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槍使いと、黒猫。  作者: 健康


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1460/2002

千四百五十九話 【世界樹キュルハ】と人型の知記憶の王樹キュルハ様

2024年5月11日 17時12分 加筆

 ポイラーシュの背後に展開中の半透明な樹の<王樹ノ根転移>の中に流れている魔力の流れは滝の急流のように勢いよく樹の環の中に張られてある魔法の膜へと衝突している。俺たちをここまで運んでくれた魔力の流れは下方向だ。ギュラゼルバン城の<王樹ノ根転移>の流れは上昇気流の流れだった真逆か。


 ポイラーシュの<王樹ノ根転移>は、【世界樹キュルハ】の知記憶の王樹キュルハ様と、半透明な樹の魔力が、道として繋がっているということか。

 そして、俺たちが立つ地面は土のような固さを持つが、土ではなく巨大な樹の上でもあるようだ。


 俺たちを転移させてくれたポイラーシュの<王樹ノ根転移>は、一気に、無数の魔力の粒子に変化を遂げた。その魔力の粒子はブレながら真下の地面とポイラーシュの両手首に生えている血濡れた樹と月虹に赫く樹に吸い込まれていく。

 幻想的な光景だが二人の魔神に仕えるポイラーシュの異質さが際立つ。

 ポイラーシュの睫毛は少し長い。先ほども思ったが、額の灰色の魔宝石を縁取っている煌めきの魔線はコンピュータの基板を思わせる。

 そんな端正な顔立ちのポイラーシュを見ながら、


「【世界樹キュルハ】とは知記憶の王樹キュルハ様の体内でもあるのかな」


 と質問するとポイラーシュは笑みを浮かべて、


「……はい、ここは知記憶の王樹キュルハ様の世界。【世界樹キュルハ】の転移の間です。そして――」


 ポイラーシュは片腕を上げた。

 前腕と肘のキュルハの魔印から伸びている血濡れた樹と月虹に赫く樹はポイラーシュの額の灰色の魔宝石とも繋がっているが、途中で枝が分かれてポイラーシュから離れるように伸びて俺の頭上を越える。


 振り返ると、その枝先から灰色と青紫色の魔力が放たれていた。

 その魔力は三百六十度の方角へと波動のように拡がっていく。

 一部の樹の角灯が仄かに彩りを強めると、手足が生えて、その手足が急激にバタバタと動き始める。手足を持った樹の角灯は、どこかに転移するように消えて暗くなった。

 と灰色と青紫色の魔力が周囲の巨大な樹に伝搬し、樹の幹が持ち上がり、根がうねうねと動き始めて地面ごと隆起させると巨大な樹が左右に走るように動き出していった。


「「おぉ」」

「山が動くようにも見える」


 巨大な樹の他にも、まだ宙空に残っていた手足が生えた樹の角灯が、不思議に踊りながら俺たちの周囲を巡っていく。


「ンン、にゃ~」


 相棒が跳躍し、樹の角灯に猫パンチをして捕まえていた。


「あ、ロロ、食べちゃだめだ、離してあげろ」

「ンンン、にゃぁ~」


 と口を拡げて手足が生えた角灯を離してあげていた。


「周囲の手足が生えた樹の角灯は、樹輝ミモロガン族です。食べられず、良かった。ありがとうございます」

「はい、すみません、相棒も食べるつもりではなく遊ぶつもりだったんだとは思いますが」

「にゃ~」


 と同意するように鳴いた黒猫(ロロ)は尻尾をおっ立てて気軽にトコトコと楽しそうに歩く。可愛くて、小憎たらしい歩き方だ。

 ダモアヌンブリンガー装備を纏って風に乗るまま、右手で、そんな黒猫(ロロ)を掬うように捕まえる。

 黒猫(ロロ)さんの腹を右手でモミモミしながら前を歩いた。

 右手の丘をガブッと甘噛みされるが離れないから嫌がってはいないと分かる。すると、先ほどまで皆が調べていたタケノコのような植物が急激に成長し――人型で走る『サボテンダー』と似た姿となった、面白い。

 その仙人掌型の魔族は周囲の巨大な樹のほうに向かう。


「わわぁっ」

「樹の魔族たち?」

「おぉ?」

「……ん、サボテンとタケノコの魔族?」

「知記憶の王樹キュルハ様の下で暮らす樹の魔族たちでしょう」

「はい、元吸血神ルグナド様の<筆頭従者長(選ばれし眷属)>の一人だった経験から、知記憶の王樹キュルハの眷属には、ポイラーシュのような人族に近い魔族もいますが樹や植物の人型もそれなりに多かった。樹と植物その物の見た目の存在も居ました。神界セウロス側ですと、植物の女神サデュラと大地のガイアの眷属と神族にも多かった印象です」


