千四百六十四話 <光魔王樹界ノ衛士>
「俺のスキルの作用とは、<筆頭従者長>や<従者長>を造れる<光魔の王笏>を使用しても?」
「使用しても良いですが……<従者長>もシュウヤ殿と直結している大眷属にあたるので止めておいたほうがいい。今回は<知記憶の儀式>の派生を利用した流れ、我の<生命の魔樹>も、根源の<魔神キュルハの王樹大脳髄魔液>と〝輝ける実〟の残り魔力も変質してしまうと、まったく違うモンスターが生まれるかも知れない、我らの衷心は真の闇ではなくとも闇はあるのですから、更に複数の神韻、神印と魔印を得ているシュウヤ殿の影響も色濃くなる。それ故の理と因果律は予想ができません、それでも破壊の王ラシーンズ・レビオダの血が入った女王サーデインのようにはならないと思いますが……」
「なるほど、<光魔の王笏>は止めておきます。では、水神ノ血封書のアイテムを用いた<水血ノ魂魄>も不味いですね」
水神ノ血封書を出した。
※<水血ノ混沌秘術>系統:魂魄使役術※
※高水準の能力と水神ノ血封書と<水の神使>などが必須※
※水神ノ血封書を外に出しておくと威力が上昇※
※荒ぶる精霊やSランク以上のモンスターを弱らせたところで使うと、魂を捕らえ、水神ノ血封書に封じ使役を可能とする、成功率は低い※
※<水の神使>などを使えば成功率は上がる※
知記憶の王樹キュルハ様は少し驚いたように俺を見る。
「「え……」」
「水神アクレシス……と、吸血神ルグナドの神氣……」
「…………」
ゲンザンとサーベデラッテアと黄金の魔界騎士ウェイジスとポイラーシュとバニゴルも驚いていた。
「……面白そうではありますが……はい、今、この場では、そぐわない、そして、今は、我とシュウヤ殿の相性の良さを活かす、両陣営のための挑戦的な眷属化でもあります。ここに水神アクレシスに吸血神ルグナドが関係しては、すべてが異なってしまいます」
頷いた。謝るように拱手し、「はい、分かりました」と頷いて水神ノ血封書を仕舞う。キュルハ様の発言に頷いた。
「では、傀儡兵を強くしたような<血魔力>で構成されている<光魔・血霊衛士>を使用します。血霊衛士は武装魔霊と融合も可能です」
<血霊兵装隊杖>――足下から<血魔力>が溢れ出た、沼の水が外に押し出されていく。
血の錫杖が出現し右手で掴む。濃密な<血魔力>を込めた血霊衛士を1体出現させた。キュルハ様は「素晴らしい……」と発言し血霊衛士を覗き込むように近付いた。「ふむ、<光魔・血霊衛士>は光属性以外は、相性が良さそうです……それにしても我の<キュルハノ血記憶>とは異なる。吸血神ルグナドの<血魔力>に近いようで光属性が濃い……<魔闘術>系統も大丈夫ですよ」
「主の血霊衛士は良い器だ。俺の武装魔霊は過去に合体させてもらったことがある。と魔軍夜行ノ槍業の師匠たちにも融合が可能か?」
アドゥムブラリの言葉の後、腰の魔軍夜行ノ槍業が揺れた。
『……<光魔・血霊衛士>が俺たちの体代わりになるか、たしかに今気付いたぜ、アドゥムブラリを褒めてやれ、弟子』
『カカカッ、わしも今さらながら気付いたわい、が、弟子の体を活かす<魔軍夜行ノ憑依>のほうが、弟子もわしらにも好都合と思うがの』
『そうね、スキルの獲得に槍武術の向上など、お弟子ちゃんの光と闇の運び手装備に抱きしめられたい思いもあるから半々かな』
『妾も光と闇の運び手装備に抱きしめられて血を分け合いたい……痛いと思うが、痛いほど妾は感じる!』
と、レプイレス師匠のマゾヒスト的な念話になんて応えればいいのか、ゼロコンマ数秒のシナプスが壊れたような感覚となる。と、そのお陰で、魔軍夜行ノ槍業から響く八人師匠たちの声はそこで聞こえなくなった。
血霊衛士を消して、
「分かりました。他にも<霊呪網鎖>となどがあります。<鎖の因子>の光属性を用いた眷属化です」
※霊呪網鎖※
