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結局40点の正体とは何だろう?

今回は小説での高得点の意味について、でしょうか? 昔は色々ありまして……。

 小説でコメントを貰えるのは最初こそはただ貰えるだけで嬉しいと思うんですが、だけど慣れてくると一部の作家だと点数の事を気にするようにもなった覚えがあります。


 互いにコメントをし合うというルールに従う事を決めた作家同士なら確かにコメントと点数は保証されるとは思いますが、でもやはり長く活動すると必ず後から来る作家、つまりは自分から見て後輩に該当する作家も現れて来るから、どうしても自分の作品のレベルが後輩達よりも上である事をアピールする必要もあると考える作家も出てた覚えがあります。


 あのサイトだと0点から50点、これを10点刻みで評価をする訳で、30点がまあ所謂普通評価になる訳ですが、慣れてくるとやはり40点を狙いたくなるものです。しかしここで問題なのは40点を狙うにしても必ず手にする方法が事実上存在しないという事だったんですね。


 評価をするのは良い言い方をすれば堅苦しい考えで作風やその他やり方を強要するプロ狙いの作家では無くて、本当に遊び気分で集まってる者達なんですが、悪い言い方をすると文法が完璧だから高得点を必ず保証してくれるという訳では無いんですよね。そして面白い話にしても、それが必ずしも評価をする活動者の心に絶対に響くかどうかという保証もまるで出来ないという事なんですね。


 勿論活動者は人ですから、自分にとって面白いと本気で思えなかった場合は確実に40点なんて出さないと思いますし、文法が完璧であるから面白い話になるという確定も無いので、文法が良ければ高得点が確定されるのかというと勿論そんな事もありませんでした。寧ろ、文法はどうでもいいから面白いと思える内容が大事なのか、面白さは多少犠牲になってても文法はしっかりさせるべきなのか、その辺のバランスが凄く難しかったと思いますし、結局の所はほぼ直感で面白いと感じた時だけ高得点、特に40点以上というケースが殆どだった記憶があります。


 なので作者自身で言えば折角今までよりも描写の方や表現方法を強化したつもりでもそれが点数の増加に繋がる保証も無かったですし、そしてストーリーの方も作者にとって強いと思えるようなものにしたとしても結局それらが点数の増加に繋がるという保証も出来ない訳だったんですね。結果的に40点を逃す、或いは30点しか来なかったりする事もあって、特に先輩気取りしてる活動者だと高得点が無いと先輩としての風格を持てないと思い込んでしまう事もあったとか無かったとか。


 しかし表現力や文章力そのものが高得点に繋がる保証が無い以上はやはり所詮点数は読んだ人の直感で決まるものと諦めるしか無かったかもしれません。そして面白いと思えるとしても、それは表現の仕方が面白いのか、物語の構成のさせ方が面白いのか、面白いという意味でも色々と種類があると思います。


 そういう意味でもあまり点数には拘り過ぎない方が良かったかもしれないと思うあの当時でした。しかし、やはり点数が高い作者の方が見栄え的には尊敬もされやすそうに感じますし、そしてまあこれは……あくまでも本人の人間性の話に関わるとは思いますが、後輩の作品の方が先輩である自分よりも高評価が多いのを見てしまった場合に何を感じるか……。


 そんなこんなで昔は点数に拘る活動者が多かったと思ったと感じたそんな話です。

高得点は誰でも欲しいとは思うけど、でも文法が良ければ必ずしも貰える保証は無いし、直感で点数は決まるので狙って高得点を受け取るのはホントに無理だと思います。

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