千四十三話 <鬼槍ピューリケル>と<鬼想魔手>の獲得
新年おめでとうございます!
今月の19日に19巻が発売します。お年玉として買って下されば嬉しいです。
2023年1月4日 修正
皆が寄ってくる。
この書物が、奇想鬼腕書ピューリケルだろう。
皆に、
「不意打ち気味に緊急的な争いとなったが、皆、よく連携して戦ってくれた。
ありがとう」
「「「はいッ」」」
すると、山猫から普通の黒猫の姿に戻っていた黒猫が、
「ンン――」
と鳴きながら肩に乗ってくる。
頬に頭部を寄せて、胴体も首に当てるように甘えてきた。
鼻先が冷たく「ひゃっ」と変な声を発してしまった。
髭と体毛の感触が柔らかくて、首が擽ったい。
同時に、ふっふっと僅かな相棒の可愛い吐息を首に感じて、癒やしを覚えた。
その黒猫は、俺の耳朶を前足で叩く。
……俺の福耳は、相棒にとってなんなんだろうか。
肩の上でくるっと回転して肩から二の腕と肘の上をトコトコと歩いて、俺の左手が握っている奇想鬼腕書ピューリケルに前足を当てようとしてきた。
「ロロ、戯れるのはナシ」
「ンン」
前腕にいた器用な黒猫は軽やかな動きで前腕と肘に二の腕を蹴って肩に戻ってきた。
「にゃ、にゃぉ~」
代わりに耳朶の福耳を前足で叩かれた。
耳を甘噛みされる確率は高いが、その悪戯は許そう。
「ウォォン! 勝ったと分かるが、書物とは!!」
「「「ウォォン!」」」
「――俺も驚いた」
「はい、怪物の手を倒したシュウヤ様は見事」
「あの鬼の手のようなモノに関係した書物なんだろう?」
アドゥムブラリの言葉に頷いた。
ビュシエも、
「シュウヤ様の槍武術も見事」
「おう、ありがとう」
続いて、アクセルマギナが、
「吸霊胃無アングストラの指輪が壊れた影響か、その指輪自体が異空間に干渉したのか、空間に亀裂が入って拡がった時は驚きました」
皆が頷く。
「亀裂の先から姿を覗かせていた異世界は、他の魔界セブドラの地域か、まったく異なる異次元世界でしょうか」
「どちらも可能性はある。【幻瞑暗黒回廊】から時々見えていた異世界とも似ていた印象だ」
「【幻瞑暗黒回廊】か……様々に可能性はありえるか」
アドゥムブラリの言葉に皆はもう一度頷き合った。
ビュシエは、
「その異世界から此方を覗いていた巨大な怪物たちと、シュウヤ様が倒した怪物の手は関係がある?」
「あるかも知れないが、一瞬だったからな」
「……そうですね」
ビュシエは少し怪訝そうな表情となった。
そして、ゼメタスとアドモスにリューリュとツィクハルが、
「閣下は、鬼の手をスムーズに払い退けた。あの斧槍武術は実に爽快で見事でした」
「うむ! 怪物の手の速度も尋常ではなかったが、それに対応された閣下の動きと魔槍杖バルドークの扱いは、神懸かっていましたぞ!」
「素敵でした! 紅色の三日月を描くような軌跡が何度もシュウヤ様の周りに生まれていました」
「はい、斧槍の扱いは勉強になります。<従者長>になったら武術を教えてください!」
皆が褒めてくれたから照れる。
自然と笑顔になりながら、「ツィクハル、当然だ。一族としてタイマン勝負もしてやろう。美人さんだが、槍は本気だからな」
「は、はぃぃ」
ツィクハルの返事と態度が面白い。
皆に向け、
「――【ローグバント山脈】で修業し、獲得したばかりの<山岳斧槍・滔天槍術>と<山岳斧槍・阿修羅>を用いたんだ」
「おぉ、先ほどの槍武術が、<山岳斧槍・滔天槍術>!」
「納得ですぞ、魔槍杖バルドークと閣下が一体化したような神技!」
「うむ、無双の極み」
ゼメタスとアドモスが<黒南風もののふ>と<赤北風もののふ>を発動したのか、
黒色と赤色の粉塵魔力を体から噴出させる。
魔槍杖バルドークを右手の掌で回す。
左手が持つ奇想鬼腕書ピューリケルの書物を<導想魔手>に握らせて――。
一歩二歩三歩から横に歩きながら――。
魔槍杖バルドークを左の前腕に飛ばす。
左腕全体で魔槍杖バルドークを受け止めてから――。
その魔槍杖バルドークの柄を、前腕から左の掌へと転がし運ぶ。
掌で上下左右に魔槍杖バルドークを回転させた。
紅斧刃で宙に円を描くように時計回りに回しつつ――。
数本の指先で柄を叩き、魔槍杖バルドークを手前に寄せるように浮かせた。
