交流の場に踏み込む為に、感想の返答に一つ特徴を加えて……
威圧的な雰囲気を持った交流サイト内の活動者達に対抗する為に自分が取った方法は……。
例の交流サイトに踏み込んで、そしてコメントルールの話も理解をした上で確かに活動は決めましたが、やはりどうしてもこれからの活動での不安が圧し掛かってました。そのせいで数週間の間投稿も他者へのコメントも出来ずにいました。流石に指摘をされた次の投稿の時は他の作者にコメントをしましたが、そこから次の投稿をする時に少し戸惑ったと言うべきでしょうか。
あの同じ学生同士、そして中には中学生も混じってる中であの妙にネット環境に慣れた者達と対等に渡り合う為にはどうすればいいか、勿論強い発言や暴言なんかで対抗するのはそれはただの力の誇示でしか無い為、確実に成功はしません。
しかしそんな中で1つの突破口が見つかったのです。
それは、コメント返しに1つの工夫を加える事でした。
例の交流サイトでは感想、つまりはコメントが来た場合はそれに対して返答をしますが、それをあのサイトではコメント返しと呼ばれてましたが、通常であれば返答をするのは作者が行なうのが一般的と言えます。他の活動者が何かしらのコメントを残した場合、次の小説を投稿した時に受け取ったコメントに対して返答するのも決まりとなってましたが、勿論ほぼ全員が一般的な方法でコメント返しをしてました。
本当に一部の活動者だとコメント返しそのものをしないケースもありましたが、さて、自分が取った手段とは……
それは作中のキャラにコメント返しをしてもらうというものでした。
突然これを言われてもイマイチどういう内容なのか理解しにくいかもしれませんが、小説を描く場合、確実に登場人物が存在すると思いますが、そんな彼ら彼女らが作中の設定の性格そのままでコメントを書いた活動者に対して返答をすると思うとどうでしょうか? 当然性格も十人十色である為、登場人物の数だけ個性を使う事が出来ると思って間違いは無いでしょう。
当時はこの方法を使う事で交流サイトの輪に入って、尚且つ活動者達の威圧感に負けないように皆と関係を保つ事が出来たのですが、では、次回に登場人物によるコメント返しによる利点を説明してみたいと思います。
小説の感想をキャラで返答してもらうっていう発想は少なくとも当時は自分しかやってない事だと思ってましたが、実は……。