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26話 作者は自重した、決してノクタやムーン行きになるものかと(メロス風に)

見抜けなかった……、昨日適当に書いたサービスサービスゥが、現実のものとなるなんて

ガールズラブタグを活用する日が来るだなんて……



 かぽーん、と音がしそうな大浴場。

 本当に中世ヨーロッパ風なのか? 古代ローマか現代日本じゃねぇの、とツッコミが入りそうな大浴場にて。

 カミラとアメリは汗を流していた。


 なお、大浴場(温水シャワー・サウナ・ジャグジー・露天付き)は言うまでもなくカミラが現代知識と職人を活用して作ったものだ。


「ふふっ、やっぱり一日の終わりはお風呂よね」


「いやー、流石はカミラ様ですよね。わたしもお風呂と言えば、泡だらけの一人用だったのが、カミラ様がこんなの作ったお陰で、もう広くて暖かいお風呂以外は入りたくないですもの。ウチの両親だって、豪華なお風呂つくっちゃいましたし。最近では貴族だけでなく、一般庶民にも流行っているようですよ大浴場」


「お風呂は正義だと言う事よ……」


 カミラは湯船に肩まで浸かりながら、正面にいるアメリの胸を注視する。


(やはり、大きいわね……)


 カミラとて、水準以上はあると自負していた。

 しかし、目の前のアメリのそれは、大きいと噂されるヴァネッサ以上は確実。

 学院での隠し撮りブロマイド、男性売り上げナンバーワンは伊達ではない。

 何度も言うまでもないが、この元締めもカミラである。

 ――やっぱ黒幕じゃねぇかこの女。


(浮くのは知っていたけど、本当に大きい人のは、たぷんって浮くのねぇ……)


「……そーれ、それ、そーれ」


「カミラ様? 波なんか立てて何しているんです?」


「ある種の目の保養、というやつね」


「はぁ。わたしの胸が波で揺れるのに癒されるのなら、いくらでもしていいですが?」


 女に女が欲情するはずが無い、と信じているアメリにつけ込んで、カミラは波を起こしながら徐々に近づき、男子生徒垂涎のいかがわしい寸前を楽しんでいた。


 一応、弁明しておくと。

 カミラにも同性愛の趣味はない、が、自分に無いものは羨ましいし、何よりおっぱいは母性の塊である。


「あー、癒されるわぁ。…………ねぇ、触っちゃ駄目?」


「駄目です。そこまで許したら、カミラ様絶対暴走するでしょう? わたしは信じてますもの――カミラ様は楽しければ同性でもイケル口だって」


「ちょっとそれ酷くない!?」


 アメリの嫌な信頼に、アメリはガビビーン、とその場で沈み、口を湯船につけてぶくぶくとやり始めた。

 言い返せない自分に、ちょっと嫌悪である。


「髪、濡れちゃいますから。止めてくださいカミラ様。貴女の髪はわたしが乾かすんですからね」


「ぶくぶくぶくぶく」


「あー、もう。馬鹿なことしてないで、背中流しますから一旦上がりましょうカミラ様」


「ぶくぶくぶく、はーい」


 カミラは胸同様に大きい、アメリの桃尻を見ながら湯船から上がる。


(これで腰はきゅっとしてるし、服を着れば着やせするし、原作キャラ様は狡いわねぇ……)


 カミラとて、出るところは出て括れるところは括れている、良い感じのアレではあるが、それは努力の賜物だ。

 アメリの様な、特に何もしていない者とは違い、基本的なポテンシャルが違うのだ――モブとして。


 ワシャワシャとスポンジを泡立たせているアメリの前、シャワーの前の椅子にカミラは座る。


「カミラ様いききますよー」


「~~っ! ひゃん! くすぐったいわよアメリ」


「我慢してください、カミラ様は相変わらず背中が敏感ですねぇ……ごしごし、あ、そうだ。報告があったんでした」


「あ、いいわ。そこそこ……、で報告とは?」


 時折接触するアメリの、大きく柔らかな胸の感触に。

 ユリウスもこうすれば、堕ちてくれる? いやそれはだめだったじゃない、とぼんやり考えながら話を聞く。


「もー、ちゃんと聞いてくださいよカミラ様。カミラ様の派閥とヴァネッサ様の派閥だけじゃなく、全生徒に根回しはして起きました。これで魔法体育祭の間も、ユリシーヌ様がユリウス様として活動出来る様になりました」


「ご苦労様。感謝しているわ。…………ああ、いいわ……、所で何て説明を?」


「よいしょっと。前失礼しますね、……割とそのままですよ。カミラ様の縁談問題に立ち上がったユリシーヌ様が、男装して恋人のふりをする、と言う事になってます。みんな、好意的に協力を申し出てくれました」


「……それって、好意的と言うより面白がって、じゃないかしら?」


 詳しく描写するとアカン事になるが、きっと謎の光とか湯気で隠されて、もっと卑猥じゃね?

