ティターニアは、
「あの兄弟が押されるなんて……でも――」
そう言うと、指環を宙空に放る。
そこから三体の巨大な魔獣を呼び寄せていた。
それはセンシバル系の異なる魔獣で、腕の数が多く、脚には、凶悪そうな鮫の歯牙のような物が無数に生えていた。
「にゃごぉぉ」
相棒が反応し、触手を数本向かわせる。
鮫の歯牙を従えているような巨大魔獣は、下腹部と四肢から歯牙を伸ばし、迎撃に出た。
甲高い音が連続して響き、相棒の触手骨剣が弾かれていく。
構わず、魔槍杖バルドークでの<妙神・飛閃>を考えたが、
「シュウヤ、ついてくれるか?」
と、アキレス師匠がわざとらしく言いながら前に出た。
師匠の背から魔力の翼のような<導魔術>が見えていく。
その<導魔術>が操る剣は光を帯びていた。
聖剣か魔剣か、あの武器は知らない――。
そう考えながら師匠との呼吸を合わせた。
「――勿論です」
魔槍杖バルドークを握る力を<握吸>で強め――。
師匠の右斜め後方へつく。
師匠の背から噴出する<導魔術>の光が、粒子となって頬を撫でる。あの剣と魔力から放たれるプレッシャーは懐かしい――。
「シッ!」
師匠が踏み込む。
鮫歯の脚を持つ魔獣が迎撃しようと無数の腕を振るった。
だが、遅い。師匠の風槍流『籠手返し』、タンザの黒槍の穂先がブレると、魔獣の太い四肢の二つが前後に弾け、四肢の一つから血飛沫が走る。
「ギャァァ!?」
魔獣が遅れて絶叫し、後退しつつ体から鮫牙のような武器を伸ばしてきた。
師匠は「ふっ」と呼吸を整え、片足で地面を蹴る。
「――当たらなければ、どうということはない――」
伸びてきた鮫牙が地面を穿った。
俺にも飛来してきたが、魔槍杖バルドークですべて弾きつつ、牽制の<鎖>を奥にいるティターニアに向けるが、<鎖>は弾かれた。
「ハッ、その<鎖>による攻撃も洗練されているな、シュウヤよ!」
と、師匠は側転しながら鮫牙をタンザの黒槍と、周囲で操作している三本の光を帯びた剣で弾き、飛来していた鮫牙に足裏蹴りを喰らわせ、宙空で一回転。
「はい!」
――師匠は止まらない。
操作している光を帯びた剣が師匠を守るように、魔獣から伸びた刃を弾くと、地面をまた片足の裏で捉え、風槍流『支え串』の構えを見せたと思ったら風槍流『片折り棒』の流れるような歩法で、魔獣の懐へ潜り込む。
逆袈裟のようなタンザの黒槍の斬撃が魔獣の巨体の下腹部を斬り、四肢による反撃も紙一重で避けた師匠は、左右の振り回しのタンザの黒槍を、胴辺りに喰らわせ、回し蹴りからの柄の打撃に、また振り上げの<魔皇・無閃>のような槍技を見せた。
「……強い」
見惚れている場合じゃない――。
残る二体が左右から殺到してくる――<雷炎縮地>と<風柳・片切り羽根>を使い、右の魔獣へ肉薄し、魔槍杖バルドークごと前傾姿勢の<風研ぎ>を魔獣の左胸に喰らわせ、その魔槍杖バルドークごと横に<龍豪閃>――。
硬い岩盤のような感触の魔獣の腹を裂きながら、引き込む<風陰・落とし>で、太股から四肢の一つを完全に裂いた。
魔槍杖バルドークを短く持ち直した。
四肢の柔らかい箇所を完全に削げたが、四肢の一部が再生しながら骨の一部と鮫牙のような刃を伸ばしてきた。
「にゃご――」
そこに黒豹が合わせたように触手骨剣を衝突させてくれた。
キィンッと金属音が響く。鮫牙と骨の一部は、上と左右に弾かれる。
相棒は、触手の骨剣を仕舞うと、体から出している触手を重ね螺旋状に束ねながら魔獣の体に向かわせた。
先端から高速回転する骨の槍を形成、骨の槍が魔獣の腹部を抉り、装甲を粉砕した。
「そこだッ!」
装甲が砕けた一点へ魔槍杖バルドークの魔槍の切っ先をねじ込む<風穿>を喰らわせた。
魔獣の体を食い破り、背後へと貫通したが、魔獣は魔槍杖バルドークと俺を意に介さず、ティターニアの下に後退。
傷口の一部が回復していた。一方、師匠は、宙空に浮いて操作されている光を帯びた剣が、魔獣の剛腕を絡め取るように受け流している。
剣でありながら、その理は完全に風槍流のそれ。
自らの突進の勢いを逆に利用され、巨体が無防備に泳ぐ。師匠は、その刹那を見逃さない。
間合いを調整し――タンザの黒槍の<刺突>が、硬い鮫歯の装甲など存在しないかのように魔獣の体を穿っていた。
「――刺突に始まり、刺突に終わる」
その呟きと共に、魔獣の体の胸元が破裂。
心臓ごと弱点を突いたのだろう。 魔獣は苦悶の咆哮を上げながら倒れた。
だが、ティターニアから遠隔で魔力を注がれた魔獣は、身を起こし、双眸と鼻と口が膨れ上がり乱杭歯を出しながら、「ウゴァァァ」と発狂したように咆哮を発した。
