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第三話:マトリアーク

「自分の名はレイノルド・ソル・セドニック。セドニック侯爵家の現当主であり、アルセン聖騎士団に所属している騎士です。ダークウッド連山で行われた魔獣討伐作戦に参加していました。一週間前に山へ入り、作戦を遂行していたのですが……」


 揚げパンを食べ、ミルクを口に運びながら。

 レイノルドはその討伐作戦で、何が起きたのかを話し始めた。


 私達はそれぞれ、客間にあるソファに座ったり、椅子に腰を下ろし、その話を聞くことになる。


 私はベッドのそばに置いた丸椅子に腰かけ、話を聞いていた。


「作戦は順調でした。魔獣と言えど、獣であり、連山の冬の寒さは、体に堪えます。よってその多くが冬眠につき、春を待つのです。今の時期は、蓄えた脂肪がなくなり、筋肉も衰え、体力が落ちています。通常より倒しやすくなるのです。春が来て、目覚めた魔獣は、人間を襲います。それを防ぐためにも、より多くの魔獣を倒す必要があるのですが……」


 そこでレイノルドは、魔獣の知られざる実態を教えてくれる。


「魔獣の生態については、ほとんどおおやけにされていません。実態が分かると、悪用を考える悪い奴らが出てくる可能性があるからです。とはいえ、今回はお話した方がいいので明かしますと、魔獣の生態は、蜂や蟻と似ているのです」


 つまり女王蜂や嬢王蟻のように、多くの魔獣を生み出す、魔獣の女王がいる。ダークウッド連山にいる魔獣は、この魔獣の女王により、生み出されていると言うのだ。


「我々は、彼女のことを魔獣の女王(マトリアーク)と呼んでいます。彼女の子供たちを倒し続けるより、マトリアークを討伐することで、長い戦いに終止符を打ちたいと考えていました」


「つまりマトリアークを倒せば、これ以上、魔獣が増えない……ということですか?」


 私が尋ねると、レイノルドは「その通りです」と応じる。


「マトリアークが生み出す魔獣は、すべて雄。雌はマトリアークのみなので、多くの魔獣が繁殖せず、討伐されるか、寿命が尽きると亡くなります。とはいえ魔獣の寿命は、短くて百年。長いと三百年も生きると言うので、全てが死滅するには、時間がかかるでしょう。でもそれ以上は増えなくなるので、マトリアークの討伐は、アルセン聖騎士団の悲願でした」


 そしてなんと今回の討伐で、マトリアークと思われる魔獣と遭遇することになったのだ。


「通常の魔獣の大きさは、2頭立ての中型の馬車ぐらいのサイズです。ですが今回遭遇した魔獣は、大型の4頭立ての馬車に匹敵するサイズでした」


 それはとんでもない大きさだ。

 そんな魔獣に出会ったら、戦意喪失で逃亡しか考えられなくなりそうだが……。


「その大きさ。さらに多くの魔獣が、黒い毛で覆われていますが、その大型の魔獣は違う。シルバーの体毛で覆われていたのです。マトリアークを実際に見たことがあるという人間はいません」


そう言った後に、こんな恐ろしいことを口にする。


「出会ったら最期ということなのでしょう。文献にも、マトリアークの外見について書かれたものは、見つかりません。ゆえに正解は分かりませんが、共通で書かれていたことがあります。それは通常の魔獣とは、サイズ、毛色が明らかに違う。遭遇すれば、それがマトリアークであると分かる……そう書かれていたのです。そして確かにあの魔獣を見た時、皆が『マトリアークに違いない』と思ったのです」


 その結果。


 激しい戦闘が始まる。


「その体毛は、普通に剣で突いても、剣が壊れるか、弾き返されてしまう。聖水をその剣にかけ、切り込まないと、傷一つつけることができません。それは矢や槍でも同じです。それが分かってからは、まさに三日三晩の死闘となりました」


 マトリアークとの戦いは、それでも決着がつかない。

 多くの騎士が傷つき、戦線を離脱していく。

 そんな中、レイノルドは一つの策を思いつく。


「一か所だけ、毛色が違う場所を見つけたのです。それは人間で言うなら、首の後ろ」


 レイノルドは手で、自身の首の後ろに触れた。


「明らかに色が違うと言うことは、何か意味があるのではないか。つまりは弱点。銀色の毛は、通常の剣、弓、槍の攻撃が通りません。でも毛色の違う場所は、通常の攻撃が通りやすいのではないか。そこを攻撃することで、マトリアークに大きなダメージを与えることができるのではないかと考えたのです」


「マトリアークは、4頭立ての馬車に匹敵するサイズなんでしょう? そんな場所を狙うなんて、無理ですよね?」


 好奇心旺盛のギルが、思わずそう口にすると、レイノルドが答える。


「ええ。正面から立ち向かっても、届く場所ではありません。ゆえに木に登り、矢でその場所を狙うことにしたのです」


 元々毛色が違う場所を見つけるきっかけも、木に登り、矢で攻撃をしていたからだった。


 そこで矢が得意な騎士数名が木に登り、彼らがいる木の場所へ、マトリアークを追いやることにした。


「作戦の決行は早朝です。気温がグッと低くなった朝でした。吐く息に含まれる水蒸気が、氷の結晶となり、そこに朝陽が射し込む。キラキラと輝き、晴天の中、まるで雪が舞っているようです。そんな中、マトリアークがついに自分達の前に、その姿を現わしました」


 矢を放つタイミングは、一斉に。

 悟られたら、回避される。

 息を潜め、その時(攻撃の瞬間)を待つ。


「今だ――となり、矢が一斉に放たれました」


 矢は、聖水をつけたもの、つけていないもの、混ぜていたが、全て命中していた。そして矢を首の後ろに受けたマトリアークは咆哮をあげ、激しくその場でのたうち回る。


 レイノルドの予想通りだった。

 首の後ろの毛色が違う部分。

 そこは聖水を使っていない、通常の武器の攻撃でも通る。

 つまり、弱点だったのだ。


「『勝った!』と思いました。ですが突然、ものすごい振動を感じ、体が木の枝から浮かび上がったのです。気付いた時には地面に向け、ものすごい勢いで落下していました」

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