 みたいな状態で洗われながら、カミラはボヤく。

 詳しい描写をお届け出来ないのが残念無念である。

 続きを知りたければ、わっふるわっふると――。


 ともあれカミラの言葉に苦笑しながら、アメリはフォローした。


「ま、まぁ……なんだかんだ言って、学院は閉鎖環境的な所がありますし、みんな娯楽に飢えているんですよ」


「……。それで、納得しておきましょう」


 はぁ、と小さく漏らしたため息を、アメリは聞き逃さなかった。


「……ふむ、……ふむ。……ていっ」


「ふあっ! ああぁっ! あん! な、いきなり何するのよアメリ!」


「カミラ様、少し肌が荒れてますよ、それに肩とかお尻とかも、少し張ってます。もしかしてお疲れですか?」


 アメリの問いに、カミラは考え込んだ。

 思い当たる節は結構ある。


「ええ、まぁ。今日一日色々あって疲れているのかもしれません。それに……、いえ、何でもないわ」


 言いよどんだカミラを、アメリは優しく包容した。


「よろしければ、お話くださいカミラ様。わたしに解決出来ない事だったとしても、話すだけで楽になるでしょうから」


「アメリ……」


 カミラは感激して、アメリを抱きしめ返した。

 広い浴場の中で、裸の美少女が抱き合う。

 はて、ジャンルを間違えただろうか?


「そうね……、話すだけなら」


「ええ、それで、少しでもカミラ様が楽になるなら……」


 アメリの体温を心地よく思いながら、カミラはぽつりと吐露した。


「少し、ほんの少しだけ迷ったのよ。ユリウス様が自由で居られるように動いて、それはきっと成されるわ。――でも、私の心は、伝わっているのかしらって」


 今にも消え入りそうな言葉に、抱えた体の小ささに、その震える肩に。

 アメリは思い違いをしていた事を知った。


(ああ、この方は――)


 いつも見ている背中は、大きく揺るがず、自信満々に進む姿。

 けれど。


(カミラ様も、わたしと同じ、ううん。皆と同じ、ただの恋する乙女なんだ)


 いてもたっても居られなくなったアメリは、カミラをギューっと抱きしめる。

 自らも泡だらけになるが、そんな事はどうだっていいのだ!


「カミラ様~~~~っ! カ~ミ~ラ~さ~ま~~っ!」


「あ、アメリ!? 苦しっ! おっぱ大きっ! 息出来なっ…………!?」


「任せてくださいカミラ様っ! このアメリに良い案がありますっ! 必ずやっ、必ずや! お役に立ってみせま――――きゃうんっ!」


「――――ぷはっ! 気持ちは嬉しいけど、窒息死するわよこのお馬鹿っ! このっ! この~~っ!」


 カミラはアメリの気持ちに感激していたが、そこはそれ、おっぱいで窒息死寸前の状態は無視できるものでは無い。

 そこに照れ隠しが重なって、カミラの反撃が始まった――――!


「あうっ! ひゃん! も、申し訳っ! な、何するんですかカミラ様~~!」


「うふふふふふふふ、アメリもおっぱい大きくて肩がこっているでしょう? だから日頃の感謝も込めて揉みほぐしてあげようと思って」


 泡だらけの手をワキワキさせるカミラに、アメリは叫ぶ。


「光栄ですけど、それって絶対なんかイヤらしい感じのアレですよね!?」


「大丈夫よ、安心して力を抜いてね……、これはユリウス様を癒す為に、高級娼婦を呼んで学んだ技だけど、きっと女の貴女にも効果がある筈だから」


「それ確実にアウトなヤツじゃないですかイヤだ――――!」


「あっ! 逃がさないわよアメリっ!」


「ひーん、お助け~~!」


 結局、新たなる扉を開きかけた二人は、ヴァネッサと取り巻き三人の乱入で、正気を取り戻……してはなく。

 何故かヴァネッサの為に同じ技を学んでいた三人組と、お届けできないキャットバトルに発展。

 寮母が怒鳴り込んでくるまで、お届けできない狂瀾は続いたのだった。



皆は知ってしましたか……、週間には総合、ジャンルどちらにもランクインしているという事を

節穴な作者は、今日の昼まで気が付きませんでした。


これも皆が楽しんでくれている御かげです!

有難う御座います!


新規の読者の様も、ブクマや評価よろです。


次回は明日の夕方七時。


ストック先生が先週の土曜には、息絶えていたのですが。

火曜日には残機が少し復活する予定なので、水曜から隔日で二話投稿の予定です。


では、今後もお楽しみを。

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