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2/2

した回数をカウントしてた幼馴染彼女だけど...

兄貴は常日頃から、

俺の幼馴染彼女を狙ってた。


兄貴にとっても幼馴染である

アイリだけど。


髪型ポニーテールで目鼻立ち整っててアイドル並みに滅茶苦茶かわいいんだ。

それにスタイルもいいから。

巨乳だから!


だからこそ。


兄貴は、


「いつか、おまえの彼女寝取っちゃぉ!」


などと冗談めかして言ってたんだ。


俺とアイリが事を始めようとした

その時だった。


兄貴が部屋のドアを開けた。


バイトに行った筈なのに。

随分と早い帰宅だなと思った。


ちょうどいい。


今すぐに真相を確かめられると思った。


「おい、兄貴!!」


俺はベッドから降り立ち、

兄貴の胸ぐらを掴んだ。


「なんだよ、ユーマ?

なんで喧嘩ごしなんだよ?」


「おまえ、アイリと寝たな...!」


「おっ、鋭いな...なんで分かった?」


「回数だよ、俺とアイリは

行為の度にカウントしてたんだ」


俺が兄貴に殴りかかろうとした時だった。


アイリが声を上げた。


「やめてよ!ユーマ!」


咄嗟に、兄貴や襟ぐりを離した俺。


振り返るとアイリが、

きれいな指を折って確かめるように何やら数えていた。


「間違えてた...!ユーマ!

私、ユーマと夢の中でした回数も数にいれてた!!」


「な...」


俺は兄貴に向き直る。


兄貴はふっと鼻で笑ってた。



「俺も、アイリと夢の中でしたな」


「...っ!だからこその、

アイリと寝た、発言か...!」


「そーゆーこったw」


夢の中でも許せねぇ、と喧嘩しようとした時だ。


アイリがベッドから降りてきて俺の背後からハグしてきた。


「やめてよ!双子兄弟仲良くしてよ!」


続けて。


「私が数え間違えたのがいけないの!

夢でしちゃう位、ユーマのこと好きなのが

いけなかったの!」


そんなセリフを吐かれて。


俺はほわっと、肩の力が抜けて戦意を喪失したのでした。


読んでいただき有難う御座います。

もし良かったら星を投げてくれると喜びます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 兄貴の顔の形が変わるまで殴ればこれからは間違えられへんな!
[一言] 丸め込まれてら
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