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始まりのゲーム
プロローグ
「なぁそのゲームって面白いのか?大地?」
「まぁ、俺の評価はBくらいかな。」
大地と呼ばれた少年はそう答えた。
「普通だね。」
彼は山田隆聖。大地の友達の一人だ。
「ところで、綾川翔陽と野山隆司と待丘勇人は何をやっているんだ?」
「ほら、あそこ。」
隆聖の指先には三人の姿があった。その三人は…。
「ら、らめぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「まてぇぇぇぇ。野山ぁぁぁ!」
「ウワヘヘ!」
「ウワヘヘじゃねーよ!」
今、話題のギャルゲー「前輪の国・ユリ」をプレイしていたのだ。