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私とフリード様との婚約が整った。
どうしよう、嬉しい。
ずっと大好きだったフリード様とこれからも一緒にいられるなんて幸せすぎる。
後一年。学園卒業をもってフリード様と結婚することになる。
やったぁ。
ノーチェ子爵領のことを勉強するためにフリード様とお義父様は領地で過ごしておられる。羨ましいなあ。
だから私も時間を見つけては領地に帰るようにしている。
フリード様はこれまでの経験を元にノーチェ子爵領のこともいろいろ手伝ってくれている。私も一緒にいたいな。
学園での生活も私が婚約したことにより、更に落ち着いたものになった。
成績順のためAクラスはこの3年間ほぼ同じメンバーで過ごしている。このクラスにもたくさん助けてもらった。アメリア様をはじめとした高位貴族様とも仲良くお話できるような仲になった。
その方々からも私の婚約は祝福してもらえた。
お家の方からフリード様の過去を聞いた方も、いたよう。それでももう、誰も何も言わない。
もう、昔むかしのお話になっているのだ。
(しかも公になってない話だし)
何か言われるかもと、ちょっと心配しちゃった。
良かった。
はじめはどうなるかと思った学園生活だったけど、最後は笑って終われそうです。
結局、楽しい学園生活でした。
この生活が終われば、ずっとフリード様と一緒です。
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学園卒業後
全てを祝福するかのような青空の中、ノーチェ子爵領で結婚式が行われた。
弾けるような笑顔の新婦を慈しむように見つめる年上の新郎の姿がそこにはあった。
その二人の姿を誇らしそうに見つめる領民たち。
空をゆく鳥さえも二人を祝っているかのようだった。
青空に見える太陽は、これからの領地を照らしていってくれることだろう。
初恋を叶えたルナリアの人生はこれからも続いていく。
ずっと初恋を大切にしたルナリア。
その想いを受け止めたフリード。
二人のこれからが、幸せでありますように。
そう、祈ろう。
ーお兄様、幸せになってくださいねー
お読み頂きありがとうございます。
これにて完結とさせていただきます。
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