11/12
砂の国
再び砂の国
景色一面が砂だった。
黒い渦に飲まれ、最初に移動した場所へ来た。
建造物は前に見たときより風化が進んで今にも崩れてしまいそう。
蜘蛛の光沢ある体も砕けていた。
それが蜘蛛だとわかったのは光る1つ目がまだ濡れていたからだろう。
姫と青年は手を強く繋ぎ、砂嵐に耐え、この国の出来事を見逃さないように目に映した。
砂の中にある唯一の建造物の中に入り、2人は元の衣装に着替え直す。
「自分たちの国へ帰れる」
2人は口に出さず、首飾りを2人で握り締めて光るのを待った。
移動します。




