千二十四話 汚物は消毒だ
2022年11月29日 20:39 22:24 修正
ツアンたちの前方には、素槍を持ったマーマインたちが横陣を組んでいる。
横陣の背後は【マーマイン瞑道】で、マーマインの兵士は多い。
【マーマイン瞑道】の出入り口に近い場所は、ガレ場と小川が流れる場所だ。
そこでツアンたちが戦っていた。
そのマーマインの一人の頭を狙うとしよう――。
<鎖の因子>が刻まれている左手首を前に突き出す。左の掌を銃のスコープに見立てて、マーマインの頭をターゲッティング――。
そのまま左手首から<鎖>を射出する。
――相棒も、
「にゃごぁ――」
縦に細い炎を吐いた。
手前のマーマインに炎を浴びせていた。マーマインは頭部が燃焼すると、ふらふらと歩いてから倒れた。
俺の左手首から伸びている<鎖>は隣のマーマインの頭部を貫く。
その伸びきっている<鎖>を消した。
相棒はツアンたちの戦闘の邪魔をしないように、ツアンたちの背後の右側へと回っていく。
空間把握能力は重要――。
死体が積み重なって障害物と化しているエリアと足場の悪いところの把握をしながらの戦闘だからな――。
ツアンは、
「旦那、フォローありがとうございます――」
礼を言いながらククリ刃を振るう。
ククリ刃の先端から<血甲光斬糸>が宙に伸びていく。
その血の糸<血甲光斬糸>が二体のマーマインの素槍と腕を貫き、その腕を切断して隣のマーマインの片腕も貫いていた。
<血甲光斬糸>の血の糸は強い。
「「「うがぁぁ」」」
数人の素槍部隊のマーマインを戦闘不能にした。
そのツアンはマーマインの素槍部隊の横陣が崩れたところを見て、
「黒狼隊! パパス、リューリュ、ツィクハル、突撃だ!」
と指示を飛ばす。
ツアンの背後にいる三人が、
「「「ハッ」」」
「「「ウォォン!」」」
――パパスを乗せている黒い狼コテツ。
――リューリュを乗せている黒い狼ケン。
――ツィクハルを乗せている黒い狼ヨモギ。
が前に駆けた。
パパスは目の前にいるマーマインの頭部目掛け魔斧レガールを振るった。
魔斧の刃がマーマインの頭部を裂くと、その頭部は派手に粉砕された――。
リューリュは魔法棍を下から斜め上へと振るい、魔法棍をマーマインの胸にぶち当てた。魔法棍には刃があるのか、マーマインの胸が斬り裂かれていた。
ツィクハルは斧槍を突き出し、マーマインの胸を貫く――。
マーマインの素槍部隊の一角が完全に崩れた。
ツアンは他のマーマインに<投擲>していたククリ刃を両手に引き戻し、キャッチしながら、
「――見事だ、黒狼隊の角鬼たち!」
渋いツアンがリューリュたちを褒める。
「「「はい」」」
黒狼隊の隊長ツアンの爆誕だ。
そのツアンは再びククリ刃を<投擲>する。シュッと直進するククリ刃は、マーマインの頭部に突き刺さった。
ツアンは直ぐにククリ刃と繋がっている両手の魔糸を引き寄せ、マーマインの頭部に刺さっていたククリ刃を引き抜くと、そのククリ刃を手元に戻さず素早く上下左右に動かしていく。バーソロンもそうだが、糸使いだな。
光斬糸を扱う冒険者は貴重だとエヴァから聞いたが、そのツアンの戦闘能力も格段に上昇している。
宙空に綺麗なククリ刃の軌跡が生まれていく。
その宙を踊るようなククリ刃の切っ先から<血甲光斬糸>が伸びた。
<血甲光斬糸>は知恵の輪のような形のままマーマインに向かう。
マーマインの胴に∞のマークを刻むようにマーマインの体を細断して倒した。
ツアンは、光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスがマーマイン瞑道に突入し、多数のマーマインの手斧部隊を屠ったところを見てから、
「ゼメタス将軍とアドモス将軍、前衛を頼みますぜ――」
「「承知!」」
ツアンは、ゼメタスとアドモスに声を掛けてから退き、飛来した手斧を避けた。
その手斧を放ったマーマインの頭部に――<鎖>の先端をぶちかまし、そのマーマインを倒した。
ゼメタスとアドモスは星屑のマントを煌めかせながら、手斧部隊のマーマインたちに向かう。足下の<ルシヴァル紋章樹ノ纏>が煌めいていた。
そのゼメタスとアドモスは血が滴る骨剣を振るった。
月明かりを吸収していく血が滴る骨剣が手斧部隊のマーマインたちの首と胴体を斬り捨てた。