その魔槍杖バルドークの柄を二の腕と肘窩と左脇でがっちりと挟んで止めてから、右足を少し前に出して右腕を前に出しつつ半身を皆に見せた。
風槍流の基本ポーズを繰り出した。
サシィとリューリュと黒狼隊にツアンが拍手してくれた。
ゼメタスとアドモスも興奮しながら、
「……今の魔槍杖バルドークの扱いも見事!」
「おうよ」
すると、アクセルマギナが、
「マスターが入手した書物と、アングストラは関係があるのでしょうか」
そう聞いてきた。
頷いて魔槍杖バルドークを消す。
そして、<導想魔手>が持つ奇想鬼腕書ピューリケルを皆に見せながら、
「倒した吸霊胃無アングストラと関係があるのかは不明だが、この書物と、異空間から飛来してきたあの鬼の手のようなモノと関係しているスキルを獲得した」
「スキルを獲得なされていたのですか」
「「「「おぉ」」」」
「まぁ! スキルの獲得とは驚きです」
「あぁ」
「にゃ~」
肩にいた黒猫は降りて、俺の足に頭部を突けて胴体を寄せてきた。
尻尾も絡ませてくる。
その相棒を撫でたくなったところで、皆に、
「獲得したスキルは、<鬼槍ピューリケル>というスキルと<奇想鬼腕書ピューリケル>という恒久スキルだ」
アドゥムブラリが、
「<鬼槍ピューリケル>か。<奇想鬼腕書ピューリケル>がその書物だとして、無名無礼のナナシと戦い勝った時と同じようなスキルなのか?」
そう聞いてきた。
アクセルマギナも、
「皇級:無属性の無名無礼を読んでナナシと戦い、勝利した後獲得なされた<召喚魔槍・無名無礼>ですね」
「召喚が<鬼槍ピューリケル>にはない。だから違いはあると思うが、まぁ似た印象か。早速<鬼槍ピューリケル>を試す。相棒、少し離れてくれ」
「ンン、にゃっ、にゃぉ~」
黒猫は撫でてくれると期待していたらしい。
少し珍しい鳴き声を発して、右の脛に左右のフックの猫パンチを交互に繰り出す。
猫ボクサー黒猫さんは、身を翻して後退。
その黒猫はケーゼンベルスとケン、コテツ、ヨモギと、
「ンン、にゃ」
「ウォン! 勝利ぞ、友よ」
「ンン」
「「「ウォォン!」」」
と鳴きあって、各自お尻の匂いを嗅ぎ合う挨拶を行う。
そして、「ンン」と鳴いた黒猫は目をまん丸とさせて、口を少し広げて鼻袋を膨らませる。
ドヤ顔気味なフレーメン反応を俺に見せてくる。
「はは」
と笑った。
「「ふふ」」
黒猫は、笑顔を見せるビュシエたちの下に「ンン」と鳴いて近付いた。
アクセルマギナと沙と羅と貂の足にも、頭突きを繰り返していく。
可愛い。
互いに匂いを嗅いでいた魔皇獣咆ケーゼンベルスたちは俺が持つ書物が気になるのか、近付いてくる。
さて、<導想魔手>が握る奇想鬼腕書ピューリケルをチラッと見てから――。
「<鬼槍ピューリケル>を試す」
「「「はい」」」
「「「「ウォォン!」」」」
<鬼槍ピューリケル>を発動――。
――右手に短槍が出現。
「おぉ」
「それが、鬼槍ピューリケル!!」
「無名無礼の魔槍と似た魔槍が、鬼槍ピューリケルか」
「やはり、召喚系なのでしょうか」
「近いと思うが、書物ナシでも運用可能。俺が直に鬼槍ピューリケルをスキルとして得たと言えばいいか」
<導想魔手>が持つ奇想鬼腕書ピューリケルが点滅を繰り返した。
薄らと幻影の鬼の手が浮かぶ。
この短槍の柄の表面の模様と連携しているように、真上に細かな魔線が投影したような幻影の鬼の手が浮かんでいた。渋い。
やや沿った柄の金属は灰銀と紫と黒の魔鋼。
中心には赤い菱形の模様がある。魔石が嵌まりそう。
神槍ガンジスの窪みと近いか。
……神槍ガンジスの窪みに嵌める予定の神魔石なんだが、まだ一回も試していない。
ヒュプリノパスの尾といい、何かが起こる予感があるからな。
鬼槍ピューリケルの穂先は、長い直槍で、蜻蛉切と大笹穂槍にも似ている。
極めて鋭そうだ。
葉が刃に触れただけですぅっと切断されそうな印象。
螻蛄首の造りは滑らかだ。表面には点々としたルーン文字が規則正しく魔法陣と幾何学模様と共に刻まれていた。
黄金比を感じさせる。長さが一対約一・六一八の比率。
最も安定していて美しい比率とされる数値。
銀河の渦、向日葵の形、台風の形、鸚鵡貝、DNAの螺旋、シナプス、宇宙、ミクロからマクロ、そのすべてに関係している。
