一話 俺のステータス。
俺が街に帰ろうと、歩き出した時。 ガサガサッ!
「何だ?」 俺が面倒だなと思いながら言うと出てきたのは、白いライオンのようなモンスターの群れだった。
「ホワイトフェンリルか・・・クエストに納品依頼もあったような。確か牙だったな取って帰るか。」
「ガォォォォッ!」 「うるさい、止まってろ!」
俺は目を見開き、そう言うとホワイトフェンリルたちは動きを停止した。 正しくは、停止「させられた」
ホワイトフェンリルは中級冒険者が五人がかりで三匹をやっと倒せるような上級モンスターで、いつも群れで行動しているため他の上級モンスターより、厄介だと俺は思っていた。
「よし、動きが止まったな。」
俺は当たり前だと今では思っているが、他の盗賊と一度狩りに言った時は他の奴らに怪奇な目で見られたものだ。
その時から俺は一匹狼と化した。
他の奴らが気になっていたステータスだが、こんな感じだ。
中田雅 65Lv 種族 サタンハーフ
力 2100 +2000
速さ 500
防御 2100 ×2
魔力 ?????
身長 175cm スキル
体重 65kg 夢幻眼
巨神の贈り物
魔王の子
神の子
天才
[魔法]
火 Lv8
水 Lv10
光 Lv 15
闇 Lv????
無 Lv50
こんな感じだ。
まず、説明は種族からだ。
俺はどうやら魔王と戦いの神とのハーフらしい。 そんなことあるんだな。神と魔王が子作りなんて。
話を戻そう。 それでサタンハーフになった。 なぜゴットハーフじゃないのかは、知らん。
サタンハーフは魔力がとんでもないので、魔力が???になっている。
闇魔法も同じく。光魔法が使えるのは神の子どもでもあるから。
次はスキルだ。
まずは、夢幻の目。 これは自分の目で相手の目を見ると、相手の自我を無くし自由に動かせる。 一度に五人までしか動かせない。
対象の効果が切れるには、対象が死ぬしかない。
次は巨神の贈り物。 これは親、どうやら父親の戦いの神の贈り物らしい。
効果は、力+2000と防御×2倍。これだけでもかなりのチート。
次は魔王の子と神の子
魔王の子のスキルは、悪魔に崇められ、悪魔を配下に加えることも出来る。
神の子はその逆で、天使に崇められ、天使を配下に加えることも出来る。
しかも、全魔法耐性も付く。スゴい。
しかし悪魔と天使は敵対しているので、同時には配下に出来ない。
天才は、一時間ほど練習すれば、大体の事は出来るようになる。
こんな感じだ。
Lvはこの世界では低級。最高は、Lv628らしい。
1~100までは低級。101~200は中級。201~300は上級でここらへんまで上がると一人前の冒険者になっている。
ちなみに、最高Lvの人は魔法使いらしい。会ってみたい。っていうか戦ってみたい。
そんなことを思いながら、俺はホワイトフェンリルの牙を取っていた。
ちなみに、雅のレベルは最高レベルのやつと普通に闘えば絶対勝ちます。