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最初の実戦訓練 日常ルーティン開始

【最初の実戦訓練 日常ルーティン開始】


 さて、次の日から毎朝6時起床して、ランニング。

 

『おはようございます。あなた達がお坊ちゃまの班の人たちね。エレーヌと言います。宜しくね』


『私がロベルト。宜しく』


『(ロベルトさんって格好良すぎない?)』


『(というか、ジュンだって王子様フェイスだもんね。エレーヌさんも美人だし)』


『(やっぱり王族とか上級貴族ってルックスのいい人多いよね)』


『ヒソヒソ話は後。じゃあ、いきますよ。ああ、いいですか自分のペースを守ること。無理しちゃダメよ』


『『『おー!』』』


 僕は今日だけはコースを覚えてもらうために

 班員と一緒に走る。

 でも、明日からは各自のペースで走ってもらう。


 例えば、僕とかエレーヌだと、

 100m10秒ぐらいの速度が出る。

 マラソンなら、多分2時間強ぐらい。

 前世ならオリンピックに出場できる。


 ロベルトだともっと凄い。

 多分、100mだと8秒ぐらい。

 マラソンだと1時間半ぐらいでいけちゃうと思う。


 もう、野獣並みの体力がある。



 コースは、単純に学院の敷地を回るだけ。

 1周は10kmぐらいになるように設定してある。


 これを1時間と時間を区切って周る。


 コースは、単純に学院の敷地を回るだけ。

 1周は10kmぐらいだ。

 アップダウンを交えて風景が単調にならないようにしている。



 これを1時間と時間を区切って周る。


 僕とエレーヌはいつもデッドヒートするんだけど、

 だいたい3周する。

 ロベルトだと4周だ


 班員の3人はなんとか1周をクリアした。


『はあ、これが毎朝……』


 げっそりする3人。


『はい、これが朝食セット』


 僕は彼らに朝マ○クを渡した。

 ソーセージチーズマフィンにジュース。


 今日のジュースは、クランベリーミックスジュース。

 クランべリー・リンゴ・ブドウのミックスジュースだ。

 そこに麦芽糖を混ぜてある。


『あー、天国にいる気分!』


『ホント、美味しすぎてなんだかもう1周いけそう』


『あれ、ステータス+50ってなってる』


『これはこの朝食メニューの強化効果だよ』


『すごすぎる。じゃあ、メニューによってはそれ以上ってことも?』


『まあね。それは君たちの頑張り次第』


『『『頑張る!』』』


 ◇


 夜は寝る前に、訓練場で魔法の特訓。

 二人ペアで、失神したら、ペアの片棒が魔石を補充。

 魔石は、魔素バッテリーが魔道具化できたので、

 実際に使用を開始している。


 魔法が習熟してきている生徒には、

 より高度な魔法を教えることも追加した。


 魔素バッテリーはその名の通り、

 空中に漂う魔素を集積し、魔石に変換する魔道具だ。

 ただ、魔素が薄いせいか、集積率が今一つで、

 アニエス先生と魔法陣の書き換えを研究中だ。


 ただ、魔石は次々とできるので、

 エレーヌと一緒に魔石を薬に応用できないか、開発中だ。

 僕たちに薬師スキルはないのだけど、

 エレーヌは回復魔法持ちだし、僕は“料理人”のお陰で、

 準薬師のような能力がある。

 


『はい、お疲れ様』


 僕は、班員にハーブティーを勧めた。

 エレーヌ自慢のアロマ香るハーブティーだ。

 鎮静効果のあるラベンダー、カモミール、

 ベルガモットなどの香りを日替わりで出している。


『ああ、落ち着くわー』


『これ飲むと、スッキリ寝られるのよね』


『うん。朝までぐっすり』


 もっとも、僕は彼らの訓練を見届けた後に、

 自宅に戻って自分の訓練だ。


 学院の訓練場は防御が薄くて、

 僕が思いっきり練習できない。

 破壊するのが目に見えるからだ。



ブックマーク、ポイント、感想、大変ありがとうございます。

励みになりますm(_ _)m

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