「「――ぬおぉぉぉぉぉ」」
骨剣を振るったゼメタスとアドモスの勢いは止まらない。
光魔沸夜叉将軍としての動きで、ツアンたちを守るように斜め横に出てから真横に振り向き、マーマインの素槍と相対すると、骨剣と骨盾を掲げ、
「光魔沸夜叉将軍ゼメタスが、参る!!」
「光魔沸夜叉将軍アドモスが、参る!!」
そのまま突撃した光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモス。
重戦車突撃のような特攻となった。
マーマインの素槍部隊は素槍を伸ばすが、ゼメタスとアドモスの骨盾と骨剣に硬い鎧には通じない。素槍の幾つかは瞬時に折れた。折れ曲がりながら内側に湾曲し腕ごと折れているマーマインもいた。そのまま突進した光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスと衝突したマーマインの素槍部隊は吹き飛んでいく。
吹き飛んでいないマーマインたちは両腕が上がったまま隙だらけ――。
神獣に乗りながら《連氷蛇矢》を数十と繰り出し、援護――。
《連氷蛇矢》を喰らったマーマインたちは氷の彫像となって倒れゆく。
マーマインの兵士たちは、
「「「髑髏の魔界騎士を倒せぇぇぇ」」」
「あの光と闇の髑髏騎士を倒すのだぁぁぁ」
「「おぉぉ」」
そう叫ぶ。
マーマイン瞑道に響き渡る軍靴の音と大喊は凄まじい。
それは同時に光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモスが完全に囮となったことを示す。
ツアンと黒狼隊は悠々と素槍を失ったマーマインを各個撃破――。
マーマインの素槍部隊は瓦解。
ツアンと黒狼隊は、新手の手斧部隊に突撃を噛ます。
数十人規模のマーマインの手斧部隊を翻弄して各個撃破を行う。
<血甲光斬糸>を使うツアンの指示は的確。
指示を出しながらも、両手に持つククリ刃で、今もマーマインの首を薙いで倒した。
そのツアンの背後に手斧を持つマーマインが忍びよる。
急ぎ血霊衛士を向かわせた――。
血霊衛士はマーマインに向け<豪閃>を繰り出した――。
マーマインの脇腹を<豪閃>の長柄の棍が捉える。
その脇腹ごと背中を抉るようにマーマインを吹き飛ばし倒した。
「旦那と神獣様、フォローをありがとうございます。マーマイン瞑道の右上に簡易砦があります」
「あぁ、了解――」
「にゃお~」
と、ドッと重低音が響く――。
一体の血霊衛士と俺の血の甲冑に衝撃を数回受けた。
「だ、旦那!」
魔銃による弾丸の遠距離攻撃か――魔矢も飛来――。
「――あぁ、大丈夫だ。それより、パパスたちを見習え、散開しろ」
魔矢を壊槍グラドパルスで叩き落としながらそう発言。
「はい――」
ツアンは離れた。
弾丸の衝撃は地肌に通じて痛かったが、それだけだ。
深いダメージはない。
<血霊兵装隊杖>の光魔ルシヴァル宗主専用吸血鬼武装は頑丈だ。
ハルホンクの防護服だけでも防げるだろう。
跳ね返った弾丸は地面と衝突して土煙が上がっている。
その弾丸はもう見えないが、俺を乗せた相棒が動きを止めた途端に胴を狙ってくるとは、魔銃の腕前はいい。
相棒に当たらなくて良かった。
神獣は「ガルルルゥ」と唸り声を発して、飛び道具を飛ばしてきた存在に頭部を向けた。
パヴィスのような長方形の盾を構えたマーマイン五人の背後にいる射手と魔銃使いのマーマインの三人組が放った魔弾と魔矢だろう。
面長のマーマインが持つ魔銃から濛濛とした煙があがっている。
その魔銃小隊は源左の者と似た武者の装備を身に纏っていた。
周囲には、薬莢と似た魔石を元にした金属容器と弾倉のような物も転がっている。
魔銃製作技術、製鉄技術などもマーマイン側に流れたと判断すべきか。
彼らの直ぐ背後は【マーマイン瞑道】の出入り口。
マーマインの数は順調に減っているが、素槍と刀を持つマーマインはまだそれなりにいた。
そして、魔銃を持つ部隊はあいつらのみ。
「おい、黒髪の魔界騎士には魔銃が効かないぞ!」
「硬い<血魔力>を活かした装甲魔鎧か――」
また魔銃を撃ってきた。
<夜行ノ槍業・召喚・八咫角>を発動――。
左手首から<鎖>を伸ばし<鎖>の盾も作ったが――相棒は横に飛んでいた。