 ビュシエの言葉に感心するように頷いた。


「今、少し驚いていた魔族は、樹輝モラベ族です。皆様の来訪は知らなかったので驚いたのでしょう」


 ポイラーシュの言葉に皆が頷いた。

 と周囲の山のような巨大な樹が移動したお陰で――。


 視界が一気に開けた。

 真夜の空は暗緑色が基調で緑のグラデーションが掛かっていた。


「「「おぉ~」」」


 皆も歓声をあげた。


「ンン」


 大いなる幕が開かれるような気分で、少し爽快さを得た。

 緑の陽光を浴びている気分となった。

 すると、黒猫(ロロ)も『なんだにゃ~?』と手の甲からダモアヌンブリンガー装備を蹴って一気に肩にまで登り魔界セブドラの空を見る。

 黒猫(ロロ)が両前足を後頭部に付けているから、可愛い体重を感じられた。そんな黒猫(ロロ)を後ろに押すように見上げると、かなり高い高度にまで壁のような樹が続いていた。


「おぉ……」


 と思わず声を発した。無数の枝と葉も見えたが……どんだけ大きいのか。

 ここが、知記憶の王樹キュルハ様が支配している魔界セブドラの領域か……超巨大な根と幹が世界樹キュルハ、まさに世界樹の名に相応しい。飛んで俯瞰して、【世界樹キュルハ】の地形を見てみたいが、富士山のような大きさかもしれない。


 知記憶の王樹キュルハの姿そのものだったりするんだろうか。


 ポイラーシュは、


「……少し先の巨大な樹が世界樹キュルハ。この地名の由来です。人型の知記憶の王樹キュルハ様と一体化が可能で、戦闘となれば、あの超巨大な世界樹が動きます」


 人型と一体化か……。

 世界樹キュルハなら動くだけで兵器になる。


「ん……山脈のような世界樹が動く……」

「山が動いたと言えば【古バーヴァイ族の集落跡】から【メイジナ大平原】に出る際に襲われましたね」


 ヴィーネの言葉に頷いた。

 ポイラーシュは頷いて、


「それは、樹大国師ダイドーランかも知れません。知記憶の王樹キュルハ様も懸念している凶悪な諸侯にもなりえる魔族、モンスターです。元は知樹魔族キュルハと近いと聞いていますので、複雑ですが、そのような魔族もいるのです」

「へぇ」

「「……」」


 皆が神妙な顔つきで頷いて納得していた。

 ポイラーシュは、


「では、行きましょう、ゲンザン、先に」

「了解」

「「「はい」」」


 ゲンザンは先に坂道を下る。

 俺たちとポイラーシュは坂道を下り始めた。

 歩きながら、

 

「――知記憶の王樹キュルハ様はいるのか?」

「――はい、樹の建物ですが、普通の建物ではない世界樹キュルハの中に知記憶の王樹キュルハ様がいます。キュルハ様は他の地域には移動していない。事前にシュウヤ様の動向を察しておられたか。そして、左にはキュルハの湖があります、キュルハの湖水を飲むと知性と魔力と精神力が上昇し、人族でいう大魔術師(アークメイジ)極魔術知記憶樹師エルダーメイジキュルハの戦闘職業に成れると噂があります。が、それは噂のみ」

「へぇ、噂のみか」

「あ、実際に、極魔術知記憶樹師エルダーメイジキュルハの戦闘職業に成れる秘宝は存在しますし、知記憶の王樹キュルハ様の大眷属の一人に、存在しています」

「そのような戦闘職業があるのか。魔法職も魔族によって多彩に変化するんだな」

「はい、職の神レフォト様は人型ならば、魔界セブドラの魔族だろうと、愛してくださるのです」


 頷いた。

 闇遊の姫魔鬼メファーラ様は光神ルロディス様とも通じている。

 キュルハ様も神界側と通じている面もあるのか?


「そのようだ」

 

 と、俺は発言したが、皆、神妙な顔付きとなる。

 だが、ハーヴェスト神話では、吸血神ルグナド様と知記憶の王樹キュルハ様と宵闇の女王レブラ様は、双月神ウラニリ、双月神ウリオウ、神狼ハーレイアの三神と争っている。


 ポイラーシュの血濡れた樹と月虹の赫きは、それと関係があるような氣がするが……そして、【ルグナド、キュルハ、レブラの合同直轄領】の中心地の【闇星極龕の間ミュマ】以外にも、南マハハイム地方にも影響が出た三つの神々が戦った影響はあるとは睨んでいるが、そこに向かうは分からない。


 坂道を下りながら進む。

 

