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 0 プロローグ どうしてこうなっているのか?

 1話がすごく短いです。

 このプロローグで250文字いってない。

 本編も1000文字超えはありません。


 さあ、お楽しみください。

 私は今、床に縫い留められるように横たわっていた。

 目の前には、獰猛な光を宿した目をした男がいる。

 男の薄い唇が開き、舌が唇を舐めるように、左から右へと動いていった。


 ……ではなくて、本気で舌なめずりをするなー。


 それになんだよ、その嬉しそうな顔は!

 私は獲物じゃないぞー!

 食べたっておいしくないぞー!


 いや、多分……。


 男の顔が近づいてくるのを、目一杯横を向いて避けるようにする。


 それを咎めるように男の手が顎にかかり上を向かされた。


 最後の抵抗とばかりに私は男のことを、涙が滲んできた目で睨みつけたのだった。


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