試しに鬼槍ピューリケルの柄に魔力を込めると、大笹穂槍に似た穂先が金色に輝きながら伸びた。
鬼の手の幻影の色合いが強まる。
「「おぉ」」
「鬼槍ピューリケルの穂先が伸びた」
「……急激に伸びるわけではないが、隠し剣を彷彿とさせる」
「片手半剣のような短槍でもある?」
「あぁ、両手剣のツーハンデッドソード、ツヴァイハンダー的に使えるかもだ」
フィナプルスが、<導想魔手>の歪な魔力の手が持つ書物を見て、
「<導想魔手>で持つのが<奇想鬼腕書ピューリケル>ですね」
「おう。<奇想鬼腕書ピューリケル>の恒久スキルも獲得したから、使ってみる」
「はい」
奇想鬼腕書ピューリケルを持ちながら<奇想鬼腕書ピューリケル>を意識した。
すると、鬼槍ピューリケルと奇想鬼腕書ピューリケルから先ほど見せていた鬼の手が宙空に飛び出ていく。
四つの鬼の手は思念で操作が可能――。
黄金比を描くように四つの鬼の手が宙空を行き交った。
応用が可能か?
血の錫杖を持たせるイメージを行う。
瞬く間に四つの鬼の手が宙空で衝突して融合し大きくなった。
大きくなった鬼の手は奇想鬼腕書ピューリケルに突入、書物がぐにゃりと折れ曲がる。
塊となりながら鬼槍ピューリケルに突入。
鬼槍ピューリケルから大きな鬼の手が外に出てくると、俺の左手にも突入してきた。
魔力を吸われるが、魔力を少し返された? 不思議な感覚――。
刹那、視界がぶれる。先ほどの異世界の光景が脳内で連続的にフラッシュバック――。
一気に視界が変化した――宇宙的な背景を持つ場所となる。
そこでは巨大な眼を九つ持つ巨人と片腕の巨人が戦っていた。
片腕の巨人は、巨大な鬼槍ピューリケルを握っている。
その片腕の巨人は、大きな鬼の手を思念で遠隔操作している。
大きな鬼の手は<導想魔手>と似ていた。
魔線は見えない。
高度な<導魔術>か<仙魔術>か。
それともエヴァの<念導力>系統かな。
その操作している鬼の手は四つに分裂し直進。巨大な眼を九つ持つ巨人の胴体を貫いた。
巨大な眼を九つ持つ巨人は飛んで逃げた。
四つの鬼の手はブーメラン機動で逃げた巨大な眼を九つ持つ巨人を追った。が、途中で引き返しながら一つの大きな鬼の手に融合しつつ片腕の巨人の体に戻った。
その片腕の巨人は、半透明な片腕を得た。
半透明の具合は、先ほどの吸霊胃無アングストラを思わせる。
と、視界が元通り。
沙と羅と貂が寄ってきていた。
「――ぬ!? 妾たちの出入り口がある左手に!」
と、鬼の手が、その左手からにゅるりと飛び出てきた。
大きな鬼の手だ。<導想魔手>と似ているが、見た目が異なる。
漆黒に僅かに赤と金が混じっている。
その大きな鬼の手を思念で操作――血の錫杖を握らせる。
血の錫杖を振るいながら鐶を鳴らした。
血の錫杖を消す。聖槍アロステを意識、出現させて、大きな鬼の手に握らせた。
――<導想魔手>と似たことが可能になった。
ピコーン※<奇想鬼腕書ピューリケル>が進化します※
※<鬼想魔手>※スキル獲得※
「おぉ~、魔力を吸われたが、<奇想鬼腕書ピューリケル>が進化して<鬼想魔手>を獲得した。<導想魔手>と同時に発動可能だ――」
<導想魔手>に魔槍杖バルドークを握らせる。
聖槍アロステを握る<鬼想魔手>を皆に見せるようにゆっくりと動かした。
「「「おぉ」」」
<導想魔手>と魔槍杖バルドークを消す。
聖槍アロステも消して、<鬼想魔手>だけを皆に見せた。
そして、
「<鬼想魔手>に進化したことで、書物もだが、<奇想鬼腕書ピューリケル>の恒久スキルも消えたようだ」
「おぉ~。書物を入手してのスキル獲得でしたからね。不思議な連携です」
「あぁ、<導想魔手>と同じような<鬼想魔手>とはな」
アドゥムブラリの言葉に頷く。
フィナプルスは、
「イモリザ、今はツアンですが、黄金芋虫を経由した第三の腕を使わずとも、シュウヤ様は四腕の槍無双が可能になったということですね」
「そうだな」
「俺がイモリザに戻れば、大旦那は五腕の槍無双も可能に」
「そうですね。しかし、マスターは<血想槍>や<血想剣>を獲得しているので、腕の数はそこまで必須ではありません」
アクセルマギナの発言に皆が頷く。
「それはそうだが、<血魔力>の消費量を考えれば、選択肢は多いほどいい」
「「たしかに」」
アドゥムブラリは、