※エクストラスキル<鎖の因子>固有派生スキル※
※エクストラスキル<光の授印>の作用により追加効果※
※光の粒子鎖を用いて知能の低いモンスターを限定して洗脳、支配下に治められる。ただし<鎖の因子>のマークに直接触れていることが条件※
「ある程度は効くとは思いますが、我の<生命の魔樹>は、我の無数のスキルの影響が加わっている。強い光属性は未知数ですぞ」
「分かりました、では、<魔闘術>系統と<光魔・血霊衛士>を用いようと思います」
キュルハ様は頷いた。
そこで洞の中心、ここからだと奥に位置している赤い巨大球体を見ながら、
「その合同で眷属を造る前に、少し、あの奥の巨大球体が気になります」
と語った。<闇透纏視>を発動して赤い液体魔力が詰まっている巨大な球体を凝視。
<闇透纏視>で解析はある程度できるが……見えない魔力の流れがあった。
液体のようで液体ではない、量子固体のような魔力の流れか。<闇透纏視>では読み切れない。
赤い球体自体はキュルハ様の大脳か、似た器官か、コックピットか? と予想はできる。
そんな赤い球体の上部は大小様々な樹と繋がって樹状突起と似ている造り。
巨大な赤い球体から発生している赤い魔力は此方に伸びて、赤のグラデーションが美しい陰陽太極図と似ている魔力の渦と繋がっていた。
すると、知記憶の王樹キュルハ様は、
「シュウヤ殿、我の【王樹大脳ノ場】が気になりますか」
「はい、気になっていました、<生命の魔樹>の眷属作製は急ぎではなくても大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、<生命の魔樹>はこれからで直ぐに始められ終わらせられる。そして、渦状に滞留している〝輝ける実〟の残りの魔力とシュウヤ殿の<血魔力>は相性が良いですからね。そして、〝知記憶の王樹の器〟への<知記憶の儀式>の実行を優先しすぎました……まずは皆さんにも、あの赤い巨大球体のことを説明しておきましょう」
ヴィーネとキサラとメイジナ様が頷いて拍手。
エヴァたちも楽しそうに奥を見やった。
額に極魔術知記憶樹師の戦闘職業を持つだろうバニゴルも拍手、額の星極時空魔石を輝かせながら少し洞の奥に移動していく。
足下の浅い沼から樹が生えて足場が自動的に生成されていた。
魔樹咒守手ゲンザンはポイラーシュは樹の足場の上にいる。
呪術師と戦士が合わさったような長袖の防護服が似合う四眼四腕のゲンザンはボディガード的な雰囲気だ。
すると、魔皇メイジナ様は、
「どうみても頭脳、急所に見える。防御が魔神の一柱としては薄いように思えるが」
と発言しては、黄金の魔界騎士ウェイジスと魔樹大霊サーベデラッテアが少し怒ったように前に出る。
知記憶の王樹キュルハ様は気にせず、
「フッ、たしかに、侵入されることは多々あります。破壊されても大丈夫です。我は知記憶の王樹ですからな」
とニコッと笑顔を浮かべていた。
メイジナ様は、
「無限に再生か」
と発言、分かっていて聞いたか、キュルハ様は頷いた。
その知記憶の王樹キュルハ様に、
「あの巨大な赤い球体はキュルハ様の大脳を意味する場所でしょうか」
「その通り、赤い球体は【王樹大脳ノ場】で我の一部で、中の赤い液体のような魔力が大脳髄魔液と呪刻魔神経など他の複数の大魔力で満ちている……錬金術に様々な触媒に使える超神魔法液体に分類される種類の液体で、大魔商とはいい取り引きになる。我の体液、脳髄液でもある故に奇妙ではあるが……更に、我の超巨大な【世界樹キュルハ】を操作するための【王樹大脳ノ場】であり、操縦室が【王樹大脳ノ場】なのです……メイジナ殿がご指摘したように【王樹大脳ノ場】は破壊されても、どこにでも再生が可能なのです。最初に皆さんとお会いした【世界樹キュルハ】の二階の王樹大広場や、衛兵たちがいた一階の連絡大広場にも、我の赤い球体の【王樹大脳ノ場】は付けられる。形も自由だ」