「知記憶の王樹キュルハの眷属類の魔族なら、キュルハの湖水を飲むと実際に知性と魔力と精神力は一定の間上昇します。他の魔族の場合は、ある程度の耐性がないと中毒になり、飲み過ぎると……キュルハの湖水の周りにある巨大な樹に吸い寄せられて、そのまま樹の葉や果実に変化します」

「……」

「それは怖いな、美しい湖だが、飲まないようにしよう」


 アドゥムブラリの言葉に頷いた。


「ポイラーシュさんと似た魔族たちの名はなんていうんだろう」

「知樹魔族キュルハと呼ばれることが多いですね。耳が特徴的です――」


 少し銀色が混じる薄青色の髪をたくし上げて、耳を見せてきた。

 エルフのように長い耳の一部は回路基板のような樹でピアス用か不明な、金属の孔が無数に空いていた。

 金属素子か、硝子素子にも見える。


 と、その孔から無数の螺旋状の白糸が出た。

 螺旋状の白糸は髪の毛のような繊維質の塊にも見えるが、虹色の魔力を発していて、かなり綺麗だ。


「耳の一部は樹なんだな」

「はい、額とキュルハの星極時空魔石の周囲も、知樹魔族キュルハの証明。樹の細かな孔からキュルハの糸が出せる。この糸を使い知記憶の王樹キュルハ様とコンタクトも取ったり知魔族キュルハの儀式を行ったりと、キュルハ同士のコミュニケーション手段の一つでもあります」


 未知の文化だ。


「「「へぇ」」」

「ん、初めて知った」

「「はい」」


 ヴィーネも興奮気味にポイラーシュさんの耳に凝視していた。

 ポイラーシュは会釈してから、坂道を下る。

 そして、左腕を伸ばし、


「あのように、坂の下には知樹魔族キュルハが暮らす街があります。街には、樹輝モラベ族、樹輝ミモロガン族、湖樹ミロ族、樹鳴ビィビィ族、樹美魔クレン族、樹魔トレント族なども暮らしてモンスターとして生活しています」

「「へぇ」」

「ん、色々と住んでいる~」

 

 周囲には、樹の角灯が無数に浮いている。


 坂の下いるゲンザンは、仙人掌型の樹輝モラベ族に囲まれて質問攻めを受けていた。

 言語は普通に理解できる言葉が多いが分からない魔族語もあった。


 <翻訳即是>は便利だ。

 皆もマハハイム共通語と似た魔族語は分かるとは思うが、それ以外の発音が難しそうな魔族語は分からないだろうな。


 坂道の左には土の道が窪地の奥に続いて、道の左右に樹の洞の家が並ぶ。

 左の奥にはカルデラ湖のような湖が拡がっていた。

 舟に乗った漁師の魔族たちが網を湖に投げて漁を行っている。

 湖の手前には子供を連れた親子が枝を垂らして、釣りを行っていた。


 そんな湖の稜線を描くように巨大な樹と根が拡がっている。

 樹と根には様々な花々と果実と葉が繁っていた。

 巨大な樹の洞が幾つもある。洞は巨人の口やドラゴンの上顎を思わせる形で、その大きい洞の中で知樹魔族キュルハたちが生活を営んでいる。


 樹の洞の中には自然の樹を利用した商店の建物もある。

 高さと奥行きを利用するような階段があり、二階にも客が入っている。

 洞の天井は樹の梁と棟と垂木に束が備わっていた。

 赤い魔宝石が嵌め込まれた窓もある、緑色と土色の不思議な陽を浴びて、窓の周りにある【世界樹キュルハ】の歴史が描かれてあるようなモザイク画がキラキラと輝いて見えた。

 他にも魚を切り刻む作業場所を兼ねた倉庫や家もあるようだ。

 

 キュルハの湖で採取した魔魚が巨大すぎる。

 その魔魚を狂騒に身を任せたように、蟷螂の腕刃で切りまくる仙人掌型の魔族が少し怖い。顔は辛うじて分かるが、何かに痺れたような恍惚的な表情だった。

 

 神殿のような洞も見えた。

 植物と樹が絡んでいるキュルハの姿と思われる巨大樹の模型と人型のキュルハの模型を不変のまなざしで見つめている魔族たち。

 拝んでいる魔族たちもいる。


 狂乱の勢いのまま、湖で取れた魔魚を生贄にしているような魔族もいた。


 天空をあおぐように、世界樹キュルハに向けて叫んでいる神官のような衣装を着たトウモロコシの人型魔族がいる。


 その神官に知記憶の王樹キュルハ様が呼応しているのか、ここからでは天辺が見えないほど高い世界樹キュルハからメタトロンキューブのような形の物体がポッポッと音を立てて落下していた。爛々と光り輝いているから、光属性っぽい印象だが……。


