十七話 俺VSプロメテ・エピメテ兄弟 二
短いですが、次は長くします!
「兄さん!邪魔しないでよ!」
「邪魔じゃない!二人で戦えば勝つ可能性があるんだ。俺ら一人ずつじゃ・・・な。」
攻撃してくると思ったら、言い争いをしている。
(全く。そういうのを決めてから戦ってほしいな。)
「兄さん、それは分かるけど、約束なんだ。」
「いいぞ。二対一で。元々そう言ってたし。」
俺は確かに、言っている。
「ほら、敵が言ってるんだ。なめられてるぞ。」
どうやら、その言葉がエピメテに火をつけたのか、
「くそ....なめられるなんて! 後悔させてやる!」
「そうだ。それでこそ俺の弟だ!」
「なんだか話が纏まったようだな。それじゃ、開始!」
軽く言い放った。
先に動かせてやった。
「そちらからどうぞ。」
明らかになめている口調で言ってやった。
そうするとさらに火がついたのか、
「殺してやるからなっ!」
「後悔してもしきれない位に苦しめてからな。」
兄弟の絆がさらに深まったようだ。
「光光二段合成魔法・・・・」
(何!? 二段合成が出来るのかコイツ・・・。)
「・・・シャインスパーク!」
すぐ近くに太陽が落ちたと思うくらいの光が俺の目を襲う。
兄弟たちは目をふさいでいたらしく、今にも攻撃してきそうな気配だった。
(目は見えないが・・・流れを・・魔力の流れを見るんだ!)
俺は魔力の流れを感知して、目が見えないながらも魔法を放った。
「・・・・闇無魔法、悪夢。」
この魔法は寝ていなくても効き、範囲内に居る自分以外の生物に幻惑を見せるという魔法だ。
特にダメージは与えれないが、同士打ちしてくれたり、時間稼ぎになる。
「何だ!いきなり、スプラッシュドラゴンが・・・。」
エピメテは伝説のドラゴンの幻惑らしい。
「・・・コッチはフェニックスエレメンタルだ・・・。」
プロメテは不死鳥の形の精霊王らしい。
さぁ、時間よ経て!