「「……おぉ」」
「「「「にゃ、にゃおぉ~」」」」
皆の声の他に複数の魔猫の声が連続して洞の中に響いてくる。
板に乗る魔猫以外にも複数の魔猫がいるから俺たちの後をくっ付いてきていたのか。
すると、「ンン」と鳴いた黒猫が近くに生えている樹の天辺に乗って、
「にゃ~」
と鳴いて魔猫に挨拶していた。
エヴァたちが振り向いて「魔猫ちゃんたちも入ってきたのね」と発言している。
複数の魔猫を見て触りたくなるが――せず、知記憶の王樹キュルハ様を見て、
「超巨大な世界樹キュルハの操作が可能となる【王樹大脳ノ場】に入るための人型が、今のキュルハ様の姿でもあるのでしょうか」
「一概には言えないです。人型のほうが身軽なことが大きいか。こうして皆さんとも静かに会話が可能となる。色々と人型のほうが交渉が易い。巨大な世界樹キュルハでないと不味い相手もいますが、それはそれはですからね」
「なるほど」
皆が頷いた。
「そして、直に【王樹大脳ノ場】への転移も可能でしたが、皆さんが【頭部空中大庭園】から魔界セブドラを見るのも、一つの良い機会かと考えた次第です」
頷いて、
「【頭部空中大庭園】に住む魔族たちの様子を見せてくれたのはありがたい。湿原で水上スキーを行うように移動もできて非常に楽しく爽快な気分になれました。そして、【世界樹キュルハ】の地方を見渡せたのも素晴らしい経験となりました、ありがとうございます」
「はい、では、<生命の魔樹>を行いますか、最初は<血魔力>だけをお願いします。眷属化などアイテムの使用のタイミングでまた止めることが可能なので、そのタイミングで声を掛けます」
「了解です」
<血道第一・開門>を意識して全身から血の<血魔力>を流し始めた。
流れで肩の竜頭装甲を意識した――。
半袖に防護服を変化させながら両腕から<血魔力>を宙空に伸ばす。
渦を形成している魔力の<魔神キュルハの王樹大脳髄魔液>と輝ける実と俺の魔力が融合している渦と<血魔力>が衝突した。
渦の螺旋の勢いが速まりルシヴァルの紋章樹の幻影が斑に出現していく。
知記憶の王樹キュルハ様も「おぉ、シュウヤ殿、行きます――<生命の魔樹>を使います!」と片腕から土色と緑色の魔力を片腕から発生させて伸ばして、渦を形成している魔力に送る。
「「「陛下!」」」
黄金の魔界騎士ウェイジスと知樹魔族キュルハのバニゴルと魔樹大霊サーベデラッテアがキュルハ様の意気込みを感じて、片膝で沼を突くように頭をさげた。
黒猫は幽体のサーベデラッテアに近付いて不思議な体の匂いを嗅いでいた。
ポイラーシュは恍惚的な表情を浮かべて静かに見守っている。
キュルハ様の横顔は真剣だ。
頬と顎と首と耳下の樹皮と皮膚の上に血管的な細い管のような浮き上がって脈動していた。薄青色と金色が混じる髪を靡いていく。
そして、先ほどは、片目を犠牲に膨大な魔力に変えて、その膨大な魔力を〝知記憶の王樹の器〟に注いでくれた。それほど今回のメファーラ様と俺との縁は大事なんだろう。
同時に魔神の一柱の覚悟が感じられた。
俺も気合いを入れよう。
皆も、少し見上げて魔力の渦の変遷と動きを観察し、
「凄い動きです……」
「「はい……」」
「魔力の変化が振動を起こして生命の音を……」
皆感嘆な声を発している。見る角度により花模様と植物に変化する神秘的な魔力でもあるし、赤色のグラデーションが非常に美しいから皆が感嘆な声を発するのも分かる。
陰陽太極図のような渦の動きが固まって、魔力が複数の点と塊に収斂し拡散、また固まり散るを繰り返す。内臓類と血管類が見え隠れしては、消えては点滅を繰り返して、不可解な動きとなった。生命の息吹か、神々の息吹のようなモノが、辺りを吹き抜けた――。
魔界セブドラの式識の息吹、魔法の理か?