 不思議すぎる。


 藤色と深紅の魔法の膜が掛かっている洞もあった。


 門のような鋼鉄の扉が設置されている洞もあった。

 手前の大通りと巨大な広場は宴の場でもあるようだ、大通りには、知樹魔族キュルハたちと、魔族たちが行き交っている。


 酒場では、トウモロコシの美味そうな顔で歌っている魔族がいては、魔酒のコップを樹の多腕に持っているネームスのような鋼木の魔族もいた。


 酒を振る舞う人族風の魔族もいる。

 霊湖の水念瓶のようなアイテムを操作している魔族もいた。

 大きい酒瓶を豪快に振るって、中身の赤いワインのような液体を、隣にいた植物の魔族の口に注いでいく。


 群衆の仙人掌型の魔族たちに向け、牧師っぽい出で立ちの知樹魔族キュルハが説教しているのは少し面白い。

 

 松明を両手に持って、異世界葉っぱ隊を結成している者たちもいる。

 ここまでヤッタヤッタと魔声が聞こえてくるように思えた。

 思わず、笑ってしまう。


 リュートのような魔楽器を弾く太鼓腹の魔族がいる、吟遊詩人か。


 坂道を進む俺たちにも、野太い歌声とリュートの音が聞こえてきた。

 熱に浮かされたようなリズムを奏でている。

 湖の表面にも浮いた樹で作られた古めかしい家もある。

 戸口と窓から明かりが燦々と湖にまで注がれているのは、中で魔力の実験でもしているのか? そこを訪れたトウモロコシの体を持つ魔族が、蔓と花の魔族の蔓にひっぱたかれて板の間を転がってキュルハの湖に落ちていた。


 巨大な樹の上部は右にくねり伸びて架け橋のように坂道の真上を超えているのもあった。アーチ状の城門にも見える。その架け橋のような樹の上に育っている様々な果実と葉を複数の二腕二足の魔族たちが採取していた。腰と背の袋に果実と葉っぱを入れている。架け橋の樹の下には、数珠つなぎ状に垂れている蔓状の植物に咲いていた巨大なカンパネラのような花に頭部を突っ込んでいる半透明な体を持つ魔族がいた。


 花の蜜を半透明な体の内部に取り込んでいるようで、体が煌めいていくと、翅を生やして飛翔していく。その坂道を下り進む、ゲンザンは、樹輝モラベ族たちを退去させてから先を進む。


 右側の古びた墓地の中心では鐘を鳴り響く。


 そこには魔術師風の魔族の集団もいた。


 皆、魔杖の腕を掲げて、そこから青白い光る球を生み出して、死者を祀った墓と尖塔に向けて青白い光る球を放っては不気味な呪文を投げかけている。


 その周囲の様子を見ながら巨大な壁のような出入り口に到着。


「ここから先が世界樹キュルハの中心です、行きましょう」

「了解」

「「「はい」」」

「ンン」


 と、世界樹キュルハの巨大樹の中に皆で入った。

 イイ匂いに包まれる。

 知樹魔族キュルハたちの衛兵っぽい方々が、


「「「「ポイラーシュ様とゲンザン様!!」」」」

「「「「お帰りなさいませ!」」」」

「「「「お帰りなさいませ!」」」」


 一斉に叫びながら整列。

 ポイラーシュとゲンザンは、


「おまえたち、任務ご苦労」

「私たちは知記憶の王樹キュルハ様に面会を予定している大事な客人たちをご案内している途中なのだ」

「皆は休んでいてください」

「「「「ハッ」」」」

「では、速やかに退くのだ」

「「「「ハッ!」」」」


 衛兵たちは左右に散った。


「行きましょう、此方です」


 俺たちは城のホールを思わせる吹き抜けを通り、中央の巨大な樹の階段ではなくエスカレーターに乗った。

 樹の柱の構造が螺旋状で芸術品のように見えてくる。

 と、踊り場から大広間と玉座が見えた。

 赤い絨毯が敷かれた中央には、冠を被った魔貴族風の衣装を着ている人族と似た方がいる。その人族の周囲だけ空間が歪んでいた。

続きは今週。

HJノベルス様から書籍「槍使いと、黒猫。1~20」発売中。

コミックス1巻~3巻発売中。

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[気になる点] ここが、知記憶の王樹キュルハ様が支配している魔界セブドラの領域か……超巨大な根と幹が世界樹キュルハ、まさに世界樹の名に相応しい。飛んで俯瞰して、【世界樹キュルハ】の地形を見てみたいが、…
[一言] >知記憶の王樹キュルハの眷属には、ポイラーシュのような人族に近い魔族もいますが樹や植物の人型もそれなりに多かった。樹と植物その物の見た目の存在も居ました。神界セウロス側ですと、植物の女神サデ…
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