硫黄の匂いがする生暖かい突風が吹く。
「――チッ、しぶとい!」
「ハッ、褒めて遣わすわ! よく耐えた、我が僕よ!」
戦場に、場違いな拍手が響く。
今の魔力を放ったティターニアが、優雅なドレスを翻し、戦いの渦中へと躍り出ていた。
「遊びは終わりと言ったところね、混ぜて頂戴!」
彼女がレースの傘を広げると、先端からドス黒い闇の魔弾が散弾のように放たれた。
狙いは、魔獣へのトドメを刺そうとしていた師匠の背中。
「させるかよ」
<雷炎縮地>で師匠の背後へ回り込み、魔槍杖バルドークを旋回させて魔弾を弾き飛ばす。
その隙を突き、残る二体の魔獣が左右から殺到してきた。
「シュウヤ、後ろだ」
「分かっています!」
ガシッと背と背が触れ合う。
アキレス師匠と背を預け合う形で円陣を組んだ。言葉よりも速く、背中合わせの重心が動いた。
互いの背を軸にして、独楽のように位置を入れ替える。
視線を交わす必要すらない。師匠の氣配が、俺の死角を完全に埋めていた。
正面には、傘から仕込み剣を抜き放ったティターニアと、手負いの魔獣。横に相棒が着地。
鮫歯の脚を鳴らす二体の魔獣は相棒にも鮫牙を差し向けるが、相棒は「ンン」と鳴き、小さい炎を吐いて鮫牙を止める。
「ふふ、仲が良いこと。まとめて串刺しにしてあげる!」
ティターニアが踏み込む。
速い。その身のこなしは達人の域だ。
隠し剣が蛇のような軌道で師匠の首を狙う。同時に魔獣が俺の足元を狙って鮫歯を食い込ませようとする。
「師匠、右!」
「応よ!」
阿吽の呼吸。
師匠と背を軸にして独楽のように位置を入れ替えた。
――キィィン。
ティターニアの鋭い突きを魔槍杖バルドークが受け流すと師匠のタンザの黒槍が、魔獣の鮫歯脚を貫く。
更に、<導魔術>で操作された、光を帯びた剣が稲妻のような速度で魔獣の体を突き抜けて、地面に突き刺さる。
血濡れた光を帯びた剣から、ジュッという音と共に血液が蒸発していく。
あれはやはり聖剣か。
「なっ、入れ替わった!?」
「ハッ、甘いな!」
驚愕するティターニアへ、追撃の<鎖>を放つ。
だが彼女は傘を盾にしてそれを弾き、バックステップで距離を取り、魔獣を召喚。
「ちょこまかと……! 食い殺しなさい!」
彼女の号令で、召喚した魔獣が突撃してきた。
物理的な暴力の波。咄嗟に<滔天神働術>と<滔天仙正理大綱>を発動。
<夜行ノ槍業・召喚・八咫角>を召喚したが、
「相棒――」
「にゃごぁ――」
相棒が、俺と<夜行ノ槍業・召喚・八咫角>を踏み台にして跳躍した。
アキレス師匠は驚愕に目を見開き、宙を舞う黒豹を見やる。
相棒は、俺たちの頭上を飛び越え巨大な影が舞った。
宙空から孔雀が翅を拡げるが如く、無数の触手を展開し、触手から出た骨剣が、「「ギャッ」」と、魔獣たちを突き刺しまくる。
蜂の巣にした。
「今じゃ、シュウヤ!」
「はい!」
師匠と背を合わせた状態から、弾けるように左右へ展開した。
師匠は手負いの他の魔獣に――俺はティターニアへ。
「舐めるなぁッ!」
ティターニアが叫び、傘の剣を突き出してくる。
風槍流『異踏』で切っ先を紙一重で見切り、<雷飛>を使い、懐へと潜り込んだ。
<魔皇・無閃>を繰り出すが、ティターニアの胸元から飛び出た半透明、否、硝子の獣仮面が弾けるように直進し、魔槍杖バルドークと衝突。
閃光――ティターニアは後退し、<雷炎縮地>で追うが、ティターニアは分身を生み出し、足下から魔獣の毛のような物を伸ばしてくる。
それらを<龍豪閃>の払いで斬り刻み、右斜めに移動し、ティターニアを追うが、ティターニアはアキレス師匠のほうに宙空から向かい始める。
師匠は、静かにタンザの黒槍と光の剣を下ろしていた。
その足元には、細切れになった魔獣の残骸が転がっている。
ティターニアが動きを止めた刹那、俺は<龍豪閃>をぶちかました。
――だが、彼女の半身を守るように体から出た硝子の獣仮面に防がれる。
そのまま半身で俺を睨みながら<雷炎縮地>のような加速力で、旋回し、アキレス師匠の近くに地面に着地。
そして、俺たち、否、アキレス師匠を凝視。
「馬鹿な……特製の合成魔獣を一瞬で……」
ティターニアの顔から、余裕の色が消え失せる。
師匠は並んで歩を進め、彼女を追い詰めるように、
「終わりだ、ティターニア――」
師匠の切っ先が喉元に向かう。
続きは明日を予定。
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