知記憶の王樹キュルハ様は分かっているように鷹揚に頷いたが――。
心臓の律動を意味するような動きが胸の造形が出現したところに現れていた――。
そして、
「ん、シュウヤとキュルハ様がんばって」
「――ご主人様とキュルハ様のご健闘を祈ります」
「「「はい!」」」
「凄い……中身の存在を世界から呼び寄せている?」
「無数の精霊ちゃんたちがダンスしています」
「シュウヤ様……」
「これが最上級の魔神……式識の息吹を利用も可能か……」
魔皇メイジナ様だからこそ分かる部分を見ているようだ
六眼の内の四眼が動いて、至る所を見ていた。
「神々の錬成とはいかなるものか! 眼ん玉ひん剥いて凝視するぜぇ」
アドゥムブラリは単眼球の頃を思い出しているように二つの目を拡げていく。
端正な顔立ちを崩す勢いだが崩れていないイケメンだ。
キサラは少し笑っていた。
「にゃお~」
相棒たちの応援に応えて片手をあげた。
「――シュウヤ殿、どうぞ、先ほどお話されていたスキルを使用してください、我は<生命の魔樹>に続いて<生命錬成>を行います――」
「分かりました」
急ぎ、皆から目の前の眷属作りに集中。
魔闘術系統<煌魔葉舞>を発動――。
※煌魔葉舞※
※煌魔葉舞流<煌魔闇雷>系統:闇神闘技<魔闘術>に分類※
※魔人格闘術技術系統:上位技術※
※<魔力纏>技術系統:極位※
※霊纏技術系統:上位<闘気霊装>※
※魔界セブドラ実戦幾千技法系統:二十四魔氣練魔舞術※
※悪式格闘術技術系統:上位技術※
※魔槍雷飛流を扱う闇神アーディンから直に闇神闘技の<煌魔葉舞>を学び得た存在は希少※
※近接戦闘能力が上昇※
※<霊魔・開目>があると効果が上昇※
続いて<煌魔・氣傑>を意識、発動する。
※煌魔・氣傑※
※煌魔葉舞流<煌魔闇雷>系統:闇神闘技<魔闘術>に分類※
※<魔力纏>技術系統:極位※
※霊纏技術系統:上位<闘気霊装>※
※魔界セブドラ実戦幾千技法系統:二十四魔氣練魔舞術※
※魔槍雷飛流の闇神アーディンが用いていた古い<魔闘術>系統の一種※
更に魔闘術系統の一つ<水月血闘法>を発動させた。
※水月血闘法※
※独自闘気霊装:開祖※
※光魔ルシヴァル独自の闘気霊装に分類※
※<脳魔脊髄革命>と<魔雄ノ飛動>と魔技三種に<超脳・朧水月>、<水神の呼び声>、<月狼ノ刻印者>が必須※
※霊水体水鴉と双月神、神狼、水神、が祝福する場だからこそ<水月血闘法>を獲得できた※
※血を活かした<魔闘術>系技術の闘気霊装が<水月血闘法>※
<メファーラの武闘血>を再度強める。
<経脈自在>を発動。
魔闘術系統の<闘気玄装>を発動させる。
※玄智武王院流<魔力纏>系統:仙技<闘気霊装>に分類※
※白蛇竜武王鬼流<魔力纏>系統:神仙絶技<闘把神霊装>に分類※
※三叉魔神経網系統※
※魔装天狗流技術系統:上位変身奥義系※
※義遊暗行流技術系統:上位変身系※
※怪夜王流技術系統※
※高水準の<魔闘術>と<魔力纏>技術系統と覇王ハルホンクの御魂と<経脈自在>と<光魔の王笏>と<脳魔脊髄革命>と<魔雄ノ飛動>と魔技三種に<超脳・朧水月>と<水神の呼び声>と<月狼ノ刻印者>、<魔手太陰肺経>の一部、羅仙族、仙羅族、仙王鼬族の<闘気霊装>や<瞑道霊装>系統の使い手の魔力の吸収及び体感が必須※
※普遍的に<魔闘術>系統の強度が大幅に強化され、他の魔技も相対的に上昇し体重が変化、浮力と加速を得る※
