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森の中
森の中
森の中にいた。
呼吸が苦しくない。
ゆっくりと深呼吸して新鮮な空気を肺に送る。
ここは長居しても大丈夫な場所であると姫は静かに確信する。
安静に眠る青年から離れず姫はできる限り周囲を調べることにした。
見慣れない果実は細かく砕いて舌の上に乗せて毒性があるか確認する。
大きな成果は、蒼色の葉の露に傷を癒やし痛みを和らげる効果があることに気づいたことだった。
いくらか時間が経ち、青年が目を覚ましたとき、
姫は身分も気にせず喜びのあまり青年に抱き着いた。
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