魔弾を軽々と避ける。
魔銃を撃った面長のマーマインは、今の相棒の機動を見て、魔銃の構えを解いた。
「チッ、強力な魔獣を操る魔界騎士か。トロイスは源左の魔銃を何重にも推していたが、これでは魔法の礫や武装魔霊などと変わらんではないか! いくら強力だろうと、当たらなければ意味がない」
「ラペイジ様、魔法が使えない者でも強力な遠距離攻撃が可能となる源左の魔銃は貴重ですぞ」
ラペイジと呼ばれた魔銃使いの横にいる小柄のマーマインがそう発言する。
「あぁ、それはそうだが――」
ラペイジは、また魔銃を構えて撃ってきた。魔矢も飛来――。
相棒は「ンン――」と喉音を鳴らし真横に飛んだ。
弾丸と魔矢を避ける。
盾持ちもいるが、盾ごと倒してやろう。
数十の<仙玄樹・紅霞月>を発動。
<仙魔・暈繝飛動>の効果で、俺の周囲に発生していた霧のような魔力から――月の形をした血、樹、水の塊の<仙玄樹・紅霞月>が飛び出ていく。
マーマインの魔銃小隊に向かった。
パヴィスのような盾と<仙玄樹・紅霞月>が衝突。
その盾を突き抜け、盾持ちマーマインの体を貫き倒す。
そこに、アドゥムブラリの<魔矢魔霊・レームル>の魔矢が盾のなくなったその魔銃部隊と周囲のマーマインたちに降り注いだ。
「げぇぁぁ」
「逃げ、れない――」
「あぁぁ――」
横陣を維持しているマーマインたちに加えて死体が壁となって身動きが取れないマーマインたちが多い。
そのマーマインたちの体に<魔矢魔霊・レームル>の魔矢が突き刺さりまくる。
が、ラペイジと小柄のマーマインに射手のマーマインは、頭上に魔法防御の膜を展開させつつ爆弾か何かで死体を吹き飛ばして後退。
急ぎ、味方の場所を把握しつつ――。
――《氷命体鋼》を発動。
烈級:水属性の《氷竜列》を繰り出した。
無数の龍頭を象った列氷がマーマインの死体を凍らせながら、宙空を劈く音を響かせて突進。
複数の龍頭が一つの巨大な氷竜と成った刹那、逃げたラペイジと複数のマーマインを飲み込むように氷竜が地面と衝突。
凍り付いたラペイジらしき存在は辛うじて見えたが――もう見えない。
マーマイン瞑道の中と、手前のガレ場が銀世界となった。
宙空ではダイヤモンドダストが吹き荒れる。
数百のマーマインたちの凍り付いた死体が硝子の破片のように粉々に吹き飛んでいるから視界は一気に悪くなった。
「ひゅ~」
口笛を吹いたアドゥムブラリが寄ってくる。と、<魔弓魔霊・レポンヌクス>の光の弦から血の魔矢を【マーマイン瞑道】の奥に向けて射出――。
血の魔矢は洞窟の内部を劈くように直進し、大柄のマーマインの頭部を見事に射貫いた。
<魔弓魔霊・レポンヌクス>の光の弦を消した金色の髪が美しいアドゥムブラリは、俺を見て、
「主、スノー・コア・フルボディと氷ドラゴンは凄まじいコンボだ!」
と褒めてくれた。
続いて沙が、
「うむ。強力だったが、器、寒くなるからあまり使うな!」
「うぅ、少し怖かった……」
「はい……」
「ンン――」
神獣は<神剣・三叉法具サラテン>たちの声が聞こえた後方へとバックステップ。
頭上にいた沙・羅・貂のパンティのような紐のふんどしが見えたが、指摘はしない。
【マーマイン瞑道】からは、新手のマーマインの素槍部隊が現れ続けている。
そんな【マーマイン瞑道】の中に、偽魔皇の擬三日月の大斧を防御に使いながらアドゥムブラリが宙空から突進――。
<魔矢魔霊・レームル>を周囲に生み出し飛ばしながら――。
<魔弓魔霊・レポンヌクス>を振るい、光の弦でマーマインたちを薙ぎ払うように倒していく。
「妾たちも突撃じゃ、アドゥムブラリに負けられん――」
「「はい!」」
沙・羅・貂も神剣と神刀を華麗に振るいマーマインたちを薙ぎ倒す。
ゼメタスとアドモスも「「我らも中に――」」と突進していく。
「相棒、マーマイン瞑道の外にいるマーマインの部隊はケーゼンベルスとサシィ、ツアンたちに一旦任せよう。俺たちも瞑道の中にいる敵を倒しまくるぞ」
「にゃお~」
駆けた神獣ロロディーヌ――。
「右の壁際から黒髪の魔界騎士が乱入してきたぞ――」
「髑髏騎士や金髪野郎に女剣師たちより、あの槍使いが厄介だ!!!」
「トグラス槍部隊突撃――」
「「「おう」」」