※熟練度と才能次第で、ただの魔力操作が極めて高度な<闘気玄装>に変貌を遂げることもある。また、<闘気玄装>は能力と功能と心技体の向上具合の変化を促すことに成り、体得している内観法も良い方向へ変化を遂げるだろう※
※様々な武法に<魔力纏>などのスキルを体得していると<魔手太陰肺経>と同様に<闘気玄装>は覚えにくくなるだろう※
※古代の白蛇仙人ブショウが仙剣・仙槍の秘奥譜『闘気玄装』と『玄智・明鬯組手』を開発したとされる※
丹田を意識し呼吸を整えながら<魔闘術の仙極>も発動させた。
※魔闘術の仙極※
※水神アクレシスと霊獣四神を奉る大豊御酒が必須※
※すべての高水準の能力、<魔雄ノ飛動>系統のスキル、<魔闘術>と<魔闘術の心得>の極めて高い熟練度、高水準の魔技三種系統能力、<経脈自在>、<仙魔・暈繝飛動>が必須※
続けて眷属作成にも通じる大切な<光魔血仙経>――。
※光魔血仙経※
※光魔血仙経流:開祖※
※光魔血仙格闘技術系統※
※滔天仙流技術系統※
※戦神流命源活動技術系統:神仙技亜種※
※仙王流独自格闘術系統※
※仙王流独自<仙魔術>系統※
※<黒呪強瞑>技術系統※
※魔人格闘術技術系統※
※悪式格闘術技術系統※
※邪神独自格闘術技術系統※
※魔界セブドラ実戦幾千技法系統※
※光魔ルシヴァル血魔力時空属性系<血道第五・開門>により覚えた特殊独自スキル※
※<血道第五・開門>、<血脈冥想>、<滔天仙正理大綱>、<性命双修>、<闘気玄装>、<経脈自在>、<魔人武術の心得>、<水月血闘法>、大豊御酒、神韻縹渺希少戦闘職業、因果律超踏破希少戦闘職業、高水準の三叉魔神経網系統、魔装天狗流技術系統、義遊暗行流技術系統、九頭武龍神流<魔力纏>系統、<魔闘術>系技術、霊纏技術系統、<魔手太陰肺経>の一部、戦神イシュルルの加護が必須※
※血と水を活かした光魔血仙経流により、全般的な戦闘能力が上昇※
※眷属たちに己の生命力を譲渡する根源となる能力、<性命双修>と関係※
※使い手の内分泌、循環、神経、五臓六腑が活性化※
※己の魄と魂の氣が融合※
※生命力を眷属か関係者に譲る場合、使い手は膨大な痛みを感じることになるが、その謙譲とサクリファイスに「献身」は神々も注視するだろう※
※血仙人の証し※
そして、<性命双修>を発動――。
※戦神流命源活動技術系統:神仙技亜種※
※大豊御酒、神韻縹渺希少戦闘職業、因果律超踏破希少戦闘職業、高水準の三叉魔神経網系統、魔装天狗流技術系統、義遊暗行流技術系統、九頭武龍神流<魔力纏>系統、霊纏技術系統、<魔手太陰肺経>の一部、<魔闘術>系技術、<水月血闘法>、<経脈自在>、戦神イシュルルの加護、<滔天仙正理大綱>が必須※
※使い手の内分泌、循環、神経、五臓六腑が活性化※
※己の魄と魂の氣が融合※
※魔力と精神力と精力が倍増することで、高密度の魔力操作と酒類の功能と心身の潜在能力の開発を促す修練力が上昇する※
※あらゆる異性が興味を持つフェロモンを放つようになる※
※戦神イシュルルの秘技の一つ※
<滔天内丹術>を意識し、発動させた。
※滔天内丹術※
※滔天仙流系統:恒久独自神仙技回復上位スキル※
※戦神イシュルルの加護と<水神の呼び声>と<魔手太陰肺経>の一部が必須※
※玄智の森で取り込んだ様々な功能を活かすスキル※
※体内分泌などが活性化※
※<闘気玄装>、<魔闘術の仙極>、<血魔力>の魔力が呼応し効果が重なる※
