第零話 主人公 #とは
能力に気付いたのはいつ頃だっただろうか。あー、確か小学三年か四年の夏休みだった、な。
図画工作の宿題か何かで粘土を弄ってた時、こんな形にしたいなーって思いながらナイフを粘土の塊に突き刺したらその形に変形したんだ、な。あれは驚いた。
んで親に話したら超能力だ、って言って夏休みに能力の強化と制御をして、他人にバレないようにしたんだよ、な。何で超能力を普通に受け入れたのかって聞いたこともあったんだが、知り合いに能力持ちとかいるから、って言ってたよーな。どういうことだよって思ったがまあいいか、な……
勿論って言ったらどうかとは思うが、どっから漏れたのか(俺や家族ではない筈だから、能力を練習している時に見られたんだろう、な)その事で何回か狙われたことがある。命を狙われたのは少ないとしても能力目当てで研究所やら闇組織やら……小学六年にあがるまでまで続いた、な。そんなトラウマでもないが思い出したくもない。
小学六年にあがると国にも気付かれてたらしく、お偉いさんが保護してくれることに。そっから派遣された白川 孝先生(当時は大学生だったけど)や他にこの地域にいた能力持ちと一緒に中学三年まで過ごしたんだよ、な。
中学生になってから能力持ちで集まって『DOAG』、ドロップアウトアビリティグループというグループを組んで、この辺で起こった異能絡みの事件とかに首を突っ込んでた。中学二年ででっかい事件があってからは全く無かったんだけど、な。
そして中学三年、春。先生からこれからの高校生活を決めた出来事があった。
「クロス学園……なんですかその色々交錯して事件が起きそうな名前の学園は、な」
「いやいや、黒須と書いてコクスって読むんだよ。確かにクロスって呼ばれることもあるけど」
黒須学園。元私立の現国立とかいう不思議な学園で、初等部から大学まであるマンモス校。どころじゃなくて、半島一個学園都市になっている凄い学園で、地味に人気も高いんだそう、な。国立になった理由は、表向きは学長が国に寄付したってことになってるが、本当は学長や多数の生徒が能力者だったり人間じゃなかったりするから国立にして支援を受けざるを得なかったから、という話らしい。
最近物騒だから、住居とか学費とか提供するから数人来てくれないか、ってことらしい……
話し合いで俺を含む七人が行くことになった。後輩にも一人行く予定の人が居るんだが、来年まではこっちに居るんだとか。受験受かるといい、な。
そして受験はこの場合でも必要らしく、受験を終え……
「ん……」
次は黒須、黒須ですと電車のアナウンスがあっている。どうやら寝てたらしい、な。
周りを見ると……あー、一人はゲームして一人は外見てるが他寝てるな。
外を見ると、流石と言える位でかい学園の建物らしきものが見える。一方を山、三方を海に囲まれた、半島一個を学園都市にしたここ、黒須。地名は学園が国立になったことで、もともと別の名前だったのがこうなったとか。俺たちはこの学園内にある寮に住むことになる。
あ、そうだ。あっちで手続きとかやってる先生に連絡取らないと……
「……もしもし、泉先生ですか、な?」
泉 赤羽先生。黒須学園の先生らしいんだがまだ会ったこと無いんだよ、な。白川先生の知り合いで学長からこの仕事を任されたらしい。燃えるような赤髪をしてるからすぐわかるらしい、な。
『もしもし、ニシキョウ君かしら?』
「あー確かにニシキョウっても読みますが違います。西京 圭です、な」
『サ、サイキョウ……まあいいわ。とりあえずクラス発表やってるんだけど、西京君ともう一人は私のクラスよ』
「ここで言いますか……入学式前に発表やるんですか、な?」
『そうみたい。私も実は二年目だから、学校の方針とかよくわからないわ……』
マジですか、な。
黒須学園。この学園生活で、俺たちは様々な事件に巻き込まれる。首を突っ込むまでもなく巻き込まれる。いつものことだけど、な。
その時俺の頭にちらつく『PRIME』の文字。意味は『素』だったと思うが……これは何を意味するのだろうか、な。
なんにしても、突き進むしかない、な。
はい、大学受験を終えました紅蓮です。高校三年生になってからずっと書きたいとは思ってたものになります。ただ完全理系の学生が書くものなので誤字脱字その他分かり辛い点などありましたら遠慮なくツッコんでください。
それとある程度進んだらキャラクター募集を行おうかなとも思っています。前の自分を知ってる方なら「なんだいつものか」って軽く流してください(
それと、このお話はフィクションですが、作者の体験も混じってますのでご了承ください。




