8/12
獣の国
獣の国
2人は獣に囲まれている。今回も森の中だった。
四脚で鋭い牙を持つ狼のような生き物。数は7頭。
2人は背中合わせに先の森の中で用意した枯れ木に火を付ける。
木材の用意は充分にある。
2人の前から獣が去り、安全を確認してから手を合わせて喜ぶ。
下手に移動をするのも危険と判断して、2人はこの場所に留まることにする。
体調が万全になった2人だが、先の森の中でも治らなかった傷が姫にはあった。ひび割れのような亀裂が腕に小さく入っていた。
原因が首飾りによるものかわかるまで青年が持つことにした。
国の宝が平民の手に渡ることなど恐らく初めてのことだった。
次の場所へ移動します