※回復玄智丹、万仙丹丸薬などの分泌液と神経伝達物質が倍増し、それらが全身を巡ることにより飛躍的に身体能力が向上し、<魔闘術>と<闘気霊装>系統も強化され、魔力回復能力も高まる※
※<経脈自在>で効果倍増※
<ルシヴァル紋章樹ノ纏>を発動。
※ルシヴァル紋章樹ノ纏※
※独自<闘気霊装>:開祖※
※光魔ルシヴァル独自の<闘気霊装>に分類※
※三叉魔神経網系統:上位亜種※
※<脳魔脊髄革命>と<魔雄ノ飛動>と魔技三種が必須※
※ゼメタスとアドモスと強く連携する<闘気霊装>だが、光魔ルシヴァルならばだれでも連携する※
※足下から背中にかけて光魔ルシヴァルの一門の証拠のルシヴァルの紋章樹の幻影が浮かぶ※
※足下は月明かりを意味し、頭部は太陽を意味する光源が発生し、新・闇の獄骨騎の指輪が輝く※
※加速性能が上昇し、戦闘能力が向上※
心を強く持ち精神の滔天のまま魔界を穿つ――。
<滔天魔経>を発動させる。
※滔天仙流:開祖※
※血仙格闘技術系統※
※玄智武王院流※
※白蛇竜武王鬼流※
※仙王流独自格闘術系統※
※仙王流独自<仙魔術>系統※
※三叉魔神経網系統※
※怪夜王流技術系統※
※魔人格闘術技術系統※
※悪式格闘術技術系統※
※邪神独自格闘術技術系統※
※魔界セブドラ実戦幾千技法系統※
※<水の神使>と<水神の呼び声>と<血脈冥想>と<滔天仙正理大綱>と<性命双修>と<闘気玄装>と<経脈自在>と<魔人武術の心得>が必須※
※血仙人の証しの<光魔血仙経>の影響を得た故の<滔天魔経>の獲得、滔天仙流系統:恒久神仙技<神仙霊纏>の恒久スキル<滔天仙正理大綱>の質が上昇し、魔力活力源の底上げと上限が上昇した。滔々と流れる大河を心に宿した存在※
※水場での戦いが極めて有利に進む※
※<滔天仙正理大綱>や<滔天神働術>と同じく滔天仙人の証し※
※<霊仙酒槍術>などの酒の功能がより上昇した※
丹田を中心に膨大な魔力を体中に巡らせながら体から外に放出させた。
ハルホンクの防護服の一部が、はだけ激しく散っていく。
その魔闘術系統の魔力と<血魔力>の膨大な魔力を宙空に漂うキュルハ様と俺の魔力が蠢いている塊へとぶち込んだ。重低音と軽やかな音が響く、人型が散ってしまうほどの激流となったが魔力の塊は人型に収斂していく。すると、左手の半透明の蛸足集合体が少し出て――。
『魔神の一柱と主が眷属作成とは……このようなことが起きることがあるのだな……我は……』と思念を寄越す。
『おう、人型になるか?』
『否、ここから錬成の具合を、神々しい眷属作成を見守る!』
『了解した』
そこで、
「では、<光魔・血霊衛士>も――」
知記憶の王樹キュルハ様は頷いた。
※光魔・血霊衛士※
※光魔ルシヴァル血魔力時空属性系<血道第五・開門>により覚えた特殊独自スキル※
※<血霊兵装隊杖>と連動している※
※使い手は三体まで生み出しているが、もっと多数生み出すことが可能※
※数が少ないほど優秀※
人型に<光魔・血霊衛士>が重なるように、血色に染まった樹の鎧を着た存在が宙空に十字架を描くように両手を拡げながら出現した。血飛沫と樹が両手から迸った。沼の液体から水飛沫が発生する。
そして、樹の鎧を着た存在は錬成を終えたことを示すように目映い輝きを示す。
ピコーン※<光魔王樹界ノ衛士>※恒久スキル獲得※
続きは明日。
HJノベルス様から書籍「槍使いと、黒猫。1~20」発売中。
コミックス1巻~3巻発売中。