「そうだな。しかし、ビュシエの一族が持っていたアイテムからとんでもないアイテムをゲットした感じか?」
「あぁ」
ビュシエはばつが悪そうな顔つきとなって、
「シュウヤ様と皆様、すみませんでした」
「ビュシエの責任ではない。むしろ被害者だろう」
「それは……<従者長>カーマトラはレアな品の蒐集家でもあったので……もしかしたら……あの指輪を嵌めたまま長く寝ていた間に……」
皆、『あっ……』という表情となる。
「「「……」」」
暫し【吸血神ルグナドの碑石】の空気を感じた。
斜め上の天井に新たな洞窟を造った螺旋壊槍グラドパルスは、消えている。
アドゥムブラリが咳払いして、
「……先の空間の亀裂の先に見えた異世界に話を少し戻すが、狭間の穴の作用もあるかもだ」
先のフラッシュバックからして、魔界セブドラではないような印象だが……【幻瞑暗黒回廊】のこともある。
「……狭間の穴も狭間のブラックホールのような場所だろうからな。次元が裂かれたから多少なりとも関係はあるかもだ」
「異次元世界のおおいなる存在は、魔界セブドラとは違う世界の神々に見えましたよ」
「先ほど話に出ましたが、【幻瞑暗黒回廊】からも見えた不思議な異世界説を押します」
「【幻瞑暗黒回廊】の異世界と黒き環から行ける異世界……マスターがよく前世の地球のことを語りますが、カザネにマコトなど、転移者と転生者ごとに異なる次元宇宙からの惑星セラへの転移と転生事象が存在する。ですから、パラレルワールドとして、幾重にも分岐した次元宇宙の平行世界のことを考えれば、可能性は多岐に渡ります」
膜宇宙論などを想起しつつ、アクセルマギナの言葉に頷いた。
「白い蝙蝠に変身していたビュシエさんの上下に生み出された魔法陣。その間の世界は、不思議でした。そして、その不思議な世界にいた存在たちは、超大型巨人ハザルハードのようにも見えた」
リューリュの言葉に頷く。
アクセルマギナが、
「はい、巨大な眼を九つ持っていた」
そう発言。
ビュシエは視線を俺に向けて、
「え、吸霊胃無アングストラが生み出した魔法陣……」
「<血道・血槌轟厳怒>を用いた時だが、あの時、異次元、異世界が俺たちには見えていたが、気付いていなかったのか」
「……はい」
ビュシエは少し表情を強張らせる。
フィナプルスは、
「やはり、未知の異世界と推測します」
「どちらにせよ、主が急ぎ閉じようとしていたから、少し心配だった」
アドゥムブラリがそう発言。
皆も神妙な顔つきとなった。
ビュシエとアクセルマギナにツアンは、少し考える素振りを取ってから頷いていた。
「亀裂の先の異世界にいた巨大な存在は怖かったです」
ツィクハルはビュシエを見ながらそう発言。
ビュシエは、
ツィクハルに向けて頷いた。
一呼吸後、サシィは、
「シュウヤ殿、ひとまずの勝利だろうか」
「おう。完全勝利?」
と、すべてのスキルを解除。
右手に魔槍杖バルドークを召喚し直して、掲げてから、笑顔を見せる。
「良かった……」
「にゃ~」
「ウォォォン! 我らの完全勝利!」
「はい!」
「「「ウォォン!」」」
「やった!! 勝利!」
「「おう」」
「では、外に出よう。石棺から皆が回収した品だが、【源左サシィの槍斧ヶ丘】の源左砦に戻りながらチェックしようか」
「「承知!」」
光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスが逸早く返事をしながら出入り口に向かった。
ディペリルの高級魔コイン。
レブラの高級魔コイン。
メファーラの高級魔コイン。
レンシサの魔白金。
多分だが、ゼガの魔コイン的なことが可能だと分かる。
だとしら、黒獄アニメイテッド・ボーンズと赤獄アニメイテッド・ボーンズに、それらのコインをグルガンヌの滝壺に浸けて儀式を行えば、上等戦士ゼアガンヌを超える上等戦士の部下を光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスは得られるということかな?
続きは今週を予定。
HJノベルス様から最新刊「槍使いと、黒猫。19」2023年1月19日に発売予定。
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