マーマインたちが素槍を突き出しながら突進してくる。
その<刺突>系統の槍衾を――神獣は跳躍してあっさりと避ける。
そのまま壊槍グラドパルスを左から右へ振るう<龍豪閃>――。
マーマインたちの首を跳ね、相棒は着地すると同時に周囲に触手を四方八方に飛ばす。
触手から出た骨剣が、マーマインを串刺しにして倒した。
その触手を引き、再び伸ばす。その触手の群れで多数のマーマインを引っ掛けながらマーマイン瞑道の右壁を駆け上がっていく。
――前方のマーマインの頭部を壊槍グラドパルスの<刺突>で潰し仕留める。
複数のマーマインたちは壁に衝突しながら壁際の岩にごりごりと削られて死んでいった。
神獣ロロディーヌは、【マーマイン瞑道】の天井や横壁に触手を突き刺しながら、逆さまのまま駆けていく。
髪は当然ぶら下がる。重力はあるようだ。と考えられるほどの余裕感をもった走りで天井を駆けながら、左側のマーマイン瞑道に着地。
神獣の触手が体に絡まっていたから落ちなかったが、凄まじい機動だ。
「ンン」
その相棒は目の前の手斧持ちマーマインを触手骨剣で串刺しにして倒す。
俺も壊槍グラドパルスで<血穿>を繰り出して、素槍持ちマーマインの胸元を貫いて倒した。
順調にマーマインを倒しながらマーマイン瞑道の出入り口を一掃。
ロロディーヌはそのまま外に出た。ケーゼンベルスが走るガレ場に向かう。
「ウォォォォォン!」
魔皇獣咆ケーゼンベルスは咆哮を発していた。
体を大きくさせながら突進し、まだ残っていたマーマインを吹き飛ばしながら跳躍。
マーマイン瞑道の横にあるガレ場を駆け上がった。
そこを守っていたマーマイン兵士たちを喰らい、爪で薙ぎ払いながら突進を続けて、簡易的な砦を構成していた板を破壊しながら突入。
中に保管されていた荷車とアイテムボックスらしき小箱などが大量に転がっていく。
源左から持ち運んでいたらしい魔石と魔刀や装具が積まれている大きな樽と箱も見えた。
マーマイン瞑道の周囲にいたマーマインはほぼ倒しきったか。
サシィが、
「ケーゼンベルス様、その品は壊さないようにお願いします」
と話しかけていた。
「ウォン! 承知した!!」
ケーゼンベルスは大きな声で応えている。
「ケーゼンベルスとサシィ、神獣と俺たちは、瞑道の中にいる敵を倒してくる」
「分かった!」
「分かりました!」
ケーゼンベルスにサシィと、ツアンとリューリュたちの動きを見てから、
相棒の背中を撫でて、
「……相棒、下の瞑道の敵を倒すぞ。そして、アドゥムブラリとサ・ラ・テンとゼメタスとアドモスの動きを見ながら必殺技を頼む」
「ンンン――」
神獣ロロディーヌは後方宙返りの跳躍からガレ場に着地。
そこからマーマイン瞑道に向けて一気に突進――。
相棒は、少し体を大きくさせた。
口を拡げる――鼻先から炎のプロミネンスが見え隠れ。
――奥へと先行中のアドゥムブラリとゼメタスとアドモスに向け、
「皆、相棒が盛大に炎を吐く、退け――」
「分かった――」
「「承知!!」」
沙・羅・貂は低空飛行で俺たちの横にきた――。
やや遅れて、アドゥムブラリが虹色の魔力を全身から放出させながら戻ってきた。
そして、重戦車のような勢いで地面を削りながら突進してきた光魔沸夜叉将軍ゼメタスとアドモス――。
一瞬、この迷宮に住まう大ボスに見えてしまった。
ロロディーヌは、
「にゃご!」
「ハッ、ロロ殿様!」
「ロロ様ァ、少々お待ちを――」
神獣に注意を受けたと理解しているゼメタスとアドモスの喋りが面白い。
二人の眼窩の炎は動揺しているのか少し小さくなっていた。
そのゼメタスとアドモスも迅速に神獣ロロディーヌの横を走り抜けた。
刹那――。
神獣ロロディーヌは、
「にゃごぁぁぁぁぁぁ――」
盛大な紅蓮の炎を吐いた。
ゴォォォォッという重低音を響かせる紅蓮の炎は波濤のようにマーマイン瞑道に拡がる。中央にいたマーマイン部隊は一瞬で紅蓮の炎に飲み込まれて消えた。
周囲の積み重なったマーマインの死体も飲み込まれた。
炭化した瞬間も見えない。
分かってはいるが、神獣の炎は凄まじい威力だ。
そして、汚物は消毒だ。否、消滅だな。
続きは今週
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